「5日の米国株は反落」
「5月ISMサービス業景況指数50.3(-1.6)」
「価格指数56.2(-3.4)、在庫指数58.3(+11.1)」
6月5日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが0.59%、ナスダック指数は0.09%でした。先週金曜日に8%の上昇率を記録したスリーエムは4%下落、同じく8%上昇したキャタピラーも1.8%下落です。
5月ISMサービス業景況指数が発表されました。
5月ISMサービス業景況指数(前月比)
PMI 50.3(-1.6)
活動・生産 51.5(-0.5)
新規受注 52.9(-3.2)
雇用 49.2(-1.6)
供給配達 47.7(-0.9)
在庫 58.3(+11.1)
価格 56.2(-3.4)
新規受注と価格指数の下落幅が大きくなりました。1日に発表された製造業調査でも、価格指数は大幅な低下(9.0P低下の44.2)を示していました。5月の企業間取引では、製造業、サービス業とも価格が鮮明に低下しています。来週に発表される米国の5月物価指標の参考になります。
在庫指数は11%Pも上昇して58となりました。サービス業において、在庫が増加しています。21年2月の58.9以来の高水準となりました。もっとも、アンケート回答企業の42%は「在庫調査のない業態」とのことです。不動産、建設、行政、公共、金融等の業種で「パンデミック時に積み上がった過剰な在庫を処理している」状況です。
ちなみに製造業調査(1日発表)における在庫指数は45.8(-0.5)でした。製造業では在庫調整の真っただ中です。
6月6日午前6時30分記