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「19日の米国株は下落」

「6月FOMCの利上げ確率低下」

「日経平均先物夜間取引、19日夕方30980円→その後の安値30670円→20日午前6時30820円」

 

 

 

5月19日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが0.3%、ナスダック指数は0.2%でした。

 

 

パウエルFRB議長の発言が利上げ停止を示唆していると受け止められました。FED WATCHによると、6月FOMCの利上げ確率は18%となり、前の日の35%よりも低下しました。

 

 

利上げの打ち止めは、今年前半までは株価の好材料として受け止められてきましたが、足元では株価を引き上げる要素になっていません。

 

 

今週は、債務上限問題に対する楽観的な見方が広がって6月FOMC利上げ確率が高まった17日、18日の米国株が上昇し、利上げ確率が低下した19日には下落しています。米国株は金融政策よりっも景気動向を重視しています。

 

 

従って、来週の米国株式市場も、景気見通しが楽観的に傾くと上昇、悲観的になると下落の展開が考えられます。今週発表の5月製造業センチメント指数(NY連銀とフィラデルフィア連銀の製造業景況指数)が厳しい内容だったので、5月はやや慎重な見通しでしょう。ただ、債務上限問題の動向によって、景気センチメントが大きく変わる状況だと考えます。

 

                  ☆

 

 

大証の日経平均先物夜間取引では、日本時間19日午後6時15分に30980円(通常取引終値比+80円)を付けました。20日朝6時の終値は30820円(同-80円)でした。日本時間の夕方までは日本株需要の強さを示していましたが、米国株安を受けてマイナスとなりました。最も安い値段は20日午前0時37分の30670円でした。米国株の動きとほぼ連動しています。19日~20日の米国時間の取引では、日本株独自の強さが、薄らいでいるように見えました。

 

 

20日午前9時記

 

 

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