「米国金融機関の決算、金融問題の影響薄い」
「JPモルガン、クレジットコスト増えず」
「JPモルガン、株価7.5%上昇」
「3月小売売上高は低調」
「金利上昇、米国株価安い」
4月14日に米国金融機関の決算が発表されました。決算内容を受けて、JPモルガンの株価が7.5%上昇しました。
JPモルガンの株価(14日)
138.73ドル(+9.74ドル、+7.5%)
JPモルガンの1-3月期(10-12月期比)
金利収入 208億ドル(+5億ドル)
非金利収入 185億ドル(+33億ドル)
利益 126億ドル(+16億ドル)
クレジットコスト 23億ドル(不変)
金融問題の業績面への影響が全くないと捉えられ、JPモルガンの株価は急伸しました。
CITIグループの株価も上昇です。
CITIの株価(14日)
49.56ドル(+4.7%)
CITIの1-3月期(10-12月期比)
金利収入 133億ドル(+1%)
非金利収入 80億ドル(+71%)
クレジットコスト 19億ドル(+7%)
金融機関の決算を見て「金融問題は大手金融機関の経営に大きな影響を与えていない」と捉えられ、米国経済に対する前向きな見方が優勢になりました。債券が買われ、金利が低下しました。10年債利回りは0.07%上昇して3.52%となりました。5月FOMCの利上げ確率は前日の68%に対して83%に上昇しました。
利上げ確率上昇、金利上昇を受けて、14日の米国株は小幅安となりました。
14日には米国の3月小売売上高が発表されました。
米国の小売売上高(3月)
季節調整値
6917億ドル(前月比1.0%減、前年同月比+2.9%)
季節調整をしていない3月の小売売上高は前月比+3.1%です。インフレ率を下回る低調な結果です。
4月17日午前6時50分記