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第65回園田金盃が1日、園田競馬場(晴、稍重)のダート1870mで行われ、1番人気に推されたラッキードリームが直線で抜け出して6馬身差の圧勝、9月の姫山菊花賞に続く重賞連覇を飾った。勝ちタイムは2分02秒2、下原理騎手の騎乗だった。僅差の2番人気だったジンギは、スタートがいま一つで後方からの競馬となり、追い上げるも2着まで。大逃げを打った6番人気のクリノメガミエースが3着、3番人気のタガノウィリアムが4着だった。

ラッキードリームは父シニスターミニスター、母サクラスリール(母父ファンタスティックライト)の牡4歳・鹿毛。兵庫・新子雅司厩舎所属。通算20戦12勝。重賞7勝目。昨年の道営三冠、一昨年のJBC2歳優駿など道営で重賞を5勝。今年は川崎へ転入して2勝を挙げた後、兵庫へ移籍。前走の姫山菊花賞に続く重賞連覇で、転入前から続く連勝を4に伸ばした。

【レース後のコメント】

1着 ラッキードリーム(下原理騎手)
「とにかく嬉しいの一言です。返し馬で(前走から)どんどん良くなっていることを感じました。
(レースは)五分のスタートを切ることだけを考えていました。実際、十分に出てくれましたので、後はレースの組み立てに集中しました。あまりにいいスタートで周りに馬が少なく、並びをまず確認しました。途中からクリノメガミエースが来ましたが、自分のペースを守ることに集中しました。慌てず前を射程圏に入れながらでしたね。ただ、ジンギはとにかく気になっていました。
(ゴーサインは)前に並びかけて、フワつくことを注意しました。あとは直線でしっかり追いました。最後は脚を使ってくれるので大丈夫だと思っていました。ホッカイドウ競馬の三冠馬は凄いですね。いいポジションを取れれば、必ず勝ち負けです。
馬主さんも新子先生もグレードレースを考えていらっしゃるようで、乗せていただけるよう頑張ります」

1着 ラッキードリーム(新子雅司調教師)
「(今後は)ハンデ次第では新春賞も考えますが、報知オールスターカップか、大井を使いに行くか、その三つのどれかになると思います。来年はダートグレードを獲りたいですね」

2着 ジンギ(田中学騎手)
「ゲートの中で、横を向いたタイミングでスタートが切られてしまい、出遅れてしまいました。せめて中団には付けたかったのですが、思ったポジションも取れませんでした。反応は前回よりも良くなっていました。それだけに悔しいですね」

3着 クリノメガミエース(吉原寛人騎手)
「(逃げることは)考えていませんでしたが、逃げればしぶといので、セーフティリードを取りながら運びました。瞬発力のある馬に並ばれたら、止めてしまいますからね。ペースは落とし過ぎず、マイペースで気分良く走らせました。ここしばらく短い距離が続いていたので、戸惑いながら走っていましたが、良く粘ってくれました。このメンバーの中、これだけ頑張ってくれたので、本当に楽しみです」

5着 エイシンニシパ(吉村智洋騎手)
「(勝ち馬とは)全然手応えが違いましたね。寒くなったらもう少し調子を上げると思います。でも、勝ち馬は強いです。(9歳になり)世代交代はあると思います。でも、本当に良く頑張ってくれています」

(取材:檜川彰人)

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