「ナスダック指数1.1%下落」
「テスラ6%下落、NVDA3.7%下落」
「リード役に利益確定売り、中小型株は堅調」
「しまむらが決算発表、原価率上昇、人件費上昇」
6月26日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが0.04%、ナスダック指数が1.16%でした。ナスダック指数中心の下げです。
過熱感を伴って上昇してきた銘柄に売りが膨らんだ、と認識しています。代表例はテスラとNVDAです。
テスラの株価(26日)
241.05ドル(-15.55ドル、-6.06%)
NVDAの株価(26日)
406.32ドル(-15.77ドル、-3.74%)
テスラの株価は21日取引時間中の高値276.99ドルに対して約13%下落しました。NVDAも20日高値439.90ドルに対して7.6%下落しました。
リード役銘柄の上昇が一服する一方で、中小型株は値を保っています。26日のラッセル2000は0.09%上昇していました。
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しまむら(8227)が26日発表した第1四半期決算は、売上高1571億円(+5.2%)、営業利益145億円(-0.6%)となりました。売上高増加、利益は小幅減少です。
売上高粗利益率は34.2%で、前年同期の34.6%を0.4%P下回りました。原材料価格の伸びの方が売上高より高かったことを示します。
同期における販売管理費は394億円(+5.7%)となりました。項目別の販売管理費が公表されています。日本の小売業の現状を理解する上で参考になります。以下に記載します。
しまむらの第1四半期経費の伸び
人件費 +8.9%
広告費 +3.6%
賃借料 -0.5%
人件費の合計額は197億円と、販売管理費394億円の半額を占めます。日本の小売業は人件費の大幅な増加に直面し、それが主要な利益変動要因となっています。
6月27日午前7時記
(次回は29日木曜日の掲載となります)