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藤島大の楕円球にみる夢

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今月のゲストは、5月18日に現役引退を発表した大野均さん(42)だ。(写真:キンちゃんとモニター越しに話す藤島大さん)

高校までは福島で野球少年だった。それが、大学でラグビーと出会い、東芝入部への道がひらけて、そこで鍛えられた。やがてラグビー日本代表として歴代最多のテストマッチ98試合出場を誇るロックにまで成長した。今回は、その献身的なプレーでファンを魅了してきた男の物語を本人に聞く。

 

5月22日、オンラインで現役引退の記者会見を開いた。約1年前から悩まされていた膝の痛みと、昨年のワールドカップで日本代表が躍進し若手も台頭したことが、現役生活にピリオドを打つ気持ちに繋がったという。スポーツライターの藤島大氏が、現在の心境を聞く。 

 

大野均。1978 年 5 月 6 日、福島県郡山市生まれ。福島・清陵情報高までは野球部。 日本大学工学部に入学後、ラグビーを始める。2001 年に東芝へ入社し、日本選手権 3 度制覇、TL 優勝 5 回などに貢献。リーグ戦出場数は通算170 試合。

日本代表は 2004 年 5 月の韓国戦で初キャップを獲得。2007 年~15 年のワールドカップ 3 大会に連続出場し、日本代表歴代最多の98キャップを誇る。2016 年にはスーパーラグビーのサンウルブズでもプレー。192 センチ、105 キロ。


今回は現役生活を通じて過去の印象的な出来事などを語る。最も印象に残る試合は、13年6月にウェールズを23-8で破った一戦だという。04年に0-98で大敗した相手に、東京・秩父宮ラグビー場の大観衆の前で雪辱を果たせたのは格別な思いがあったという。「グラウンドで自然に涙が流れるなんて、めったにない」というその試合について語る。

 

さらに、今だから話せる東芝ブレイブルーパスの愉快な仲間と苦楽を共にした時間も明かす。爆笑エピソードも飛び出す。キンちゃんの人柄がじんわりと伝わるエピソードの数かずに耳を傾けながら、現役生活を労いたい。

 

▽番組の聴き方:

6月1日( 月 )ラジオNIKKEI第1で午後6時15分~放送。ラジオNIKKEIは、ラジコのサービスを利用して、PCやスマートフォンなどで全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画。放送後も、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストで聴取が可能。ポッドキャストは放送しなかった内容も含む。8日の同時刻に再放送がある。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信する。