早いもので今日から師走。今年も残すところあと1か月となった。そんな12月、前半ゲストでukkaのメンバーが来てくれる。まず登場したのが葵るりさんだ。葵さんと言えば、初登場のニュース読みで、0.5秒爆発の伝説を残し、強烈な印象を与えた。そんな葵さんと、とき宣のライブ会場でお会いし、ukkaのライブにお誘いいただいて、11月3日に2回目の観戦となった。葵さんとはそんなご縁もあり、この日のオンエアを楽しみにしていた。
解説コーナーでは今月、2022年の振り返りをしている。ukkaにとって、22年は間違いなくいい年だった。忘れられない1年になったと思う。念願のメジャーデビューが決まり、11月16日、ついにミニアルバム「青春小節」で大きく羽ばたいた。年末には武道館のステージも待っている。ファンにとっても、思い入れたっぷりの1年だったことだろう。
ukkaと言えば、歌の上手さがまず印象的だ。先輩4人が抜群に上手いから、葵さんたち新加入組は、その背中を追いかけるのが、さぞ大変だったと察する。全44曲、歌と振りを覚えるだけでも一苦労なのに、求められるレベルが半端ない。ukka標準に到達するのが、いかに至難の業だったか。全力でやりきった11月３日ライブ後の葵さんの表情が、美しく輝いていたのを覚えている。
この日の放送では、葵さんに個人的な22年重大ニュースを披露していただき、新曲での落ちサビも堪能し、ファンにとっては、少し早いクリスマスプレゼントになったことだろう。初回に0.5秒で爆発したニュース読みも、見事にクリアーした。筆者も栗林さみさんも、固唾を飲んで見守った。お父上もさぞ、ご満悦なことと思う。
22年をukka元年とすれば、23年以降、ますますスケールアップするはず。どこまで羽ばたくか、楽しみであり、応援しがいのあるグループ、それがukkaだ。かく言う筆者も本日、るり沼にどっぷりはまった。来週の放送も楽しみだ。
たまたまこの日のオンエアが筆者の誕生日と重なった。オンエア終了後、番組スタッフがお祝いをしてくれた。嬉しいことこの上ない。葵さんからも、心のこもったお祝いとメッセージをいただいた。ラジオiNEWSという番組と出会って、素敵な仲間や素敵なゲストと一緒に仕事ができる喜びを、改めてかみしめている。
（日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)
