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「3月雇用統計、非農業雇用者23万人増、想定超」

「ドルが上昇」

「日経平均先物夜間取引の終値は110円高」

「安川電機、24年2月期は2%増益」

「大阪有機化学、大幅な下方修正」

 

 

 

 

4月7日の米国株式市場は休場でした。労働省は3月の雇用統計を発表しました。非農業雇用者の増加数は236000人となりました。2月の326000人と比べると減りました。しかし、今週発表された3月ADP雇用統計や2月求人採用調査などが低調な内容だったため、市場の目線はかなり下がっていました。従って、今回の雇用統計の内容は「予想ほど悪くない」と受け止められました。

 

 

ドル円相場は上昇しました。131円台の半ばだったドル円相場は132円台前半まで上昇しました。日経平均先物夜間取引の終値(日本時間8日朝6時)は、通常取引の終値と比べて110円高となりました。

 

 

米国雇用統計の結果を10日の東京株式市場は受け止めます。今週の5日-6日の2日間累計で日経平均は3%近く下げていました。雇用統計の内容を受けたドル円相場の上昇を見ると、週明けの日本株は買い優勢で始まると予想されます。

 

 

米国雇用統計の推移

 非農業雇用者増加数  失業率

5月  386000人      3.61

6月  293000人      3.60

7月  537000人      3.45

8月  292000人      3.65

9月  269000人      3.49

10月  263000人      3.67

11月  290000人      3.65

12   239000人     3.46%

1月  472000人     3.43

2月  326000人     3.57

3月  236000人     3.50

 

 

民間企業全産業の平均時給の推移(ドル)

6月 32.18(+5.40%)

7月 32.33(+5.44%)

8月 32.43(+5.36%)

9月 32.53(+5.07%)

1032.66(+4.88%)

1132.80(+4.99%)

1232.92 (4.80)

1月 33.02(+4.42%)

2月 33.09(+4.61%)

3月 33.50(+4.55%)

 

 

                 ☆

 

 

安川電機は7日、2023年2月期決算を発表しました。2024年2月期の営業利益は700億円(+2.5%)の見通しが示されました。モーションコントロール事業7.8%増益、ロボット事業30%の増益見通しです。株価は時間外取引で波乱なく推移しています。今週の東京市場では設備投資関連株の下落が目立ちました。しかし、10日は落ち着いた取引になると考えられます。

 

 

一方で、大阪有機化学(4187)の下方修正は気になります。大阪有機化学は12-2月期の第1四半期決算を発表しました。半導体材料の出荷が落ち込んだことを受けて、2023年11月期の営業利益を38億円(従来計画比-35%)に下方修正しました。大幅な下方修正です。

 

 

大阪有機化学は、半導体の微細化に貢献するフォトレジストの原料を供給する企業として、近年、業績を伸ばしてきました。足元の半導体材料の減速は予想以上です。下方修正幅がかなり大きいので、半導体材料の供給会社の収益を見る上での参考になります。

 

 

4月8日午前6時20分記

 

 

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