岸田恵美子
今週のニュースファイルは、
(1)
カナダのイカルイトで開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議は、共同声明の採択を見送り、議長国カナダのフレアティ財務相が共同記者会見の冒頭で「世界の経済状況は改善しつつあるが、確固とした回復の基調は敷かれていない」「金融機関も責任のコストを負担する必要がある」との議長総括を発表しました。
(2)
資金管理団体の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で不起訴となった民主党の小沢幹事長は、幹事長を続ける意向を表明しました。逮捕・起訴された石川知裕・衆議院議員は、民主党を離党するものの、議員辞職はしない意向を明らかにしました。
(3)
経営統合に向けた交渉を続けてきたキリンホールディングスとサントリーホールディングスは、統合比率やサントリー創業家一族の経営への関与について合意が得られず、経営統合を断念しました。
(4)
トヨタ自動車の豊田章男社長は、ハイブリッド車「プリウス」などのブレーキに不具合が発生した問題で記者会見し、「今回のリコールは全世界で40万台が対象です。米欧でもできるだけ早くお客様にお知らせできるよう迅速に対応します」「国内については4車種22万台のリコールを届け出ました。すでにお買い求めいただいたお客様にはお手数をおかけし申し訳ありませんが、販売店からまもなく連絡します。あらためておわびします」と謝罪しました。
(5)
インド中央統計局は、2009年度の実質GDP成長率が前の年と比べてプラス7.2%になるとの見通しを発表しました。
(6)
鳩山総理大臣は、民主党の小沢幹事長を批判してきた枝野幸男・元政調会長を行政刷新担当大臣に起用しました。小沢幹事長の政治資金問題による支持率低下に危機感を抱いた鳩山総理が、小沢幹事長と距離をとる姿勢を打ち出し始めたという見方が広がっています。
(7)
太陽光発電協会が発表した太陽電池の出荷統計によりますと、2009年の太陽電池の国内出荷は、発電能力ベースで前の年の2.1倍にあたる48万4000キロワットと、4年ぶりに過去最高を更新しました。政府や自治体の補助策で、住宅用市場が拡大しました。これにより、2008年の世界6位から、ドイツ、アメリカに次ぐ世界3位に浮上した模様です。
(8)
EU=ヨーロッパ連合は、臨時首脳会議を開き、信用不安に直面しているギリシャ政府の財政再建を支援することで合意しました。ファンロンパイEU大統領は「単一通貨ユーロ導入国はユーロ圏の安定を守るため必要ならば断固とした協調行動をとる」との声明を発表しました。
(9)
財務省は、国債や借入金などを合計した「国の借金」の総額が2009年末時点で871兆5104億円に達したと発表しました。前の年より24兆 8199億円増え、過去最大です。対策が遅れた場合は、長期金利に上昇圧力がかかる可能性があります。
(10)
オーストラリア統計局が発表した2010年1月の失業率は、季節的な要因を除いて5.3%と前の月に比べ0.2ポイント低下し、 3カ月連続で改善しました。
今週のポイントは、
(1) キリン・サントリー破談の訳と今後の課題
(2) 「国の借金871兆円」と「2020年度名目GDP650兆円」をこう見る
(3) イカルイトG7は役に立ったか?
今週の気になる作品は、映画『カティンの森』(アンジェイ・ワイダ監督)
Check the Tomorrow :
2月15日(月)
・10-12月GDP(1次速報)
・1月首都圏マンション市場動向
・12月鉱工業生産(確報)・設備稼働率
・米国市場休場(Presidents' Day)
・上海・台湾・ベトナム 旧正月で休場(19日まで)
・シンガポール・マレーシアが旧正月で休場(16日まで)
・韓国旧正月で休場
・ブラジル休場(16日まで/カーニバル)
2月16日(火)
・2009年分所得税確定申告開始
・米2月NY連銀製造業指数
・米2月NAHB住宅市場指数
・豪中銀議事録
・独2月ZEW景況感指数
・EU経済・財務相理事会
2月17日(水)
・12月第3次産業活動指数
・日銀政策決定会合(18日まで)
・米1月住宅着工件数・建設許可件数
・米1月鉱工業生産・設備稼働率
2月18日(木)
・12月景気動向指数(改定値)
・1月日本製半導体製造装置BBレシオ
・白川日銀総裁会見
・米1月卸売物価指数
・米1月コンファレンスボード景気先行指標総合指数
・米2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
・1月北米半導体製造装置BBレシオ
・オバマ米大統領、ダライラマ14世と会談
2月19日(金)
・2月日銀金融経済月報
・米1月消費者物価指数
2月20日(土)
・アイスランド、経営破たんした同国銀行の英・オランダ在住預金者に対する預金払い戻しを保証する法案の国民投票
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1Re: 2010年2月12日放送内容(第566回)
何時も楽しみに聴かせて戴いております。
伊藤さんは長野の諏訪出身だそうですね、私は昔、本社が諏訪にある伊藤建設、東京支店に勤めて居たことがあります。諏訪には伊藤さんと言う苗字が多いのでしょうか?その会社は残念ながら40年以前に倒産しましが、その頃、東京育ちの私は雪道の運転を、地元の同僚や支店長に、叩き込まれました(笑)
トヨタプリウスのブレーキリコールに同感です。
昔の車は、ABSなんか無く、雪道等はダンピングブレーキで対応した・・・なれないとツイ怖くて踏み込んじゃって、タイヤがロックし、横滑りしたりして事故が多かった。
それを電子的に制御して、自動的にダンピングさせるのが、ABS・・・だから、最初は思いっきり踏んでも、自動的に、ド!ド!ド!・・・と言う感じでブレーキが戻るので、それだけ制動距離が伸びるので怖かったが、それが最短の制動距離になる・・・と聞いていた。
トヨタは品質を上げる為、ダンピングのど!ど!ど!を解消する為に、電子制御を改良し成功した?・・・未だプリウスで試しては居ませんが多分??違うかな?・・・それがフィーリングが合わない人が多く、苦情になってる・・
人間の感覚は、止まる位置を感覚で決めてブレーキを踏むが、ロックして、ダンピングで押し戻されると、ABSが効いてる~と思うが、その感覚が無く、ジンワリとロックしないようにブレーキが効けば、すべる感覚になるのだろう・・・
今日のお話で昔を懐かしく思い出しました。
2010/2/13 15:44 : kimama / 編集
2Re: 2010年2月12日放送内容(第566回)
Podcastより毎回楽しく聞いております。
今回のプリウスのリコール問題で、私自身、アメリカでのアクセルペダルの問題と日本をはじめとしたABSの問題は別物と考えております。
「トヨタの非は存在する」をあくまで前提条件として書きますが、今回の日本の問題は、普通に運転してたら何の問題も無かった(もしくは見えなかった)のが、売れたことによってさまざまな運転スタイルの多様化や、想定外の凍結路などでの走行などで予期しなかった状況が起きたことだと捉えています。
そこでふと思ったのは、これらの運転手の中に「ポンピングブレーキを試みた人は何人いるのだろうか?」ということです。
簡単に言うとABSは機械的もしくは電子制御によるポンピングブレーキ、ならば自分でポンピングブレーキするよりも安全性は高いはずですが、たとえ無駄な作業であっても私ならとっさにそういう行動をとります。
つまり、あらゆる回避の方策をとらず車だけに責任をかぶせ、「リコール=欠陥車」と必要以上に不安をあおり、トヨタの集中攻撃が問題を必要以上に大きくしたのでは?と考えています。
以上から「けしからん」発言が各方面から聞こえてきますが、私自身それに違和感を覚えています。前原国交相の発言・・・とはちょっと違いますが、いきなりやってきたマイナーチェンジという考え方でも良いのではないのでしょうか?
長文失礼しました
2010/2/15 23:54 : porteユーザーの新潟人 / 編集
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