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スウェーデン王立アカデミーは5日、2021年ノーベル物理学賞に、プリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎氏(90)らに授与すると発表した。

真鍋氏は、1960年代、物理学の法則を用い、地球全体の気候をコンピューター上で再現して予測する数値モデルを開発し、大気中の二酸化炭素濃度が気候に与える影響について明らかにした。

日本生まれのノーベル賞受賞者は、19年に化学賞を受賞した旭化成名誉フェローの吉野彰氏に続き25人目。物理学賞の受賞は15年の梶田隆章・東京大学卓越教授に続き12人目。

真鍋氏のほか、ドイツ・マックス・プランク気象学研究所のクラウス・ハッセルマン氏とイタリアのローマ・サピエンツァ大学のジョルジオ・パリシ氏らとの共同受賞となった。


真鍋氏は、1931年愛媛県生まれ、1953年東京大学理学部を卒業、1958年同大学院博士課程修了後、米国立気象局地球流体力学研究所研究員となる。また同年、米国籍を取得する。同研究所上級研究員、プリンストン大学客員教授等を経て、現在、プリンストン大学上級研究員。

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