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「値上がり銘柄数1600超、値下がりは140」

「幅広い銘柄が買いを集める」

「電気自動車関連株高い、トヨタ、パナソニックが新高値」

 

 

6月2日の日本株は上昇しました。値上がり銘柄数の増加が注目点です。先週来、東京市場では「主力半導体関連株の上昇を受けて日経平均は強い。しかし、値上がり銘柄数よりも値下がり銘柄数が多い」傾向がありました。

 

 

データで示します。6月1日段階のプライム市場の騰落レシオは97です。100を割っています。つまり直近25日間における値上がり銘柄数の合計は値下がり銘柄数よりも少ないのです。株価が歴史的高値圏に来たにも関わらず、値上がりしている銘柄が少ない、それがこの1か月の動きでした。

 

 

しかし、本日は正反対の動きです。

 

 

プライム市場の値上がり銘柄数は1662、値下がり銘柄数は141となりました。東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテックなど主力半導体関連株が下げる一方で、数多くの銘柄が上昇しました。

 

 

パナソニックが2週間ぶりに高値を更新、トヨタは10日ぶりの高値更新です。パナソニックは1日に開催した説明会において「電池事業の大幅拡大戦略」を明らかにしました。トヨタも1日に電池工場への追加投資を発表しました。

 

 

パナソニック、トヨタとも米国における電池生産を増強します。そして株価は上昇して新高値です。投資家はパナソニックとトヨタの電池生産の増強を歓迎しています。

 

 

ニデック(旧日本電産)も大幅上昇です。同社も世界的な電気自動車市場拡大の波をビジネスとして取り込む企業です。

 

 

先駆した銘柄が一服する一方で、人気銘柄の裾野が広がりました。内容を併せ持つ出遅れ対象の待ち伏せ買いが有効なアイディアになります。

 

 

6月2日午後3時10分記

 

 

 

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