お知らせ:

藤島大の楕円球にみる夢

番組へのお便りはこちら

今月は東京五輪男子7人制の覇者、「セブンズ王国」フィジーのラグビーをテーマに送る。
ゲストはフィジーで15人制ナンディ(Nadi)代表候補になったことがある野木大彰さんだ。

東京五輪の7人制男子日本代表は、順位決定戦で韓国に31-19で勝ち、11位で今大会を終えた。


2016年リオデジャネイロ五輪で新種目になった7人制ラグビー。男子では、初代王者にフィジーが輝いた。日本代表も、4位という好成績を残した。


ジャパンは今大会の初戦で、優勝候補のフィジーといきなり対戦した。前半早々に失点を許すも、その後は取り返し、トゥキリ ロテのトライで逆転した。しかし後半、フィジーに連続してトライを与えた。5点差で惜敗した。


「セブンズ王国」と称されるフィジーの選手たちは、背負う期待が格別だ。男子は二大会連続で金メダルに輝いた。女子も、今大会では銅メダルを獲得した。ハンドリングとランニングで栄冠を勝ち取るのが彼ら、彼女らのスタイルだ。試合中は、ボールを持つ選手に対し、サポートするプレーヤーがわき出る。自由なパス回しでつなぐ。「フィジアンマジック」だ。


フィジーの選手は、「強いフィジカルとセオリーにとらわれないトライへの執着心がある」という。番組では、南太平洋の島国に約7年暮らし、ラグビーをプレーした野木さんの言葉を通してフィジーのラグビーを紹介する。


野木さんは、小学1年から東京の葛飾ラグビースクールでプレーした。2004年、花園常連の桐蔭学園高校ラグビー部に入部。しかし一軍経験は練習試合で3~4度だった。

その後、国内のクラブチームなどでプレーし、「高いレベルのラグビーをしたい」とフィジーに渡る。現地で働きながら、ラグビーに集中できる生活を送った。

昨年、新型コロナウイルスの影響で帰国した。帰国前は、元代表も擁するチーム、ナンボワル・セレクションクラブにてレギュラーで活躍していた。

かつて所属したマリストクラブでは、現7人制代表主将のジェリー・テュワイと楕円を追ったこともある。「フィジー人の気質は、日本人に似ていると思う」など、興味深い経験の数々を語る。


▽ラジオ番組について
 ラジオNIKKEI第1で放送。PCやスマートフォンなどで、ラジコのサービスを利用して全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画だ。
 放送後も、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストで番組が聴取できる。後日ポッドキャストは、特別版を配信する。
 8月9日の同時刻に再放送する。10日から「Paravi(パラビ)」では動画配信を予定だ。