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28日(日)佐賀競馬場(曇・良馬場)で行われた3歳馬による第65回九州ダービー栄城賞(2000m、11頭)は、2周目向正面で動いた2番人気テクノゴールド(和田譲治騎手)が4コーナーで先頭に立ってそのまま押し切り、佐賀皐月賞2着から逆転の九州ダービー制覇を果たした。勝ち時計は2分14秒3。1馬身4分の1差の2着に追い込んだ4番人気ブレイブアモーレが入り、2冠を狙った断然1番人気のネオシエルは、さらに1馬身半遅れた3着に終わった。

勝ったテクノゴールドは父モーリス、母コンフェッシオン(その父ダイワメジャー)の牡3歳栗毛馬、佐賀・鮫島克也厩舎の管理馬、これが重賞初制覇。先月の佐賀皐月賞はネオシエルの2着に終わったが、その後に鯱の門特別を快勝してここに挑み、見事に逆転の九州ダービー栄城賞制覇となった。大井の和田譲治騎手はこのレース初制覇、鮫島克也調教師は開業2年目で調教師としての初制覇となった。

レース後のコメント

1着 テクノゴールド(和田譲治騎手)
「本当に嬉しいですし、皐月賞の時も良い競馬をしてくれて、また前走がすごく良い競馬をしてくれていたので、今日も良い競馬ができると思っていましたから、1着がとれて嬉しいです。距離が2000mなので、この馬の折り合い重視で乗ろうと思っていました。うまく中団で外に出られたので、あとは馬のリズムを大切にして直線伸びる事を祈って乗っていました。皐月賞の時より雰囲気も良くて、これなら良い競馬ができると思っていました。前半はスローペースで1コーナーまで我慢しようと思っていて、あそこから自分で競馬を作ろうと思っていました。思いのほか向正面から気合良く上がっていったので、まだ早いよと(いう感じで)抑えながらでした。あとは3コーナーからリズム良く馬の感じを見て、直線はしっかり伸びてくれました。距離は短いより長い方が良いと思っています。力強い馬だと思っていますし、皐月賞の時から本当に良い馬で、あの時は休み明けでしたが今日は絶好調な感じでした。応援して頂きありがとうございました。こうして優勝できて本当に嬉しいです。またこの次も頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

2着 ブレイブアモーレ(石川慎将騎手)
「仕上がりはバッチリで距離も合っていたと思います。位置取りも理想のところで流れにも乗れました。ただ、和田騎手に上手く乗られましたね。道中少しもたついた分の着差でしょう。残念ですが頑張ってくれたと思います」

3着 ネオシエル(山口勲騎手)
「逃げるつもりはありませんでしたが、押し出されて行く形になってしまいました。2コーナーからずっと遊んでいましたから、前に馬がいた方がいいですね。追い出してからの手応えも今日は悪かったです」

4着 リネンマンボ(田中純騎手)
「今日はスタートがもうつひとで後ろからになってしまいましたし、道中もペースが遅かったです。距離延長は向いていたと思いますが、もう少し前に出して行けていればと思います」

5着 ルーンファクター(長田進仁騎手)
「移籍して2戦ともA級馬とのレースだったので、ペースの違いで流れが遅くなり、スタートから掛かってしまってずっと外に張っていました。もう少し流れてくれていれば違ったと思いますが、最後まで頑張ってくれたと思います」

6着 ミヤノウッドリー(山田義貴騎手)
「スローペースになりましたが折り合いはついていました。思ったほど脚が使えず伸びませんでした。少し距離が長いかもしれません」

(取材協力:うまかつ.net)

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