「21日の米国株は小幅高」
「米国4月PMI、製造業、サービス業とも上昇」
「P&G、株価3%高」
4月21日の米国株は小幅高でした。上昇率は、NYダウが0.07%、ナスダック指数は0.1%でした。
S&Pグローバルは21日、各国の4月PMIを発表しました。購買担当者に対する景況アンケート調査です。4月の景気回復を示すデータでした。
各国のPMI(前月比)
米国
総合 53.5(+1.2)
製造業 50.4(+1.2)
サービス業 53.7(+1.1)
ドイツ
総合 53.9(+1.3)
製造業 44.0(-0.7)
サービス業 55.7(+2.0)
日本
総合 52.5(-0.4)
製造業 49.5(+0.3)
サービス業 54.9(-0.1)
3月と比べると、米国のPMIは製造業、サービス業ともバランスよく改善しています。今週発表の米国ソフトデータでは、NY連銀調査の製造業景況指数が大きく改善(-24.6→+10.8)する一方で、フィラデルフィア連銀の製造業調査は悪化(-23.2→-31.3)していました。地域によって景況の改善にはばらつきがあります。
米国PMIの上昇を受けて、米国10年債利回りは3.57%(+0.025%P)に上昇しました。
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日用品メーカーのP&Gが決算を発表しました。
P&Gの1-3月期
売上高 200億ドル(+4%)
原価 104億ドル(+1%)
粗利益 96億ドル(+7%)
販売管理費 54億ドル(+8%)
営業利益 42億ドル(+6%)
売上高と比べて原価の伸びが抑制されたので、粗利益の伸びは7%に達しました。販売管理費の伸びが大きくなったので、営業利益の伸び率は、粗利益と比べて低くなりました。「原材料の価格上昇は一服しているけれど、販売に関する経費の増加率は高い=モノよりもサービスのコストが高い」ことを示す数値と受け止めます。
P&Gの株価は3.4%上昇して156ドル台で引けました。堅実な決算内容が評価されました。
4月22日午前5時45分記