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「米国株高・金利高・ドル高」

「日本の半導体関連株急騰→米国半導体関連株を押し上げる」

AMD、マイクロン、NVDAが4%台の上昇率」

 

 

 

5月18日の米国株は上昇しました。上昇率は、NYダウが0.3%、ナスダック指数が1.5%でした。10年債利回りは0.06%Pほど高い3.65%台まで上昇、ドル円相場は108円70銭台まで上昇(日本時間午前5時20分)です。株高・金利高・ドル高です。

 

 

18日の米国株は「日本における半導体関連株急伸」が押し上げたと考えます。18日の東京市場では、東京エレクトロンが5.4%高、アドバンテストが約8%高。イビデンが5%高となるなど、半導体関連株が軒並み大幅高となりました。

 

 

東京エレクトロンやイビデンは今年度(24年3月期)減益ですが、来年度(25年3月期)以降の増益転換に自信を持っています。買い戻し活発化という需給要因も効いて大幅上昇しています。

 

 

売買代金の増加を伴った日本の半導体関連株の急騰は世界の投資家にとって大きな話題です。グローバルに高シェアを持つ日本の半導体関連株の大幅高は、他国の市場における銘柄選択にも大きな影響を与えます。

 

 

「日本で半導体関連株急騰→米国の半導体関連株のショートポジションも減らした方が良い」――こんな発想が米国半導体関連株を押し上げました。

 

 

18日の米国半導体関連株

AMAT    130.35ドル(+4.65ドル、+3.70%)

ラムリサーチ 598.74ドル(+24.63ドル、+4.29%)

AMD     107.93ドル(+4.18ドル、+4.03%)

マイクロン    67.57ドル(+2.65ドル、+4.08%)

NVDA         316.78ドル(+15.00ドル、+4.97%)

 

 

昨日のこの欄で「3月末との比較で、アドバンテストは大幅高なのに、米国半導体テスターメーカーのテラダインの株価は下がっている」と書きました。そのテラダインも3.8%上昇しました。

 

 

東京市場が米国市場をリードするという、あまり例のない展開です。

 

 

アプライドマテリアルは米国時間の取引終了後に4月締めの決算を発表しました。日本時間5時20分の段階では1.3%ほど株価が下げています。

 

 

アプライドマテリアルの2-4月期

売上高   66億ドル(+6%)

株利益 1.86ドル(+7%)

 

 

先述したように、アプライドマテリアルの18日の大幅上昇は、日本の半導体関連株急騰がもたらしたものです。決算内容を期待していた訳ではありません。

 

 

19日の東京市場では、引き続き半導体関連株の動きが焦点です。18日の「電気機器セクター」の「価格規制なしの空売り比率」は11.0%の高水準となっていました。海外投資家の買い戻しに対して信用取引活用の投資家は新規の売りポジションを作るケースも多いようです。

 

 

5月19日午前5時30分記

 

 

 

 

 

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