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浦和競馬場(晴、重)で31日、第27回さきたま杯(JpnII、1400m)が行われ、7番人気のイグナイター(兵庫)が、直線で5番人気のスマイルウィ(船橋)と3番人気のバスラットレオン(JRA)の間を割って差し切って優勝した。タイムは1分25秒3。笹川翼騎手(大井)の騎乗だった。クビ差の2着にスマイルウィ、1馬身1/2差の3着にバスラットレオンが入った。2番人気のコンシリエーレは5着、1番人気のシャマルは競走中止。

イグナイターは父エスポワールシチー、母ビアンコ(母父ウォーニング)の牡5歳・鹿毛。通算22戦10勝(中央3戦1勝)。交流重賞は去年の黒船賞(高知)、かきつばた記念(名古屋)に続く3勝目。

レース後のコメント

1着 イグナイター(笹川翼騎手)
「本当に最後まで、馬が接戦で頑張ってくれました。スタートで、前回より少し遅れてしまったのですが、想定する位置で競馬を運ぶことができまして、前に強い馬もいたので、マークする位置で(追走できて)、最後も馬が歯を食いしばって頑張ってくれました。4コーナーを向く前に手応えが良かったので、自分が焦らず、しっかり馬のリズムを守ることが出来れば、最後まで一生懸命走ってくれる感覚がありました。この馬は、すごく器用さがありますので、小回りでこそ、という僕の感覚があり、今日は結果で応えてくれました。今日はこのようなレースを勝てて、大変嬉しく思っています。それも、日頃からこの馬に携わっていただいている、園田競馬の関係者、調教師さんや、厩務員さんや、ジョッキーがいて、こうやって勝たせていただいたので、気を引き締めて、僕も頑張っていきます。イグナイターの応援を、これからもよろしくお願いします」

(新子雅司調教師)
「今日使った後はいったん夏休みと決めていましたし、仕上がりとしては万全でした。パドックでも元気だったので自信はありました。枠も良かったので、何とかなるのではと思いました。レースは理想通りで、ジョッキーが上手く乗ってくれました。一瞬変わらないかなと思いましたが、最後によく踏ん張ってくれました。このあとは夏休みに入って、(秋は)南部杯、JBCを狙って始動したいと思います」

2着 スマイルウィ(矢野貴之騎手)
「上手く運べましたが、この馬の難しさが出てしまいました」

3着 バスラットレオン(坂井瑠星騎手)
「ゲートで躓くのは許容範囲です。スピードタイプが多かったので、もう少し内枠であれば......。初めての小回りで、戸惑いもありました」

4着 アポロビビ(御神本訓史騎手)
「良い感じでしたし、よく走っています」

(取材:大関隼)

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