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9月10日(土)に中山競馬場で行われる第7回紫苑ステークス(GIII)に出走を予定しているスタニングローズ(牝3、栗東・高野友和厩舎)について、追い切り後の高野友和調教師のコメントは以下の通り。

「オークスは、十二分な競馬をしてくれたかなと思います。道中も勝負に行ってくれましたし、直線も一回先頭に立って伸びていましたから、やれるかなとは思ったのですが、やっぱり桜花賞馬は強かったなという感じでしたね。スタートまで時間がかかりましたが、ゲートの後ろでもテンションが上がらずに我慢してくれていました。

夏はノーザンファームしがらきで過ごしました。本州の暑い中でしたが、暑熱順化というのもありますし、本州でも厩舎内は涼しくできるようになっていますし、暑さに対応できる調整もできるようになっていますから、しがらきにお願いしました。夏に負けることも無く、競馬の後の回復もあり、馬自身が成長期というのもあって、非常に大きく、ふっくらした、いいコンディションで過ごしていたかなと思います。

春でも牝馬としては十二分な筋肉量を持っていましたが、全体的にさらに筋肉量も増して、骨格も大きくなって、立派な、一見牡馬じゃないかって思わせるような、素晴らしい体になっていますね。馬体重は、栗東では500キロくらいです。なので、レースでもプラス体重にはなると思いますが、中山への輸送もありますし、プラス30キロとか、ものすごく増えていることはないと思います。

この中間、馬体が、立派に、大きくなりましたし、前哨戦を使ってOKというコンディションでした。前哨戦を使うなら、2歳のローテーションの時のことを踏まえて、少し間隔を取ったほうがいいだろうということで、ローズステークスより紫苑ステークスを選びました。

1週前は、併せ馬で、ジョッキーを乗せてやりました。全体の時計はそれほど目立つものではありませんが、しっかり併せ馬が出来ましたし、最後の1ハロンはきっちりギャロッピング出来ましたし、十分な動きだったのではないかと思います。その後も順調でしたから、今週も坂路でやりましたけれども、形は単走、でも前に今週重賞を使うファルコニアを置いて、それを見せながら、いいラップを刻んで最後反応させたのですが、道中のラップも無理なかったですし、最後の反応もとても良かったですし、秋初戦ですが、一定の、満足できる仕上がりになったなと思います。

中山コースの不安は無いです。あとは、開幕週の中山ということで、前の先行馬が有利なのではないかと予想しますが、そこはプロのジョッキーに任せるべきところかなと思います。

まだ本番は先で、この馬は権利(賞金)も持っていますから、初戦から目一杯な仕上がりではないですが、十分走れると思います。本番に向けて内容のあるいいレースを期待していますし、結果も当然期待したいと思います」

(取材:三浦拓実)

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