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21世紀の台湾と日本

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アジアフレンドシップシリーズ「21世紀の台湾と日本」今年度も放送が決定!

「21世紀の台湾と日本~2021日本台湾友情年~」
台湾は環境問題など、日本が直面する諸課題に早くから向き合ってきた社会として"今"を学ぶ項目が豊富です。
"台湾ロス"の言葉にも象徴されるように、今だからこそ新しい世界を拓き、発見する喜びを体験できるよう、
番組開始から21年目の今年は「観光」「経済」「芸術・文化」「留学」を中心にお送りします。

<第5回>のテーマは「もうひとつの旅特集~日台鉄道、自転車の旅交流のこれから」
昨年大好評だった「台湾旅行」について、今年はさらに濃い内容をお届け。
台湾鉄道旅行の第一人者である結解喜幸さんと、初登場!台湾メディア駐日特派員で鉄道写真家でもある陳威臣さんをゲストにお迎えし、鉄道に関する最新トピックや日台旅交流のこれからについてお話いただきました。
またアシスタントの一青妙さんからは自転車旅についてのお話も。

さらに今回は特別ゲスト!台湾と深い繋がりがあるジャニーズ WEST の中間淳太さんに、山本アナがインタビュー。

「台湾に住んでいた時の想い出」「メンバーと台湾に行くならどこに行きたいか 」「台湾グルメ」 などここでしか聴けないお話をうかがいました。
中間さんのご出演部分はラジコのタイムフリーで11月1日まで聴くことができますのでお聴きのがしなく!
今回も台湾に行きたくなるような話題が満載です!是非ラジコのタイムフリーもしくはポッドキャストでお楽しみください。


そして番組恒例豪華プレゼントも応募受付中です。
<抽選でお楽しみプレゼント!>
〇台湾観光局から3種類のオーベア刺繡ワッペンをセットを1名様
〇台湾観光局から台湾の人気デザイナー・AKIBOデザインの台湾鉄道ミニ電車「進化1001号」を1名様
〇結解喜幸さんより台鉄切符お守り(非売品の超レア!)を1名様
〇結解喜幸さんより著書「台湾と日本を結ぶ鉄道史」を1名様
〇結解喜幸さんより鉄道型のネクタイピンを1名様

締め切りは11/19(金)です。皆様からのご応募お待ちしています!

ご応募はこちら


番組ではリスナーの皆様からの台湾について知りたいことやメッセージを募集しています。
いつもたくさんの感想をありがとうございます!

こちらからどしどしお送りください!


今回はゲストの結解喜幸さんから、台湾旅の最新情報について解説をいただきました。
番組と併せてお楽しみください!

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■台湾鉄路の列車旅
(1)最新鋭の電車特急が登場
台湾を一周する台湾鉄路管理局(在来線)の路線には、日本の特急列車に相当する「自強號(ツーチャンハオ)」が運行されており、台北から西部幹線経由で新竹、台中、嘉義、台南、高雄方面、東部幹線経由で宜蘭、花蓮、台東方面へ速くて快適な列車旅が楽しめる。「自強號」には、両端に電気機関車を連結したプッシュプル方式の1000形をはじめ、最後の活躍を続ける気動車特急のDMU2800・2900・3000・3100形、振子式のTEMU1000形「太魯閣號」、TEMU2000形「普悠瑪號」が使用されている。

高速走行が可能な振子式の走行装置を装備したTEMU1000形「太魯閣號」は、2006年に登場した日立製作所製の8両編成の特急用電車で、6編成48両が東部幹線・西部幹線の「自強號」で活躍中。続いて2013年に登場したのが、車体傾斜装置を装備した日本車輌製のTEMU2000形「普悠瑪號」。8両編成が17本の計136両が投入され、東部幹線の「自強號」を代表する車両となった。

そして2021年7月に台湾の花蓮港に到着したのが、幹線の輸送力増強を図るため、日立製作所に発注した最新鋭の電車特急車両となるEMU3000形だ。スタイリッシュで洗練されたスタイルで早くも注目の的となっているが、営業運転が開始されるのは2021年12月の予定だ。列車は日本のグリーン車に相当する商務車を連結した12両編成で、従来の電車特急が8両編成であったのに比べると輸送量が大幅にアップしている。発注した両数は何と12両編成×50本の600両で、近い将来、台鉄の特急列車「自強號」を代表する車両になると期待されている。

(2)観光列車として普快車が復活
窓の開く非冷房の旧形客車を使用した列車として親しまれていた南廻線枋寮~台東間の普快車は、南廻線の全線電化完成に伴い廃止となったが、何と2021年10月23日に同区間を結ぶ観光列車として復活。今回は旅行会社が主催する観光列車として、週末に同区間を1往復するようになった。復活に当たっては、旧形客車の外板や内装を当時のスタイルを維持したまま修繕し、これまで開きにくかった窓の改修やトイレの近代化が行われた。

改修された車両は窓が開き、天井で扇風機が回るというノスタルジックなもので、現役時代と変わらずに鉄道ファン憧れのスタイルを維持。弁当や途中下車観光などをセットにした観光列車で、主催する旅行会社のサイトから予約を行う。現在、日本語のサイトを制作中ということで、コロナ禍で中止されている観光目的の訪台ができるようになれば、真っ先に乗りに行きたい列車の候補となるだろう。

写真は現役時代の普快車のものだが、観光列車になっても同様のスタイルを維持して乗る楽しさを提供してくれる。

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