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「設備投資拡大、強力な株式テーマに」

「1-3月期設備投資は前年同期比11%増加」

「三菱電機が年初来高値を更新」

「国内の半導体投資増→東京エレク、イビデン、ロームなどが積極投資」

 

 

 

6月1日の日本株は反発しました。前日に大きく下げた総合商社株に買いが先行しました。大きく下げた株の反発は収穫です。ただ、商社株には、昨日の下落幅を一気に埋めるような勢いはありません。

 

 

投資対象に魅力があれば、下げた場面で買う投資家は当然増えます。ただ、昨日の大幅安を経験しているので、短期的には、高値をどんどん買い上がるような発想は抑制されると考えます。

 

 

本日の年初来高値更新銘柄は、注目に値します。株価全体が高値を付けた後、一定期間休むのであれば、その休んでいる期間の高値更新銘柄は、投資家がより高く評価していることになります。

 

 

今日の高値更新銘柄を参考に、株式市場の有望テーマを確認する姿勢が有効でしょう。

 

 

例えば、三菱電機が新高値です。時価総額は4兆円弱です。日本の設備投資関連株の代表でしょう。日本において、TSMC、マイクロンなど海外企業による半導体投資が活発化します。半導体材料・設備の供給増を視野に、イビデン、東京エレクトロン、ロームなどの半導体関連企業の設備投資も急増します。かなり幅広い産業による投資拡大を重視すべきでしょう。

 

 

FA投資に関連する企業においては、国内投資の回復が心強いテーマです。自動化投資加速のテーマも呼び込みます。

 

 

本日発表された法人企業統計によると、1-3月期の全産業の設備投資は16兆5395億円(前年同期比+11.0%)となりました。時系列で記載します。

 

 

法人企業投機における設備投資の推移(単位億円、前年同期比)

2022年

1-3月   149040(+3.0%)

4-6月   106108(+4.6%)

7-9月   120017(+9.8%)

10-12月 124417(+7.7%)

2023年 

1-3月   165395(+11.0%)

 

 

全産業設備投資は前年同期比で高い伸び率となり、かつ極めて高い水準です。中長期的な設備投資増加への期待に加え、足元の設備投資も堅調な増加を示しています。

 

 

6月1日午後3時20分記

 

 

 

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