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「日本の消費関連株が上昇、決算内容への反応良好」

「3月月次売上高快調が後押し」

「トレジャー・ファクトリー、コメダ、ハイデイ日高、ABCマート...」

 

 

 

4月13日の日本株は底堅い展開となりました。

 

 

決算発表を実施した消費関連株が総じて堅調な動きです。13日のプライム市場の上昇率上位ランキングには、トレジャー・ファクトリー(3093)、コメダHD(3543)、ハイデイ日高(7611)、ABCマート(2670)など、12日の決算発表銘柄が並びました。

 

 

ABCマートが12日発表した23年2月期の営業利益は、54%増益の423億円となりました。従来計画の345億円を22%上回りました。人流の活発化となれば、靴の需要が増えます。インバウンド需要も業績を押し上げました。

 

 

ABCマートでは、24年2月期の営業利益440億円(+4%)を計画しています。売上高は7.4%増加の計画です。4日に発表された3月の全店売上高は前年同月比で25%伸びました。3月月次売上高25%増加を受け、会社側の7%増収計画も上積み達成可能と受け止められました。

 

 

3月の月次売上高25%増加は、客数12.8%増加、客単価10.9%増加の掛け算の元で達成されました。単価が11%近く伸びていることが特に注目されます。消費者が値上げを許容し、消費関連企業が潤う構図です。

 

 

2023年2月期におけるABCマートの客単価を見ると、第1四半期(1Q)が+4.7%、2Qが+6.0%、3Qが+10.9%、4Qが+10.7%です。前期の後半から客単価上昇が鮮明化しました。

 

 

                 ☆

 

 

ハイデイ日高は24年2月期の営業利益30億円(4.8倍増)を計画します。コロナ前の20年2月期の営業利益は40億円でした。まだ、その利益水準には届いていませんが、株価はコロナ前の2019年の高値を抜いてきました。

 

 

13日発表の中期計画において、ハイデイ日高は26年2月期の営業利益の目標を36億円と設定しています。

 

 

3月のハイデイ日高の月次売上高(全店)は49.2増収でした。

 

 

ABCマート、ハイデイ日高とも3月の月次売上高が快調な内容です。それが、決算見通しに対する株価の反応を盛り上げています。

 

 

4月13日午後3時20分記

 

 

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