11月13日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.11/12 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.20~坂田明~】

 少し前のこのコラムでお約束したとおり、ジャズ・アルト奏者にして世界的なミジンコ学者でもある、快人&怪人坂田明先生が、わが“テイスト・オブ・ジャズ”に御登場下さることになった。先生の登場はなんと20数年振り。彼が『20人格』などのジャズお笑いアルバムを発表し、脚光を浴びていた時期以来だから、本当に久し振りだ。昔は彼を主役に3時間の特番”坂田明と5人の美女”などと言う、トホホな特番を作ったりもし、ここには桃井かおりなど5人の美女が登場し、坂ちゃんと談笑するという、大分危ないところも織り込んだ、2時間半ほどのジャズ・バラエティ特番だったが、これを彼の奥さんが聴いていて、一部の美女と彼の関係をやっかみ、いささか家庭不和の原因にもなったとかならなかったとか…。

 そんなことなどもあり、坂田大先生にはあまり御登場いただけ無かったのだが、高平哲郎氏の出版パーティーで久しぶりに話をして、新しいトリオで初めてのアルバムを出すんだということから、じゃあ久し振りに番組にと言うことになって、11月第2週に登場という運びになった次第である…。
 
 先日スタジオに現れた彼は、相変わらず意気軒昂。得意のミジンコから、交通事故で無くなったアメリカの水産学者の話迄、縦横無尽に愉しげに語りつくしてくれた。その彼が持参した新作は『チョット』英語タイトルは“I'm here”。ジャケットには彼が自分で写した“…カニ”(正確な名前忘れました)の鮮やかな写真が映し出されており、その赤い甲羅が実に印象深い。そして中身はこれはもう保証済みの素晴しさ。やはり世界的なアルト奏者だと改めて感激させられた。オーネット・コールマンの名作“ロンリー・ウーマン”、なき友人の学者を偲んで、クラリネットで切々と唄いあげる“レイク・メンドータ”。こんなにどっしりとした実質を持った音、久し振りに聴いた感じがした。さすが坂田先生。11月13日の放送是非お聴き下さい。


坂田明先生(左)と山本アナ


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11月6日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.11/05 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol⑲~タモリ・デビュー~】

 以前に高平哲郎氏関係の内容になったので、どうせならばその続きで…。高平氏は70年代後半から80年代にかけての、お笑い文化新潮流を裏からリードした仕掛け人で、先日のパーティーでもその一端(TVでの仕事)が映し出されていたが、その活動主体は(78年に結成されたはずの)“面白グループ”。中心は不二夫ちゃん(漫画家、赤塚不二夫先生)で、メンバーには山下洋輔、高信太郎など、才気豊かな多士済々の面々が集まっており、ぼくもこのグループ活動を利用して、数多くの“おバカで知的な”特別番組を作らせてもらった。 

 そしてこのグループが生んだ最大のスターが、我が後輩の森田一義君ことタモリだった。博多のホテルで山下洋輔トリオの打ち上げに紛れ込み、それが評判を集め不二夫ちゃんが東京に呼んだという流れ。お笑い界の出世話は多くの人に知られているが、上京して彼が最初にカミさんと少しばかり住んでいたのが、ぼくの育った街、高円寺だった。

 ある時商店街を歩いていると、暗い顔をした未来の無い様に見える、フリーターと思しき初中年(30才ぐらいのはず…)とすれ違った。どこかで見たなーと思ったら、都落ちして故郷福岡に戻ったはずの森田君ではないか。“どうしたの…”と声をかけると、“ちょっと事情があって今また東京にいるんです”との返事。もともと芸達者、“なにかあったら局に遊びに来いよ…”等と先輩風を吹かして別れた。

 その後短波放送受信を模写する奇妙な半素人がいると、新宿の飲み屋辺りで評判が立ったが、それが森田君であった。それから数ヵ月後、局の先輩からピアノの大家、中村紘子さんにインタビューする企画があるけど、誰かよい人知らないかと声を掛けられ、そう言えば森田は子供の頃から、長い間ピアノを習っていたはずだし、場持ちもいいからやらせてみるかと、少し評判になっていた彼に声を掛けると、二つ返事でOK。その先輩と共に中村氏のインタビューに向かうことになった。これがなんと、世に殆ど知られていない彼のラジオ・デビューで、“日本短波放送”でデビューを果たしたのである。しかしその結果は実に無残。あまりの雲上人である中村紘子を前にして、殆どインタビューが出来ず。局に戻ってからぼくに、“申し訳ありませんでした”と謝り、しょげ返る始末。その先輩ディレクターからは、“困るよあんなのを紹介してもらっては…”とぼくもお叱りを受けてしまった。

 しかしそこは稀代の天才にして鬼才のタモリ。この2ヶ月ほど後、ぼくの大学時代の同期、岡崎正道くん(ジャズ評論家でもある)がチーフ・ディレクターを務めていた人気番組“オールナイト・ニッポン”にゲスト出演。そこで4ヶ国語マージャンなどの得意芸を披露、電話が鳴り止まない大反響を呼び、直ぐにレギュラーの座が決定し、スター街道をまっしぐらとなったのである。この中村紘子事件(?)のせいか、彼は律儀にも“BCL(世界中の短波放送を聴くマニア、主に子供達)番組”のパーソナリティーを、6年ほど我が局で務めてくれ、何回かの特番も担当してくれた。実に義理堅い男なのである。


10月30日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.10/29 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol⑱~ジブリ・ミーツ・ジャズ~】

 ”風の谷のナウシカ”に始まり”となりのトトロ“崖の上のポニョ”など、宮崎駿監督の“スタジオ・ジブリ”アニメ作品は、どれも素晴しいし、圧倒的な人気を誇っている。ぼくはもう30年ほど前に、試写会で”ナウシカ“を観て、こんな作品が日本でも生まれるのかとびっくりしたのだが、その監督が高校の先輩であったのにも驚かされた。彼は学習院大のようだが、ぼくの高校ではかなり珍しい進路先でもあった。残念ながら未だ面識は無い。

 そんな宮崎駿アニメは、その主題曲&主題歌が素晴しいことでも有名だが、この主題曲&歌をジャズ化したアルバムもこれまで沢山出されており、もう20作を超えるのではないかとも思われる。そんな中にあってこの夏、また1枚新しいジブリ・ジャズ作品が登場した。立石一海トリオのアルバムである。

 この立石君だが、ぼくの知り合いのひとりで、ちょっと前までは“ビクター”のジャズ担当。”熱帯ジャズ楽団”を始め数多くのアルバムをプロデュースしてきた男である。業界では学生時代にジャズを演奏していた連中も多く、中には本場の”バークリー音楽院“出身などもいる。それぞれが腕に自慢をもっているのだが、その中でも最も腕の立つ一人と注目の的だった。

 そんな彼がこの“CD不況時代”のなか、プロ・ミュージシャンに転向してアルバムをリリースしたという次第。腕があるだけに、このアルバムが評判を呼び、大手の“CDショップ”などでも売れ行き1位を記録している所も少なくない様だ。プロ転向以降は会っていないのだが、売れ行きも良いようだし、なにより実に性格の良い気持ちよい男。そこで自慢のアルバムを持ってスタジオに来てもらうことにした。他の“ジブリ・ジャズ”とは一寸違う素敵なこのアルバム。ジャズ初心者にもぴったりなだけに是非耳にして欲しいもの。

 彼の登場は10月30日の“テイスト・オブ・ジャズ”にて。乞うご期待!


ピアニストの立石一海さん


10月23日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.10/22 スタッフ 記事URL

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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol⑰~今夜は最高な日々の続き~】

 先回演出家、構成作家など多岐に渡る活躍を見せている高平哲郎氏の新刊“今夜は最高な日々”について触れたが、その後この出版記念パーティーが恵比寿のクラブであったので、喜んで参加させてもらった。会場には彼の人脈の広さを誇るように、TV、ラジオ、出版、演劇、音楽など様々なジャンルの有名人が登場、実ににぎやかな楽しいパーティーだった。

 パーティーは山下さん(洋輔)がピアノ・ソロで、“今夜は最高”のテーマを演奏、続いて当日は会場に来れなかった彼の盟友、森田一義ことタモリがビデオで登場、あの独特の口調でお祝いのメッセージを述べると会場は笑いの渦。その後はタモリや小松政夫などNTVの“24時間TV”で放送された、高平氏の実にスリリングでエキサイティングながらも、危なっかしいシーンが流され「あの頃はこんなことも出来たんだ」と、小堺一機などが述べ、会場のみんなもそれに頷くほどの危なげ面白場面が続いた。

 来賓の祝辞も各界の様々な人が紹介され面白かったが、ぼくは会場で久し振りに坂ちゃん(坂田明)に出会い、しばし歓談。この次“ジャズ”の番組に出演してもらうことを快諾してもらった。ぼくは野暮用があったので、途中で帰ったが、会は延々続きジャズメンたちも登場し演奏を繰り広げるなど、たのしく続いたとのこと。さすがに高平氏、パーティ構成の腕も超一流だった。  



10月16日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.10/15 スタッフ 記事URL

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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol⑯~今夜は最高な日々~】

 ぼくのラジオでの仕事は、今年でもう40年以上。大学卒業後直ぐにこの業界に入り、その間いくつかの制作関連の賞をもらったり,ジャズのライターとしてもそこそこやって来たりと、好きな仕事を続けられただけでも、まあまあ満足といえるようだ。

 ラジオ人としては、自慢出来ることはそう多くないが、一つは企画したラジオ特番が映画の企画になったこと。裕次郎さんや旭さんなど日活映画黄金時代のヒーロー達を映画の音入りで再現した4時間のドキュメント(宍戸錠さんがパーソナリティー)を、日活の宣伝部が高評価し、ほとんど同じ企画でドキュメント映画(タイトルも同じ“愛しのヒーロー達”で、監督はパーソナリティー候補の一人、作家の矢作俊彦氏)になったこと。

 そしてもう一つが、今や演出家でもある構成作家・エッセイストの高平哲郎君を、ラジオの世界に引き込んだこと。高平哲郎、マスコミの世界では知らぬものも無い大物になってしまった彼は、タモリ他の仕掛け人だし、今のお笑いブームを、裏で作り上げた人物でもある。フジテレビが軽チャー局として定着できたのも、ほとんどは彼のおかげだと言ってもいいし、上記の日活ドキュメントもある部分、彼に協力したところもあった。その彼を最初にラジオの世界に引き込んだのが、ほかならぬぼくで、それからTVの世界へと移っていくわけだが、最初の仕事はラジオたんぱの文芸番組(紀伊国屋提供)のパーソナリティーだった。その頃雑誌“宝島”の初代編集長でもあった彼は、インタビュアーとして様々ないい仕事をしていたので、新しい番組のパーソナリティーとして是非にと頼み込み、あまり喋りが旨くないといってはいたが、結局受けてもらった次第。それももう30年以上前の話。

 その彼が自分の関係した番組(タモリの一世を風靡した“今夜は最高”など)や山下洋輔など親しい仲間との交遊などをまとめた著書“今夜は最高な日々”を新潮社から出した。それで久し振りにスタジオにゲストとして来てもらうことにした。映画やTV・ラジオ、そして何よりジャズが最高に輝いていた日々の生き証人として、高平哲郎が何を語ってくれるのか、それはぼく自身にとっても大きな楽しみでもある。オン・エアーは10月23日を予定。

なお10月16日の「テイスト・オブ・ジャズ」は、ボーカリストのギラ・ジルカさんをお迎えしてお送りします。


ギラ・ジルカさん(左)と山本アナ(右)


10月9日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.10/08 スタッフ 記事URL

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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol⑮~ジャズ・トロンボーン~】

 数多くのジャズ楽器の中でも、もっとも難しいといわれるのがトロンボーン。管をスライドさせて音を出すだけに実に微妙で、音を決め込むのも難しいし、音を充分に鳴らすのもなかなかの難問。それだけにこの楽器は、今やチャンジー(爺さん)とも言える大ベテラン、向井滋春の天下が長く続いた。彼はぼくなどの直ぐ下の代で、珍しくも京都の同志社大のジャズ研出身。

 しかし最近ようやく彼の牙城を脅かす中堅が出てきた。中山英一郎と片岡雄三の2人。この2人、面白いことには父親がジャズメンという、ジャズ親子鷹。特に中山の方は高校生時代からその才能を高く評価されていたが、一時伸び悩みここに来て又活躍を見せ始めている。もう一人の片岡雄三の方は、父親もトロンボーン奏者の片岡輝男。日本を代表するフル・バンドニュー・ハード・オーケストラの主要メンバーとして長い間活躍した名手。その薫陶を受け雄三もトロンボーン奏者になったわけだが、面白いことに、ぼくはこの雄三の子供の頃を知っているのだ。

 と言うのも彼は子供の頃小平市に住んでおり、その隣の家がジャズ・ディレクターとして有名だったぼくの友人のS氏の家だったので、良く遊びにいき、隣が片岡氏の家ということを聞いており、その息子さんにも確か会ったこともあるはず…。その彼が成長し、今やj-トロンボーンの中核的存在。先日その彼が2枚目のリーダー作品『センチになったよ』を携えてスタジオに遊びに来た。スイング時代のバンド・リーダーでトロンボーン奏者だった、トミー・ドーシーの十八番をタイトルにしたこのアルバムは、トロンボーンの楽しさを満喫できる好作品。

 スタジオ収録が終了した後、彼と小金井時代の話でしばし盛り上がったが、緑の多い所でのびのびと良く遊んでいた、と愉しげに振り返っていた。因みに彼の奥さんもトロンボーン奏者で、上記のアルバムでも彼のオリジナルの、“アリア”という美しいナンバーで共演している。実に愉しいアルバムなので、皆さんも是非聞いてみてください。


10月2日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.10/01 スタッフ 記事URL

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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol⑭~ダイキムジカ~】

 CDの売れ行きが芳しくないと言われて久しいが、どうもそれはジャズでも同じ状態のようだ。音楽の聴き方が劇的に変化してしまった為に、もうCDなども用済みになってしまうかも知れないが、寂しい限りである。既存のレコード・カンパニーも、新譜リリースに相当消極的になってしまっているようだが、そんな中にあって、ミュージシャンが自身のレーベルを立ち上げ、自分自身だけでなく仲間や後輩のアルバムも積極的にリリースする、意欲的で嬉しい動きも最近は見られるようになっている。その先鞭をつけたのが、今や日本を代表する中堅で、人気・実力共にトップのベーシスト、安カ川大樹

 彼は既存のレコード会社のやり方に飽き足らなくなり、自身のレーベル、ダイキムジカを立ち上げ、彼が気に入っている実力派たちのアルバムを積極的にリリースし始め、現在までに10枚近いカタログが揃っている。これ等のアルバムは、良質な音楽を愛する人達の為にと言うコンセプトで作られ、その新鮮なサウンドやジャケットなど丹念な仕事振りが、各方面から高く評価されている。その彼が自身のベース・ソロ・アルバムと、彼自身が押しているアメリカ帰りの若きサックス奏者、西口明宏を伴って、スタジオに遊びに来た。彼自身のアルバムもすばらしいが、ボストンのバークリー音楽院帰りの西口も新しいサックスの音世界を切り開く逸材で、意欲に溢れた気持ち良い好青年だった。
 
 安カ川君のような存在を見るに付け、未だジャズは捨てたものでないという感じを、改めて強く持った。頑張れ“ダイキムジカ”、10月2日の我が“テイスト・オブ・ジャズ”では、これからもこうしたジャズの新しい動向を、積極的に取り上げ、応援して行くつもりです。


(左)安カ川氏(右)西川氏


9月25日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.09/24 スタッフ 記事URL

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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol⑬~横浜ジャズ・プロムナード~】

 以前と違って国内のジャズ・イベントも、大分少なくなってしまったが、動員力、出演者数など国内随一の規模を誇っているのが、“横浜ジャズ・プロムナード”。今年もまた10月の初旬の土日2日間、横浜各地の会場でジャズ・ライブが聴かれる。我が“テイスト・オブ・ジャズ”でも、この時期になると、イベントの総合プロデューサーである柴田浩一氏をスタジオに招き、話を聞く事にしている。

 彼は毎回1~2人の出演者を伴って、どんなライブにするかなどをゲストと共に語ってくれるのだが、今回のゲストはピアニストの鬼武みゆきさんだった。横浜出身の彼女は、このジャズ・フェスにはピッタリの存在だが、東京理科大の数学科で学び、卒業後はプログラマーなどの仕事をしていたが、ジャズへの想いが強く、プロに転向したという、ちょっと異色の経歴を持つ才媛。これまでに3枚のアルバムを発表し、なかなか評判も高い彼女だが、最近は特にブラジル音楽に興味を持っているようで、ブラジリアン・ジャズとでもいえそうな、愉しい楽園音楽をプレーしているようだ。

 そんな彼女だけに横浜のステージでも、ブラジル出身の才気豊かな盲目のシンガー・ソングライターを招き、彼との共演で、愉しくも深みのある音楽を聞かせたいと語ってくれた。ぼくもブラジリアン・ミュージックをはじめとした、ラテン系の楽園音楽は大好き。それだけに彼女の新しい試みを、積極的に応援していきたいと思っている。ジャズ・プロムナード終了後は、彼と共に日本各地をツアーで巡るという計画もあるようなので、この手の音楽好きな方は、是非ライブにも足を運んでください。きっと満足できるステージになると思いますので、是非ご参加ください。


(左)柴田氏(右)鬼武さん


9月18日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.09/17 スタッフ 記事URL

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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol⑫~番組の顔~】

 このジャズ・コラム、前身の携帯発信時代を入れるともう4年余り続いており、だいぶん回数を重ねたが、知り合いからは時々、どうして番組の顔でもある、山本アナのことを取り上げないのか、と言う指摘を受けてきた。2人仲が悪いのではとか、お前が嫌われているのでは、などとも憶測する輩もいるようだが、実際そんなことも無い(はずだ)し、取り上げなかったのも特に他意はない。

 彼女は自身のブログを持ち、番組に来たジャズメンや行ったライブのこと等を毎回取り上げているとも聞くので、わざわざやる必要も無いと思っただけのこと。この“郁ブログ”、ぼくは読んだことは無いのだがなかなかの人気の様で、ジャズ関係者の中にも楽しみにしている連中もいるようだ。

 
 ところでその彼女、山本郁アナは、新潟のパワー・スポット、弥彦神社の境内の生まれで、大学は某国立大学(確か)音楽科卒業。現在アラ…(…は各自が勝手に御想像ください)。彼女がジャズ番組を担当してもう8年余り、45年以上続く超長寿番組の我らが“テイスト・オブ・ジャズ”の担当としては、先輩のTY女史、OT女史と並び、その長さを誇っているが、元々はラジオNIKKEIの契約アナ。1年ほどでフリーとなり現在に至る。最初はジャズに関してずぶの素人だったが、ライブなどにも良く通い、ジャズメンなどの知り合いも数多く、今やある種ジャズ関係者達のアイドル(にしてはいささか年令が…)でもあるようで、時々“小西さん、あんな美形の方といつも仕事出来るなんて幸せですね…”、などとも言われるが、そんなことは無い。しかしそんな風に言われるだけのイイ女だと思っている連中も少なくないようだ。実物は写真も載るはずだからそちらで御判断を…。
 
 彼女、ジャズだけでなく経済ものからバラエティー、そしてナレーションなど何でもそつなくこなすオールマイティーな才女。彼女に興味を持った方は、ぜひ彼女のブログの方も精読して下さい。きっとその良き女振りが堪能出来るはずです。いずれにしろ郁ちゃん、これからも番組宜しくね! 

 なお、9月18日の「テイスト・オブ・ジャズ」では、横濱ジャズプロムナード プロデューサーの柴田浩一さんとジャズピアニストの鬼武みゆきさんをお迎えしてお送りします。


山本郁アナウンサー


9月11日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.09/10 スタッフ 記事URL

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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol⑪~NYからの女の子~】

 先日ぼくのジャズ番組にNYから来客があった。まだ20台のうら若き女性だが、活き々とした元気印の女性ピアニストである。名前はマナミモリタ。こう書くとNY在住の2世のようにも見えるが、れっきとした大和撫子。
 
 巷では“ポストひろみ(上原ひろみ)”といった呼び声もある上智大学出の才媛。彼女自身は“ポスト…”という呼び名には余り関心は無いようだが、確かにその若々しく弾け捲くるピアノ・スタイルには、どことなく“ひろみ“を連想させる所もある。

 独学でジャズを学んだ彼女は、大学卒業後ボストンの名門バークレー音楽院で学び、そこで色々な賞を獲得、NYに進出してまだ数年だと言うが、もう完全なニューヨーカーといった感じで、ジャズ以外にも様々なアート活動も行なっているらしい。彼女はバークレー卒業時に、その記念として何か記念をと考え、自身の友人を集めたトリオで、1枚のアルバム『カラーズ』をつくり自主製作の形で発表したが、それが偶然日本のタワー・レコードの担当者の目に止まり、同店で発売されるや、その意気の良さも相俟って大ヒットを記録。一躍時の人にもなり、その自主制作盤は、日本のレコード会社から再リリースされることになったという、ジャズ・シンデレラ・ストーリーの体現者でもある。

 その彼女が今回2枚目のアルバム『フォー・ユー』を完成、それを携えスタジオを訪れたと言う次第。今回もジャケットは自身で描いており、曲も彼女自身のオリジナルが中心でそこにはNYでの生活が、心象風景として色濃く反映されており、どれもイキが良い。更にここではあのJ-ジャズの夜明けを彩った名品”モーニン“そしてカーペンターズの”イエスタデイズ・ワンス・モア“の2曲のカバーもあり、これも魅力的だ。今回は東京ジャズ野外ステージ登場の為東京に戻って来たが数日でNYに戻ってしまうという。

 そんな彼女と進行役、山本郁との愉しげな会話は、9月11日の”ジャズ“の時間で聴ける。楽しみにしてください。


マナミ・モリタさん


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