お知らせ:

競馬実況web

30日(火)高知競馬場(雨、不良馬場)で行われた第14回福永洋一記念(1600m、11頭)は、2番手追走から早めに先頭に立った6番人気のアポロティアモ(多田羅誠也騎手)が1分41秒4で3馬身差の快勝、重賞初制覇を飾った。2着に2番人気のモダスオペランディが入って田中守厩舎のワンツーフィニッシュ。さらに1馬身1/2遅れた3着に8番人気のワールドリングが入り、1番人気のガルボマンボはさらに1馬身1/2遅れた4着に終わった。

勝ったアポロティアモは父ヴィクトワールピサ、母アポロノカンザシ(その父Ghostzapper)の牡6歳の栗毛馬、高知・田中守厩舎の管理馬。通算成績39戦12勝、重賞初制覇。

レース後のコメント

1着 アポロティアモ(多田羅誠也騎手)
「(北海道に限定騎乗に行く前の高知最終日で)こうなってくるともったいない気がしてきますが、最後を締めくくれて良かったと思います。
8レース、9レースと見て、ハイペースで行っても前が残るなと感じていたので、もう少しペースを上げながらでも前についていくように乗っていました。手応えも良かったですし、追い出してからの反応も良かったので、自信を持っていました。直線に向いてもしっかりと走ってくれていたのですが、後ろからの脚音が聞こえていたので、少し焦りはありました。本当にやったなと思いました。
こんなに名誉あるレースを創っていただいて、それに乗せてもらって、勝たせてもらったことに本当に感謝しています。(福永祐一さんは)調教師になられましたが、これから活躍されると思うので、中央競馬での活躍を僕らも楽しみにしています。強い馬を作ってほしいと思います。
高知競馬の中でも名誉ある重賞の一つで、いつになるか分かりませんが、自分も乗ってみたいなとずっと思っていたレースでした。まさかこんな早いタイミングで獲れるとは思っていなかったので、本当に嬉しく思っています。
このレースが良い弾みになったと思いますし、北海道では上手くいかないことも多いと思います。精一杯頑張ってレースに全力で乗ってきますので、また応援してほしいと思います。ありがとうございました」

2着 モダスオペランディ(赤岡修次騎手)
「残念です。ただ、同じ厩舎の馬が勝ってくれた事は良かったです。ついて行くのがしんどかったのですが、勝った馬にはこの馬場が味方しました。1600mは悪くはありませんが、ここまでの馬場になってしまったのが悔しいです。こちらも動いているのですが、前が止まらない馬場でした」

3着 ワールドリング(永森大智騎手)
「このメンバーですごく頑張ってくれました。この馬のペースで行ってどれくらいで上がれるかと思っていましたが、しっかり頑張ってくれました。マイルについては、この馬場で対応できましたが、重い馬場の時にどうかですね」

4着 ガルボマンボ(林謙佑騎手)
「道中はいつも通りでしたが、馬場が悪すぎました。直線もう一度伸びてくれましたが、勝った馬は離れすぎていました。乾いた馬場の方が良いですね」

5着 ショーム(吉原寛人騎手)
「位置が取り切れず、速い流れで厳しかったです。ゆっくり行かせましたが、最後は同じ脚色になってしまいました。マイルはベストだと思います」

6着 ダノンロイヤル(畑中信司騎手)
「ペースが速くて追走で一杯一杯になり、最後は止まってしまいました」

9着 スペルマロン(倉兼育康騎手)
「最初の直線で内と外から寄られる不利を受けました。そこから行く気が無くなって、力を出せませんでした。今日はどうかと思ったのですが、不利があった時点で何もできずに終わってしまいました」

(取材:中野雷太)

お知らせ

お知らせ一覧