「Generative AI」
「エヌヴィディア、時間外取引で24%上昇」
「半導体関連株軒並み高」
「AI市場拡大・データセンター投資再加速」
5月25日の東京市場では、半導体関連株が高くなりました。2-4月期の決算を発表したエヌヴィディアが米国時間外取引で24%高となりました。エヌヴィディアの大幅上昇を受け、米国半導体関連株が時間外で軒並み大幅上昇です。
24日の米国時間外取引における半導体関連株の動き
NVDA 380.60ドル(+75.22ドル、+24.63%)
AMD 117.12ドル(+8.85ドル、+8.17%)
TSMC 96.25ドル (+6.12ドル、+6.79%)
マイクロン 69.17ドル(+2.64ドル、+3.97%)
この動きを見れば、当然、東京市場でも半導体関連株が買われます。時間外取引における半導体関連株上昇を受け、「25日米国市場では半導体関連株を軸にナスダック指数が上昇する」との読みも働き、ナスダック100先物がアジア時間において上昇しました。
エヌヴィディアのCEOは決算資料において「コンピュータ業界は"Acceleration Computing"と"Generative AI"の2つのプロセスを同時に迎えている」と述べています。
生成AIという言葉は毎日のように耳にします。この生成AIを英語にすると「Generative AI」です。「Generative AI」の方が生成AIよりもしっくり来る言葉ですね。
「Generative AI」の市場拡大に向け、AIの精度向上が進められます。AIは膨大なデータを飲み込んで進化します。膨大なデータ処理のためにデータセンター拡充が必要になります。データセンター投資が加速され、24年からの半導体関連需要が再拡大します。
東京市場では、半導体製造装置メーカーや半導体材料メーカーなど「わかりやすい半導体関連株」が軒並み上昇しました。今後、「データセンターの拡充で需要が増加する部品」や「半導体製造装置向けに使われる部材」など幅広い分野に需要が発生します。「Generative AI」の市場拡大は、世界景気を下支えする要素となります。
5月25日午後3時20分記