「米国株小幅高、電気自動車関連株が大幅高」
「テスラが7%近く上昇。リビアンは17%上昇」
「4-6月期の電気自動車出荷が大幅増加」
「6月ISM製造業景況指数46.0(前月比-0.9)」
7月3日の米国株は上昇しました。上昇率は、NYダウが0.03%、ナスダック指数は0.2%でした。4-6月期の生産台数、出荷台数を発表したテスラが大幅高となりました。
テスラの株価(3日)
279.82ドル(+18.05ドル、+6.90%)
テスラの4-6月期
生産 479700台(+85%)
出荷 466140台(+83%)
テスラの4-6月期の出荷台数は前年同期比で8割を超える伸びとなりました。直前の四半期である1-3月期(生産44万台、出荷42万台)も大きく上回っています。テスラは19日に決算を発表します。決算内容に対する期待が高まり、株価が上昇しました。
テスラと同様に4-6月期の販売状況を発表した電気自動車メーカーリビアンの株価も大幅上昇です。
リビアンの株価(3日)
19.56ドル(+2.90ドル、+17.41%)
リビアンの4-6月期(カッコ内は1-3月期)
生産13992台(9395台)
出荷12640台(7946台)
3日の米国市場では、電気自動車メーカーの株価が軒並み大幅高です。4日の東京市場でも電池に関連する企業への関心が高まる可能性が高くなります。
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ISMは3日、6月の製造業景況指数を発表しました。
ISM6月製造業景況指数(前月比)
PMI 46.0(-0.9)
新規受注 45.6(+3.0)
生産 46.7(-4.4)
雇用 48.1(-3.3)
供給配達 45.7(+2.2)
在庫 44.0(-1.8)
PMIは前月比0.9%P低下して46.0となりました。厳しい内容です。雇用指数の低下を受けて、今週7日に発表される6月雇用統計に対する目線が下がることも予想されます。
アンケート対象企業のコメントを以下に引用します。
「米国経済の減速を受け、23年以降の業績予想が下方修正された。取引先はかなり先の購入に消極的だ」。 [コンピューター・電子製品]
「顧客の注文は確実に減速した。23年後半は前半より良くなると考えていたが。しかし、そうではない」 [化学製品]
「4-6期の売上が減少し、在庫水準が上昇する懸念があった。しかし、需要は今のところ安定している。年末の売上高は昨年並みを予想」 [輸送用機器]
「景気後退の懸念が迫る。設備投資の見直しが高まっている。遅れてはいないが、支出と計画は管理され、優先順位がつけられている」 [食品・飲料]
4-6月期は安定している。ほとんどの汎用化学品は下降傾向」 [石油・石炭製品]
「ビジネスは健全な受注残で安定している。しかし、新規受注は24年にずれ込んでいる」(機械)
「北米需要は安定。しかし、欧州市場は23年後半と24年に減速傾」[金属加工製品]
「素材の投入コストは継続的に下落。」[紙製品]
「好調な受注残を維持。工場従業員の雇用と有能な管理職候補の確保に苦戦している。離職率が高い」[第一次金属]
7月4日午前6時10分記