「歌枕」。それは「万葉集」以来、時代を超えて多くの歌人が詠み継ぎ語り継いできた場所。歌人・田中章義氏は、俳人・松尾芭蕉の足跡をたどり、平成、令和と続く歌枕の地を訪ね、巡り合った人々の心象風景を短歌にし詠む旅を続けている。
番組は春の越後路に旅立つ歌人・田中章義氏に同行し、紀行ドキュメンタリーとして送る。
東京パラリンピック・マラソン銅メダリストの永田務選手、
佐渡UIターン・サポートセンター代表コーディネーターの熊野礼美さん、古民家民宿の仲塚周子さんのインタビューの模様を中心にお送りします。
【田中章義氏プロフィール】
「地球版・奥の細道」づくりをめざし、世界を旅しながら、ルポルタージュ、紀行文、絵本etc・・も執筆。世界各地で詠んだ短歌が英訳され、2001年、当時、世界で8人の国連WAFUNIF親善大使にアジアでただ1人選出される。国連環境計画「地球の森プロジェクト」推進委員長、ワールドユースピースサミット平和大使なども務め、角川書店・講談社・マガジンハウス・岩波書店・サンマーク出版・東京新聞出版局等から、これまで30冊ほどの単行本を出版している。
海外でも出版されている『世界で1000年生きている言葉』(PHP文庫)の他、『野口英世の母シカ』(白水社)、歌集『天地(あめつち)のたから』(角川学芸出版)、『十代に贈りたい心の名短歌100』(PHP研究所)などが刊行されている。
ほか、ふじのくに地球環境史ミュージアム客員教授。國學院大學「和歌講座」講師をつとめるほか、TBS「朝ズバッ!」、フジテレビ「知りたがり!」、BS朝日「Live Nippon」、東京MXテレビ「モーニングCROSS」等、TV・ラジオ番組のコメンテーターも担う。
加えて、BEGIN、遠藤久美子、東野純直などの歌詞や県立高校の校歌の作詩もしている。