「米国住宅建設株が軒並み高」
「レナ―、パルトグループが52週高値更新」
「住宅建設株高値=米国金利上昇余地の限界示す?」
「JNJが決算発表、PER15倍」
4月18日の米国株は小動きでした。NYダウ、ナスダック指数とも、前日とあまり変わらない位置で取引を終えました。
住宅関連株が軒並み高です。
レナ― 109.25ドル(+3.21ドル、+3.03%)
DHホートン 102.18ドル(+2.70ドル、+2.71%)
パルトグループ 62.59ドル(+2.00ドル、+3.30%)
トールブラザーズ 62.11ドル(+1.63ドル、+2.70%)
レナ―とパルトグループは52週の高値更新です。18日には3月住宅着工件数が発表されていますが、住宅建設株の高値更新は足元の着工データでは説明はできません。「既に米国金利はピークアウトしていて、今後は金利が低下する中で住宅需要が回復する」との見地からの住宅建設株買いでしょう。
米国10年債利回りは4月6日に3.25%のボトムを付けました。米金利底打ちの翌日である7日から日経平均は上昇し、18日まで8日続伸しました。米国金利上昇とともに日経平均は上昇しています。
ただ、米国住宅建設株の相次ぐ高値更新が、先行きの金利低下を読み込んでいるのならば、米国金利の上昇には限界があります。それは、日本株全体としての上昇の短期的な限界意識につながるのかもしれません。
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ジョンソンアンドジョンソン(JNJ)が18日、Ⅰ-3月期決算を発表しました。
ジョンソンアンドジョンソンの1-3月期
売上高 247億ドル(+5.6%)
実質利益 70億ドル(-0.9%)
1株利益 2.68ドル(+0.4%)
地域別の売上高です。
米国 125億ドル(+9.7%)
海外 122億ドル(+1.8%、除く為替は+8.3%)
会社側では、特殊要因を除いた実質的な売上高は「+7.6%」としています。株価は安くなりました。
ジョンソンアンドジョンソンの株価(18日)
161.01ドル(-4.66ドル、-2.81%)
2024年12月期の1株利益は10.5~10.6ドル(+3.5%~+4.5%)を計画しています。同社のような「景気抵抗力が強めの米国株」のPER評価は、現状においては15倍程度が適切なようです。
4月19日午前6時20分記