「9日の米国株は小幅高」
「TSMCの売上高底打ち、米国市場で株価上昇」
「半導体関連株は総じて高い」
6月9日の米国株は小幅高でした。NYダウ、ナスダック指数とも0.1%の上昇率です。
TSMCが9日、5月の月次売上高を発表しました。5月月次売上高は4月比で20%近く増加しました。半導体売上高の底打ちを示す内容となりました。
TSMCの月次売上高(単位 億台湾ドル)
3月 1454(-15.4%)
4月 1479(-14.3%)
5月 1765(-4.9%)
米国市場で株価上昇です。
TSMCの株価(9日)
102.80ドル(+2.86ドル、+2.86%)
半導体関連株は総じて上昇です。AMDは3%、QCOMは2%上昇です。NVDA、マイクロンも小幅高となりました。
来週は米国時間14日にFOMCの結果が発表されます。FED WATCHによると、利上げが実施される確率は29%弱です。しかし、6月と7月のどちらか、あるいは両方のFOMCで利上げが実施される確率は7割弱もあります。
現状の市場参加者のコンセンサスは「6月FOMCでは利上げは実施されない。しかし、パウエル議長は会見において"利上げは停止されたわけではない。データ次第で7月の次期会合で利上げを実施することはあり得る"といった発言をする」だと考えます。
6月10日午前6時記