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「インテル、巨額投資が相次ぎ明らかに→株価は下落」

「テスラ、充電設備事業拡大好感して5%高」

「フェデックスが決算発表、24年5月期の売上高低成長見通しを公表」

 

 

6月20日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが0.7%、ナスダック指数は0.1%でした。

 

 

インテルの株価が3.7%下落です。インテルは19日、ドイツ政府と300億ユーロの半導体工場を建設することで合意したと発表しました。数万人規模の雇用創出が計画されています。

 

 

また、インテルは16日、ポーランドで46億ドルを投じてテスト工場を建設すると発表しました。さらに、イスラエルでは250億ドルを投資して半導体工場を作るとのイスラエル首相のコメントが報道されています。

 

 

半導体に関する巨額投資が相次いで明らかになる中で、インテルの株価は下落しました。

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テスラは5%高です。電気自動車の充電設備ビジネスの拡大が好感されています。

 

 

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世界的物流企業のフェデックスが20日の通常取引終了後に2023年5月本決算(第4四半期決算)を発表しました。

 

フェデックスの3-5月期

売上高   219億ドル(-10%)

営業利益 17.7億ドル(-20%)

 

フェデックスの245月期見通し

売上高 横ばい~一桁台前半の増収率

1株利益 実質1517ドル(前期14.96ドル)

 

 

フェデックスは245月期において、18億ドルのコスト削減を実施すると発表しました。また設備投資は57億ドル(235月期62億ドル)を計画しています。前期と比べて投資を圧縮します。

 

 

フェデックスの株価は、日本時間の午前5時30分現在、通常取引終値と比べて2.6%ほど下落しています。物流市場の低成長が認識される決算内容です。

 

 

米国株はここまで上昇してきました。今後、5月締め決算の内容と株価水準を照らし合わせて、投資家のここまでの評価が正しいか、答え合わせをします。今週から来週にかけて、ダーデンレストラン、カーマックス、ウォルグリーン、マイクロン、ナイキなどが決算発表を行います。

 

 

「業績動向が警戒されて株価が下落してきた時」は「さほど悪くない決算内容」を受けて株価が買い戻されるケースが増えます。ならば、「中長期的な期待で株価が上昇してきた時」に「足元の良くない決算内容」が発表された時、株価がどんな反応を示すのか、注目されます。

 

 

6月21日午前5時50分記

 

 

 

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