薬学の時間
2009年6月4日放送分
「毛虫皮膚炎の対策と応急処置」
兵庫医科大学皮膚科学准教授
夏秋 優
はじめに
一般にチョウやガの幼虫には、体の全体が毛で被われた「毛虫」と呼ばれるものと、毛を持たない「イモムシ」と呼ばれるものがあります。
皮膚に触れることで皮膚炎を起こすような毒を含んだ毛を「有毒毛」というのですが、この有毒毛をもっている毛虫は非常に限られていて、ドクガやイラガ、カレハガなどのガの仲間の幼虫の、ごく一部だけです。つまり、ほとんどの毛虫の毛には毒はない、考えることができます。ですから、毛虫による被害を受けないようにするには、まず有毒の毛虫をすべて覚えて、それらを避ける必要があります。












