「META、約14%の株価上昇」
「ナスダック指数2.4%高」
「米国巨大IT企業、軒並み上昇」
「金利上昇下でのグロース株上昇の意味」
「日本企業の"中期計画"、投資家の評価を呼ぶか」
4月27日の米国株は上昇しました。上昇率は、NYダウが1.5%、ナスダック指数は2.4%でした。
前の日に決算を発表したMETAが急騰です。
METAの株価(27日)
238.56ドル(+29.16ドル、+13.93%)
今週に決算を発表したマイクロソフト、メタの大幅高を受けて、GAFAM、テスラなどのグロース株中心に買いが入りました。アマゾン4.6%高、グーグル(アルファベット)3.7%高、アップル2.8%高、テスラ4.1%高です。
米国10年債利回りは、一時0.1%Pほど上昇して3.53%台に乗せました。金利は上昇です。米国の大型グロース株は、これまでの株価上昇場面は「金利低下によるPER上昇」の観点で買われてきました。しかし、今週は「業績の改善に伴う利益の増加期待」で買われたと考えられます。
金利上昇とグロース株の上昇が同時に起こったので、「マーケットは金融政策よりも景気・企業業績を重視している」の見方を強めると考えます。
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27日に決算発表を行った日本企業からは、同時に「中期経営計画」を発表する会社もありました。積水樹脂(4212)、小松ウォール(7949)、野村総研(4307)、JVCケンウッド(6632)、未来工業(7931)、太平洋工業(7250)などです。
投資家は企業価値拡大に注力・変化する日本株のダイナミズムを期待しています。中期的な企業価値拡大に向けて意思表示をする企業が株式市場でどのように評価されるか、注目されます。
4月28日午前5時30分記