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「日経平均、33500円」

「トヨタ6%高、三菱UFJは年初来高値接近」

「景気敏感株・金利敏感株が高い」

 

 

6月14日の日本株は続伸しました。前日の夜間取引で日経平均先物が33540円まで買われるなど、世界の投資家の間で日本株の先高観が認識されています。14日も朝から買いが先行しました。

 

 

前日に続き、トヨタを中心に自動車株が続伸しました。加えて、業種別では、鉄鋼、非鉄金属、銀行株、商社株の上昇率が高くなりました。世界景気敏感株、金利敏感株がより強くなっています。

 

 

三菱UFJFGの株価は今年の2月高値999.5円を強く意識する水準まで上昇してきました。鉄鋼株では、JFEHDが5月10日の高値を約5週間ぶりに抜いてきました。半導体関連株や商社株を軸としながら、ところどころで出遅れの景気敏感株を買う動きです。今日は、景気敏感株が買われました。TOPIXバリュー株指数の上昇率は約1.7%、グロース株指数は0.8%でした。

 

 

建設機械大手のコマツも5%高、連日の高値更新です。コマツの株価は、5月末に対して16%ほど上昇しています。米国市場のキャタピラーの13日終値は、5月末の205ドルに対して19%上昇しています。米国でも、今月は景気敏感株が上げています。

 

 

敢えて弱い株も見てみましょう。5月15日に高値を付けたNTTは本日、0.2%安です。このNTTのような弱い株を買っても、明日あたりから出遅れ買いの矛先が向かってくるのかどうか、興味深いところです。

 

 

米国時間14日にFOMCの結果が公表されます。利上げの確率は10%未満なので、予想外の結果になった場合は、一時的にマーケットが揺れることもあるのでしょう。7月FOMCの利上げの可能性もマーケットは十分に意識しています。FOMCメンバーによる景気見通し、今年・来年末の金利見通しは引き続き注目されます。

 

 

6月14日午後3時10分記

 

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