「NVDA、時価総額が一時1兆ドルを突破」
「1兆ドル超企業5社=GAMAN(我慢)、MANGA(漫画)」
「他の半導体関連株は反落銘柄も目立つ」
「日野自動車、PTSで大幅上昇」
「日野と三菱ふそう経営統合、日本企業の"本気度"を評価」
5月30日の米国株は、ニューヨークダウが0.1%下げる一方で、ナスダック指数は0.3%上昇しました。
エヌヴィディア(NVDA)は続伸です。
NVDAの株価(30日)
401.11ドル(+11.65ドル、+2.99%)
高値は419ドルまでありました。時価総額1兆ドル乗せです。ただ、他の半導体関連株は反落する銘柄も目立ち、フィラデルフィア半導体指数は0.1%の上昇率にとどまりました。
NVDAは終値では時価総額1兆ドルにわずかに届きませんでした。米国企業で時価総額が1兆ドルを超えている企業はアップル、マイクロソフト、グーグル(アルファベット)、アマゾンの4社です。ここにNVDAが加わると、5社となります。
時価総額1兆ドル企業5社の頭文字を合わせると、MANGA(漫画)、GAMAN(我慢)になります。日本文化や日本人の精神を示す単語として、米国人が表現するようになると面白いな、と感じています。
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日野自動車は30日、三菱ふそうとの経営統合を発表しました。通常取引終了後のPTS(私設取引市場)における日野自動車の株価は大幅上昇しています。投資家の関心の高さがうかがわれます。
日本企業においては、増配・自社株買い実施による資本効率の改善政策が評価されてきました。ただ、株主還元を強化しても、その後の収益が伸びなければ、会社の内部の資金が流出するだけで終わりです。継続的に企業価値を上げる努力を投資家は望んでいます。M&Aや事業再編により「日本企業の本気度」が認識されると、日本株は中長期で上昇します。
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パソコン、プリンターを主力とするヒューレッドパッカードが30日、2-4月期の決算を発表しました。
ヒューレッドパッカード(HPQ)の2-4月期
売上高 129億ドル(-21%)
原価 99億ドル(-24%)
営業利益 7億ドル(-40%)
2-4月期の1株利益は0.80ドル(前年同期1.08ドル)となりました。会社側見通しは0.73~0.83ドルでした。株価は日本時間午前5時30分現在、時間外取引で約2%下落しています。
5月30日6時15分記