1月22日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2011.01/21 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.30~早稲田ラグビー敗れる~】

 このコラムではジャズ以外にもぼくの好きな温泉、ハードボイルドなど、気ままに書かせてもらっているが、悲しいことにぼくが最も愛している早稲田ラグビーが、決勝で帝京大に負けてしまったのである。

 国立競技場の記者席で決勝は観戦したのだが、帝京の外国人選手をメインにしたテンポの遅い陰湿ラグビーにやられてしまい、本当に残念だった。昨年は早稲田の試合、菅平などでの練習試合やBチームのものまで含め、全部で30試合以上は見ているはずで、ある意味ジャズ以上のフリークだけに残念でたまらない。早稲田ラグビーはその主将の名前を取って“~組”と呼ばれることになっており、今年は主将が有田隆平なので“有田組”。高校ジャパンなど好素材が揃い、ここ数年ではベストのメンバーだったが、早稲田をよく研究した(と一言褒めておこうか…)帝京の監督に見事にしてやられてしまった。来年度からは果たして決勝まで行けるのかも疑問だが、新シーズンになればまた菅平まで足を運ぶことになるのだろう。

 ファンと言うかフリークの宿命である。イギリスで生まれアメリカでは人気薄のラグビーだけに、これを素材にしたジャズは聞いたこともないが、日本ではわがクラブの後輩でジャズ・シンガーの丸山繁雄が、今は亡き早稲田OBの名選手、石塚武生に捧げた”ラグビー組曲”がある。いい思い出だ。そういえば早稲田ラグビーが優勝したときだけに唄える“荒ぶる”と言う曲がある。残念だがここで紹介しておきたい。荒ぶる吹雪の逆巻く中に、玉ける我らは銀塊くだく。“早稲田のラグビーは斯界になびき、いざ行け我等がラグビー・ワセダ。ララ、ワセダ、ララ、ワセダ、ララララ、ワセダ“来年度の健闘を期待したい。


1月15日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2011.01/14 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.29~エリン・ボーディー~】

 長い歴史を誇るポップ・ミュージックの最高峰=ジャズ。そのジャズも21世紀になって、色々と変化を見せている様でもある。その顕著な分野がジャズ・ボーカルで、日本では数多くの女性シンガー達がいわゆるジャズ・クラブやバーで、相変わらずのスタンダード・ソングを歌い捲くり、名刺代わりのアルバムを発表したり…。と、少しの変化も無く一見華やかにも見えるが、実態はお寒い限り…。

 しかしアメリカやヨーロッパに目を転じてみると、ジャズ・ボーカルの分野は大きく変わりつつある。そのキーポイントになるのがノラ・ジョーンズ。グラミー賞も獲得した人気シンガーでもある彼女は、ジャズとポップスの壁を打ち壊した存在で、その唄がジャズかどうかは、人によって意見が分かれるところではあるが、”ノラ・ジョーンズ以前と以降“と言った表現がなされるほど、旧態依然としたジャズ・ボーカルの世界を、大きく変化させる契機となった存在でもある。ジャズにポップ、ロック、フォークなど様々な要素が入り混じった、新種のシンガー・ソング・ライターでもある彼女の出現によって、以降数多くにニュー・タイプのジャズ系シンガー・ソング・ライターが登場し、ジャズ・ボーカルの世界は大きな変化を迎えることになった。

 そうしたノラ以降のジャズ・ソンガーの一人に、エリン・ボーディーと言うシンガーがいる。アメリカ中部出身の彼女は、もう既に9枚ほどのアルバムを出している(日本盤は3枚)中堅で、大学ではジャズを専攻したが、フォークやカウントリーなども歌うオールラウンドのシンガー。その彼女が丸の内の”コットン・クラブ“での公演のために来日、番組にも是非出たいというで、先日楽屋を訪ねてインタビューを行った。大柄だが愛くるしい性格の人で、色々しゃべってくれたが、自分はシンガー・ソング・ライターであっても、その根底はやはりジャズなんだと言い切った辺りは嬉しくもあった。最新アルバム『フォトグラフ』から4曲ほど紹介してくれたが、番組では山本アナがその訳詞を読むことになっている。エリンの登場は22日のジャズの時間。乞うご期待。


エリン・ボーディーさんと山本アナ


1月8日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2011.01/07 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.28~寺久保エレナ~】

 前回の年初のコラムで、今年は昨年以上に女性プレーヤー達の勢いが増すのではないかと書いたが、その筆頭格が、昨年リーダー作を出し、夏の“東京ジャズ”ではロン・カーターオマー・ハキムと言った大物をバックに圧巻のプレーを展開した、札幌在住の現役高校生アルト奏者、寺久保エレナだと言うのは、多くのファンが認める所だろう。

 その彼女が先日スタジオに遊びに来た(放送は1月15日の“テイスト・オブ・ジャズ”で)。現在高校3年生で、国際学科の生徒とのことで、語学にもかなり自信があり、短期のホーム・ステイが義務付けられているとのことで、海外に行くのは大好きと言う積極的な子。3月には高校を卒業し、その後はアメリカの大学に留学することを決めていると言う。小柄で愛くるしい彼女だが、ひとたびアルトを手にすると、大物をバックにしても少しも物怖じせず、バリバリと吹きまくる。草食系の容姿を持った肉食女子と言った趣で、どんな大物とステージに上がっても舞い上がることはないと言い切ったのには驚いた。その才能は早くから東京でも知られており、ぼくも山下洋輔さんから彼女のことは3年程前から聞いていた。

 山下さんは彼女の才能に惚れ込み、そのデビュー・アルバムに”ノース・バード“と言う曲を贈っており、これがアルバム・タイトルにもなっているのだが、北のバード(チャーリー・パーカーの愛称)とは彼女への期待の大きさを如実に表している。その彼女の最も好きなプレーヤーは、僕も最も好きなアルト奏者である「キャノンボール・アダレー」だと答えてくれたのがなんとも嬉しい限り。留学して日本には何回か戻ってくるらしいので、その時にはスタジオに遊びに来てくれると約束してくれた。嬉しいではないか。成長をじっくりと見守っていきましょう。


アルト・サックス・プレイヤーの寺久保エレナさん。昨年、Jジャズ界の話題をかっさらった北海道在住の現役高校生プロミュージシャンです。


1月1日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.12/28 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.27~明けまして~】

 2011年元旦、新しい年を迎えた。このジャズ・コラムも、前身の“ジャズ徒然草”時代からするともう5年余り…。ジャズを中心にラグビー、温泉、ハードボイルドなど、ぼくの興味あることを、週1回のペースで書き散らしてきたが、まあよく続いているものと、我ながら感心する。皆様もこれに懲りずに、今年もまたよろしくお付き合い下さい…と、ここは殊勝にお願いするしかない。

 さて番組の”テイスト・オブ・ジャズ”だが、今年の第1弾は気鋭の評論家、杉田宏樹くんを迎えて、彼が今年期待するミュージシャンとシンガーを5人ほど挙げてもらい、そのアルバムを聴きながら、ジャズ界のこの1年を展望しようと言う趣向。何が飛び出すかは聴いてのお楽しみだが、ぼく自身はこのCD不況下の時代にあって、元気なのは一般世間と同じく女性だと思っている。即ちフィメール・ジャズの時代が、本格的に到来しそうな感じも強い。
 
 昨年を見ても上原ひろみ、大西順子、山中千尋、寺井尚子と活躍したのは圧倒的に女性陣。そしてJ-女性ジャズの大御所、秋吉敏子さんも自身のオーケストラを再結成と、アマゾネス軍団の前には男性陣は何か形無しと言った感じ。その上ボーカルといえば、圧倒的に女性のもの。男性では小林桂、TOKUなどほんの数えるぐらいしかいない。この傾向は何も日本だけでなく、本場のアメリカでも見られるようだし、男性が草食化し、女性が肉食化して行く…。ジャズにおいても、その転換点がこの2011年なのか…、注意深く見守って行きたいものだ。

 さてそんな女性の時代で今最も注目の存在が、弱冠18才の寺久保エレナ。札幌在住の高校3年生の彼女が、1月第3週の“ジャズ”の時間に登場してくれることになった。その録音の模様などは来週お伝えしたいと思う。ではまた今年もよろしく! 


12月25日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.12/24 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.26~今年の一枚~】

 例年だとこの時期は、SJ誌のジャズ・ディスク大賞の選考に入っており、アルバムの順位付けに四苦八苦しているのだが、肝心のSJ誌が霧消してしまい、代わりの“ジャズ・ジャパン”誌では、特にアルバムのランク付け等はやらない様なので、今のところはゆっくりと1年を振り返っているところ。とは言ってもジャズのサイトなどから、今年の1枚を推薦して欲しいなどと言う依頼も結構あり、やはりベスト・アルバム位は、ジャズ・ライターとして考えておかねばならない様だ。

 そんな時にぼくが推薦するのは、大西順子の新作『バロック』。久々のNY録音で、ニコラス・ペイトン(tp)、ジェームス・カーター(sax)、ハーリン・ライリー(ds)などの、超一流ミュージシャンを使いこなし切った女丈夫振り、“さすが順子、やるもんだねー”と喝采を上げたくなる格好良さ!この凄い面子をNYから呼び集め、一回きりのライブを行った渋谷でのステージも見事だった。やはり上原ひろみと大西順子。飛びぬけて個性派でもある、この2人のアマゾネスに牽引される現在のシーンは、強烈に女上位でもあるようだ。

 ぼく自身の個人的愛聴盤はやはりラテン・ジャズもので、超絶技巧のピアニスト、ミッシェル・カミロのフルバンド・アルバムと、ラテン・ジャズ・トロンボーン奏者(ジャズでも活躍する)のコンラッド・ハーウイッグのハービー・ハンコック作品集。こちらはNYの”ブルーノート”のライブで、愉しくもエキサイティングなサウンドが繰り広げられており、カミロのフルバンド作も、故郷、ドミニカでのライブ。やはりラテン・ジャズはライブが一番なんですね。 


12月18日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.12/17 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.25~ジャズ・ディズニー~】

 そろそろクリスマスも近い。ぼくは行ったことはないのだが、東京ディズニー・リゾートも、かなりな人を集めているに違いない。東京に住んでいて、ディズニー・ランドに行ったことがないとは…、大変に珍しいと良く言われるのだが、出かける予定がないからどうしようもない。東京ディズニー・リゾート自体は、オープンの時から招待状をもらい、その後も何か新しい仕掛けが出ると、そのお披露目招待などを受けたものだが、一度も行っていない。

 と言うのも今を遡る40年ほど前、最初にアメリカ本国に行った時(NYでのジャズ体験がメインだったが)人に連れて行かれて本場のディズニー・ランドに行き、演出内容に性が合わなかったのが原因なのだが…。あの頃はまさにこのアミューズメント・パーク自体が、米キャピタリズムの権化・象徴のようにも見え、その猥雑さなども含め、ぼくとは全く無縁の場所と決めてしまった感がある。

 まあディズニー・ランドそのものは、どうでもよいのだが、本家のディズニー映画の音楽だけは素晴しいものが多い。その殆どはいわゆるスタンダード・ナンバーとして、今も演奏され歌い続けられている。先日、御茶の水の中古レコード・ショップを覗いてみると“ジャズ・ディズニー集”と言うアルバムが、廉価で売られていた。主役は才人、ギル・ゴールドスタイン。ピアニストでアコーディオンも上手、アレンジャーとしても一流の才覚を発揮と言う、素晴しいミュージシャン。ゲストもランディー・ブレッカー(tp)やパット・マルティーノ(g)と腕利きが揃う。これは買いだなと思って直ぐに手に入れたのだが、まさに正解。“星に願いを””不思議の国のアリス”など、実にチャーミングな演奏が並び、しばし童心に戻ってしまった。こうしたディズニーのジャズ化アルバムは好むこともあるが、そのどれもがなかなかの佳品揃い。

 ディズニー自身は、何かと問題の多い男だったようだが、その作り出す音楽は素晴しい。音楽を聴きながら、色々と考えさせられる


12月11日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.12/10 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.24~山本隆~】

 このコラムでも再三書いているように、今やCDの売り上げは激減、若い連中の音楽の聞き方も大きく変わりつつある。それはジャズも同様で、NYの知り合いの多くが、CDショップが無くなってしまい、ジャズがどうなっているか分からないと嘆いている程…。

 そんな中にあって“ディスク・ユニオン”は元気である。首都圏にしか店舗が無いのが今イチだが、恐らくここだけはCD多難時代にも生き残るに違いないとも噂されており、この11月末にはお茶の水ジャズ店を移転し、“ジャズTOKYO”と言う名前で世界最大クラスの専門店に作り変え、オープンさせた。
 
この”ディスク・ユニオン”でのジャズ担当といえば、山本隆氏。ぼくは山本”聞き上手”隆などといって雑誌に紹介しているが、世界に名の轟いたジャズ・バイヤーで、ジャズについては実に詳しい男でもある。その彼が今度“ジャズ・パースペクティブ”と言った新雑誌を刊行した(ディスク・ユニオン社刊)。編集は彼一人で、彼の趣味・趣向が強く反映されたマニアックな雑誌だが、表紙には北欧の美しいシンガーのポートレイトを使ったり、なかなか小洒落た体裁のジャズ雑誌に仕上がっている。特集も北欧とオーストラリアのジャズ、それとコレクター探訪などと彼の好きなように編集しており、”タバコ・ジャケットの楽しみ”などというマニア好みの特集もある。これはジャケットにタバコを吸ったている人物をあしらったジャズ・アルバムは、おおむね出来がいいと言う、マニアの言い伝えを検証したものだが、確かにそのとおりでどれもいいアルバムが多く、ジャケットも秀逸。

 そんな編集長の山本隆氏は、年に1~2回番組に遊びに来て、評判の輸入盤などを紹介してくれるが、今回も今年よく売れたお勧め輸入盤を5枚ほど携え、スタジオに遊びに来てくれ、新雑誌の紹介もした。その模様は12月11日オン・エアーされる。好漢のお話とお勧め盤、是非聴いて欲しいものです。よろしく。  


12月4日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.12/03 スタッフ 記事URL

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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.23~神保町~】

 一昔いやもう二昔程前の話になってしまうのか…。当時は打ち合わせで外に出ると、よくその近くのジャズ喫茶に入って一休みしたものだったが、今はジャズの衰退と共に、そのジャズ喫茶が都内のどの街でも殆ど消え去ってしまった。ジャズが聞こえる小洒落た店はわんさかあるのに、ジャズを聞かせる店はもう殆ど無い。本当に寂しい限りだ。そんな折神保町界隈では、この所ジャズ喫茶が幾つか誕生しているらしい、と言う話をジャズ仲間から聞きつけ、捜してみることにした。確かに3軒ほどジャズ喫茶はあった。平日の昼間だけに殆ど人はいなかったが、昔のジャズ喫茶の面影を残したなかなかいい店ばかり。少しばかりほっとしたし嬉しかった。

 その中でお勧めは神保町の交差点近くにある“アデュロンダック”と言うお店。細い路地を入ったビルの4階と言う、恵まれないシチュエーションにある。マスターも一癖も二癖もありそうな男。話しかけるのにいささか躊躇してしまうが、同行の友人が一回話したことがあるとのことで紹介してもらうと、これがなかなかにファニーなおっさんで、ユニークな経歴の持ち主。若い頃はジャズ・レコード・ショップに勤めていたが、一念発起しアメリカに渡りレコード・バイヤーとして活動、その後帰国してからもレコード輸入の仕事をしており、店を開いてまだ1年半ほどとのこと。話し出すと止まらない愉快な人で、ぼくの1年後輩で今NYで公認会計士をしているH君(NYのジャズ関係者では有名だった)とも仲がいいとのことで、彼やそのお仲間のミュージシャンの話などで盛り上がった。
 
 店の経営は苦しいとのことだが、好きなだけに細々とでも続けて行きたいとのこと。彼のNY体験談なども大変に面白いので、来年にでもジャズ番組に登場してもらう約束をして、その日は別れた。神保町の“アデュロンダック”、皆さんも一度覗いてみてください。そういえばこの店名は、NY州にある有名な国立公園の名前とのことで、そこでキャンプしたときの感激でこの名前にしたとの話。ますます気に入ってしまいました。


11月27日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.11/26 スタッフ 記事URL

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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.22~台湾事情~】

 11月の初めに1週間ほど台湾の台北に行って来た。と言っても私的な旅行ではなく、仕事である。台湾経済文化代表処(大使館に当る)の後援で、まる11年目を迎えた台湾と日本との友好・交流を図る特別番組“21世紀の台湾と日本スペシャル”の取材である。

 この特番、年に1~2回放送しているもので、回数的にはもう15回を越える。局の連中は余り評価していないが、これは結構凄いことで、まず一国の大使館が10年に渡って資金援助を含め、民間放送局の番組を後援し続けるなどと言うのは、まさにレア・ケース。当然ラジオNIKKEIでもそんな例はこれまで一つも無いし、他局でも殆ど聴いたことがない。まあスタッフ同士では、かなりな信頼関係が出来上がっているおかげなのだが(それを維持する努力は大変だが…)、局の連中は個人の趣向ぐらいにしか思っていないようなのは、実際のところ残念なこと。まあこれもプロデューサーの人望の無さによるものと、いささかあきらめの境地でもあるのだが…。

 さて今回はテーマが、松山空港~羽田空港の直行便就航と台湾初の国際博覧会=台北花博開催で、これを中心に取材した。松山~羽田直行便は実に便利で、ラジオNIKKEIから台北の中心街まで3時間余り。便さえ選べば日帰りも可能になった。ただ松山機場は、東京で言えば新宿あたりにある住宅密集地。以前の香港啓徳(カイタック)飛行場のように、人家の直ぐ上を飛ぶので、スリルが有りすぎでいささか怖くなる。

 一方花博はオープニングから取材したが、よく人が入っていた。特番の取材は毎日夜遅くまでなので、今回も台北ジャズの中心地“ブルーノート”をのぞくことは出来なかった。いつも機会を逃してしまい、これまで一度も入ったことがない。ただCDショップは幾つか覗いてみたが、思ったよりも頑張っている感じ。一時はばたばたとショップが無くなっていったが、台北一のモダンな書店“誠品書店”(ここは本当に素晴しい書店)の地下のCD売り場などは、日本にも負けないほどの品揃え。結構面白いジャズ作品を、お手ごろ価格で売っていたので、5枚ほど買ってしまった。わざわざ台北で、ジャズ・アルバムを買うことも無いのに…などと思いながらも、やはり手が出てしまうのですね。悪い癖です。


11月20日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2010.11/19 スタッフ 記事URL

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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.21~佳境~】

 この11月から来年初頭にかけては、1年で最も心ワクワクの時期である。あるものがこの時期に佳境を迎えるのだ。

 ぼくはハードボイルド本、山歩き、温泉めぐりなど趣味は結構あるほうで、その際たるものがジャズなのだが…(今はかなり本職に近くなってしまったが…)。ではその中で一つを選べと言われると、どうもラグビー観戦と言い切ってしまいそうだ。それも“荒ぶる”早稲田ラグビーである。今年も夏は菅平に練習試合を観に2回ほど上がって来たし、公式試合はよほどのことが無い限り、全て観るつもりである。即ち早稲田ラグビー・フリークなのだ。昨年は大学選手権、悔しい思いをしたが、今年は間違いなく優勝してくれるものと信じている。

 このラグビー、今やマイナースポーツで、いささかジャズと似た状況にあるが、おじさん族には応えられないスポーツなのだ、このラグビーとジャズ、余り関係ないように思えるのだが、この2つを結びつけ、あるジャズ組曲を作ってしまった男がいる。ぼくの早大ジャズ研の後輩で、日本を代表するシンガーの一人、丸山繁雄。彼と同時代に早稲田の主将として活躍し、後には全日本のキャプテンも務めた石塚武生のラグビーに賭けるひたむきな姿に丸山は感銘を受け、3部になるラグビー組を作り、その一部分では自身も歌っているのである。これは恐らく世界でも珍しい、ラグビーとジャズの結合例で、30年ほど前に出された彼のアルバム(廃盤)には、3部作の完全版が収められている。

 その主役の石塚だが、昨年まで茨城県の常総学園という学校のラグビー部監督をしていたが、昨年夏突然心筋梗塞で亡くなってしまった。練習に出てこないので知り合いが見に行ったら、ベットで亡くなっていたのだと言う。まだ50台半ばのはず。好い選手で好い男だった。本当に残念である。合掌!


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