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藤島大の楕円球にみる夢

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6月13日夜、東京駅前の丸ビルで、「丸の内15丁目プロジェクト」(三菱地所主催)の一環として、トークショーを開催した。7月は、その模様をダイジェストで届ける。

 (写真左から、大林氏、清宮氏、田尻氏、藤島氏)。

登壇者は4名。日本ラグビー協会の副会長に就任した清宮克幸氏(ヤマハ発動機前監督)。北海道ラグビー協会会長の田尻稲雄氏(メディカルシステムネットワーク代表取締役社長)。スポーツライターの藤島大氏。そしてコーディネーターは、日本経済新聞上級論説委員の大林尚氏だ。「地方からラグビーを盛り上げる」というテーマで、日経グループとしてワールドカップを考える狙いで、番組と連動してイベントを行った。

今秋、日本列島はラグビー列島へ。日本で開催されるアジア初のラグビーワールドカップは9月20日に開幕し、11月2日の決勝まで、全国12の会場で試合が行われる。本イベントは、「RUG BIZ SHOW」と題し、地方におけるラグビーのクラブ文化の価値と魅力、さらにワールドカップへの期待を中心に発信した。

現在は、全国クラブ大会3連覇の「北海道バーバリアンズ」設立者の田尻氏は、クラブを軸にした友情とひとの交流について熱く語る。ラグビーで学んだことは、企業の組織づくりや雇用にまで通じるという。また、ワールドカップに出場するトンガ代表は、札幌市南区のバーバリアンズの定山渓グラウンドをキャンプ地に選んだ。さらに田尻氏は、札幌で開催される試合チケットは、「とくに海外で売れている」と明かす。「北海道には自然や食の楽しみもある」と、地域全体の魅力もアピールした。大林氏は、ラグビーワールドカップの経済効果にも触れた。長男が、北海道を本拠地にするプロ野球チームに所属する清宮氏は、北海道の魅力の幅広さをあらためて実感として得たようだ。

「ワールドカップ開催のレガシーにする」。静岡のエコパスタジアムを拠点にした「アザレア・スポーツクラブ」が昨秋、設立された。ヤマハ発動機の清宮前監督が代表理事を務め、まずは女子のラグビーチーム「アザレア・セブン」を立ち上げた。清宮氏がクラブ創設の経緯と期待感を語った。

また、藤島大氏は、沖縄でラグビーの指導に関わる経験を披露する。「ラグビーのクラブ文化は、地域の高齢者を孤立させず、役目と場を提供する可能性を秘める」とも指摘。

200名ほどの聴衆を前に、ラグビー機運の高まりを感じる機会となった。7月7日(日)午後9時30分からラジオNIKKEI第1で放送する。

 

◆ラジオの聴き方:

 ラジオNIKKEIは、短波ラジオはもちろん、radiko(ラジコ)のサービスを利用して、PCやスマートフォンなどでも全国で放送を聴ける。ラジコには放送後の1週間、無料で聴取できるタイムフリー機能がある。音楽が聴けるのはオン・エアだけ。14日(日)夜9時30分から再放送がある。
※7月のポッドキャスト配信は9日を予定。放送直後からは、ラジコのタイムフリーをご利用ください。



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藤島大さんの新刊『序列を超えて。ラグビーワールドカップ全史1987-2015』が
鉄筆文庫から刊行された。
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