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2月9日(木)に佐賀競馬場(曇、稍重)で第50回佐賀記念(JpnIII・2000m)が行われ、2番手を追走したバーデンヴァイラー(JRA)が鮮やかに抜け出して優勝した。勝ちタイムは2分09秒9。騎乗していた福永祐一騎手は今月末の騎手引退を控え、最後の交流重賞を勝利で飾った。2着に6番人気のデルマルーヴル(JRA)、3着に1番人気のカフジオクタゴン(JRA)が入った。3番人気のジャズブルース(JRA)は5着で、5頭出走のJRA勢が上位を独占した。

バーデンヴァイラーは父ドゥラメンテ、母ヴィートマルシェ(母父フレンチデピュティ)の牡5歳・黒鹿毛。栗東・斉藤崇史厩舎所属。通算13戦7勝、去年7月のマーキュリーC(盛岡)以来の交流重賞2勝目。

【レース後のコメント】

1着 バーデンヴァイラー(福永祐一騎手)
「(自身の)最後の交流重賞で、勝てるチャンスのある馬に乗せてもらっていたので、良い結果を出せればいいなと思っていました。馬が良く頑張ってくれて、最後の交流重賞を一番良い形で締めくくってくれて幸せな気持ちです。
(歓声は)ちゃんと聞こえていました。とはいえ、ゴールまで気を緩めるわけにはいかなかったので、しっかり最後まで馬と一緒に頑張りました。
レース前に斉藤調教師とも話をしていましたが、レースプラン通りに進めることができました。まずはスタートを決めるということが今日は大事なところだったので、そこを上手くクリアできました。2番手を取ってからは非常に良いリズムで走れていましたので、今日は本来のこの馬の力をお見せすることができたのではないかと思います。
2週前の調教に乗せてもらった時には坂路で良い動きをしていましたので、調教の段階から感触は良かったです。
(佐賀記念は)なかなか勝つことができませんでしたが、こうやって勝利をプレゼントしていただいて、本当に嬉しいです。
今日はたくさんの方にご来場いただきましてありがとうございます。馬も本当に調子が良くて、良く頑張ってくれて、1着でゴールすることができました。デビューした当時から地方競馬場には全国各地へ行かせていただいて、たくさんの方の応援をいただきました。僕にとっても交流での舞台というのは、いつもと違って新しい刺激を受ける場所でもありました。そんな最後をこんな形で締めくくることができて、こういった自分の想いも皆さんの前でお伝えすることができて、本当に嬉しく思います。本当にありがとうございました」

2着 デルマルーヴル(松岡正海騎手)
「左回りより右回りの方が良いですし、距離延長もプラス。厩舎がうまく仕上げてくれたことに感謝です」

3着 カフジオクタゴン(坂井瑠星騎手)
「調教でもまだ動き切れていませんでしたが、競馬でも最後まで動き切れないまま終わってしまいました」

5着 ジャズブルース(団野大成騎手)
「レース前から2000mはどうかと思っていました。折り合いは大丈夫でも、最後はスタミナが切れました。でも、良い経験はできましたから、今日のレースが今後につながればと思います」

6着 ラッキードリーム(下原理騎手)
「気合い乗りはすごく良かったのですが、ゲートを出て二の脚がつきませんでした。掲示板はあると思っていたのですが残念です」

7着 リュウノシンゲン(山田徹調教師)
「いい位置につけられましたが、最後は止まってしまいました。1800mがベストなのかもしれません」

(取材:中野雷太、三浦拓実)

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