3月2日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2013.03/01 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.140~ラジオNIKKEIルネッサンス~】

 先週の「ブルーノート・ルネッサンス」に続いて、今度は「ラジオ(NIKKEI)ルネッサンス」とはいささかテーマ選びが安直と思われるかも知れない。確かにそうなのだが「ラジオNIKKEI」のちょっとした変貌振り(ルネッサンス)にいささか驚かされたのもまた事実なのである。

 先日局へ行くと受け付けの壁に「虎の門外の変」と仰々しい張り紙がある。最近radikoのアクセス結果が好調のようで廊下の壁にべたべたと張り紙が出ているので、その類かと思ったがどうも様子が違う。すると局の若手の一人が来て、「今度TOKU(トランぺッター&歌手)が出演するみたいですよ」と聞く。彼は出身学校こそ違え「早稲田ジャズ研」の後輩の一人。ただ彼にジャズの番組で出演を頼んだのはもう2年ほど前のことで、何かの間違いではと思って確かめると、これが「門外の変」の「ジャズ・ナイト」での登場とのこと。この「ナイト」にはあの四谷のジャズ喫茶「イーグル」のマスター、後藤雅洋も出るのだと言う。局にこんな人選をするディレクターがいるとは、ついぞ知らなんだと思い、1週間の「虎の門外の変」の出演予定者を見ると、あの「クレージーケンバンド」の横山剣を筆頭に、ワールドミュージックやポップス、アメ・コミ(アメリカン・コミック)などの専門ライターの名前が多数踊っている。これには少しばかり驚かされたし、こんなキャスティングが出来るディレクターが局にいたとは、これもいささか驚きだった。但しこれは予定であって、実際には横山剣なども登場せず、オン・エアーはスケール・ダウンしてしまったが、制作の面々のこの試みへの心意気や良しで、タイトルもセンスがある。この「変」は5日間ほどの連続放送だったが、その直後に偶然「イーグル」の後藤氏に出会った。彼もこの企画を喜んでおり、担当ディレクターはかつて「ラジオたんぱ」にいたぼくのジャズ研の後輩、岡本郁夫だと教えてくれた。まあ彼ならばこうした企画が出て当然だが、いい意味で彼のセンスが局のディレクターに受け継がれればいう事なしである。

 またこれとは別だがある経済関連番組には「ワーナー・ミュージック・ジャパン」の名物会長、石坂敬一氏も登場し、音楽業界のこれからについて語っていたようで、色々な意味でラジオNIKKEIも今やルネッサンスを迎えつつあるのは、OBとして嬉しい限り。そう言えば今から30年ほど前、石坂氏が東芝の洋楽ディレクター時代、2時間ほどの「グラム(化粧する)ロック特番」で、人気ロッカー、アリス・クーパーのように化粧してスタジオに登場した時にはびっくりさせられたものだが、これも今となっては笑い話の一つ。宣伝の為には何にでもなりきる氏の心意気も立派だったと、今懐かしく思い出されるのです。

【3月2日の番組ゲスト:ベーシスト金澤英明さん】  
オンエア曲
M1「翼」
M2「My Back Page」
M3「Ave Maria」
M4「Reflection In The Water~水鏡~」



2月23日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2013.02/22 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.139~ブルーノート・ルネッサンス~】

 ジャズ・レーベルと言えばだれもがまず思い浮かべるのは「ブルーノート(BN)」だろう。このレーベルに関しては数々の本も出され、雑誌などでもたびたび特集されたりもするが、毎回好評のようである。その「BN」は来年で創立75周年。今年はそのプレ・イヤーと言う事で社長も変わり、かなり積極的に色々と仕掛けてくるようだ。その内容を紹介するイベントが、先日六本木のビルボード・ライブ2で行われた。「BN」と言えば『サムシン・エルス』や『クール・ストラッティン』など数多くの名盤で知られ、もうはるか昔、ぼくが大学生だった頃、新宿のジャズ喫茶で毎日聞き漁ったものだった。当時はアルバム1枚も高くて、その上「BN」は全て輸入盤。学生の身には高嶺の花で、手にすることも叶わなかった。

 そんな懐かしくも、ジャズの中心に君臨していた「BN」だが、今世紀に入ってからは大きく変化しており、あのノラ・ジョーンズ出現以降の新しい「BN」は、ジャズと言う狭い枠を超えた、新鮮な驚きを伴ったニュー・タイプのジャズに変化し、アルバムを出し続けている。その一人であるキーボード奏者のロバート・グラスパーのアルバム『ブラック・レディオ』は、今年のグラミー賞のベストR&Bアルバムに選出されており、これもジャズ部門でなく、R&B部門だと言うところがミソとも言えそうだ。

 今回のコンベンションには、新たな「BN」の社長であるドン・ウオズも来日、このレーベルの今後などについて語ったが、彼はぼくもご贔屓にしていたバンド「ウオズ(ノット・ウオズ)」のリーダーだったデトロイト出身のミュージシャン&プロデューサー。その内容からして黒人だとばかり思っていたのだが、実際は白人でローリング・ストーンズやボブ・ディランなど大物達のアルバムを数多く手掛けている人物。その彼も若い頃は「BN」のアルバムを聞いて育っており、その憧れのレーベルの社長としてここに来ているのが、なんとも不思議だ、と語っていたのが印象的だった。「BN」も来年は記念イヤー。それに向けて今年も様々なジャズアルバムを出していくとのことで、そのラインアップの一端を披露してくれたが、実に多様で豪華。「BNルネッサンス」とでも呼べそうなほどの内容で、彼が熱心なジャズ・ファンだったと言うのもよく分かる。まあこうした新しい「BN」については、3月に担当ディレクターを呼んで紹介してもらうつもりなので、期待してください。それにしてもこのところ、なにかと元気の無かったジャズ界にあって、久々に元気の出るインフォメーション。ジャズの世界もまだまだ捨てたものでは無いようですね。


2月16日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2013.02/15 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.138~歌姫、阿川泰子~】

3月3日は桃の節句~お雛様の日。女性の祝い日ではあるが、この所どの分野でも女性陣の方が威勢がいい様で、わざわざ祝う必要があるのか、いささか疑問でもあるのだが…。まあそんな話はさておき、この節句の日近辺では、女性を前面に出したイベントも軽重様々に数多く企画されている。ジャズの世界でも2日前の3月1日に「ウーマン・イン・ジャズ」と言うライブ・イベントが、日本橋のホールで開催される。このイベント今年で4回目で、「ウーマン」がテーマであっても、3月3日のお雛様と直接の関係は無く、今までは10月とか12月などに開かれていた。まあ今年はちょうどいい具合に開催出来ることになったのだが、イベントのテーマは「世界の女の子に生きる力を…」と言う真摯なもので、フラン・ジャパンと言う国際NGOも協力している、社会的な意義を持ったライブ・ジャズ・イベントなのである。

 イベント告知チラシの中には「ご存知ですか、貧しい国に女の子として生まれただけで、過酷な運命が待っている…」と言った語句も踊り、かなりメッセージ性もあるライブと言う事がうかがえる。元々はピアニスト&アレンジャーの守屋純子や歌手のメグなどが、過酷な運命を背負う途上国の女性達の為に何か出来ないか…、と言う雑談の中から始まったもので、出演者は女性のジャズ・プレーヤーやシンガー達。収益金の一部はNGO団体に寄付もするとのことだが、その趣旨に賛同し第1回から出演している一人が、日本を代表する歌姫、阿川泰子なのである。

 イベントの主催者から番組で告知をして欲しいと依頼があったので、こちらも久し振りに泰子さんが出てくれるならばOKと返事をした。すると彼女も快く引き受けてくれた次第。この素敵な歌姫の登場は6~7年振りぐらいのはずだが、さすがにお綺麗だし貫禄も充分。デビュー間もなくの頃から番組には来てもらっていたお馴染みの一人だが、このところはご無沙汰であった。ただ彼女一人のステージではないので、他の歌手の紹介などは…、とちょっとちゅうちょしたが、そこはベテラン、イベントの趣旨から自身や他の出演者たちの紹介まで、気さくにやってくれた。美しいうえに心根も優しく素晴らしい。いいナオンだ。

 今でこそJ―ジャズは女性優位の傾向だが,その先鞭をつけた一人が阿川泰子だったし、その功績は大である。次回は是非彼女をフューチャーし自身のアルバムを聴かせることにしようという事で、スタジオを終わりにしたが愉しい一時だった。なお彼女以外のライブ・イベント出演者は、言い出しっぺの守屋、メグ、そしてマリーンとジャズ・ヴァイオリンの牧山純子と言う豪華な面々。ジャズを聴いて途上国の女性たちを想う。腑抜けたジャズ・ファンに一石を投じるイベントと言えそうです。


2月9日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2013.02/08 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.137~ジャズジャパン・アワード2012~】

 ぼくもレビューを担当しているジャズ専門誌「ジャズジャパン」が、2012年の優秀ジャズ・アルバムを選ぶ「ジャズジャパン・アワード2012」をこのほど決定した。今回で2回目になるこのアワードは、ぼくら10数名のレビュー担当者が、ベストアルバム(ジャズ部門、ニュージャズ部門)やニュースター賞、高音質アルバムなどの7部門で、それぞれノミネート作品を1作品選出し、その中から編集部がベスト作品を選出するシステムとなっている。7つの部門で1枚ずつ選ぶと言うので、結構面倒だが愉しい作業でもある

 ぼくはベスト作品のジャズ部門に上原ひろみの『ムーブ』、ニュージャズ部門はエスペランサの『ラジオ・ミュージック・ソサエティ』、ニュー・スターには挟間美帆の『ジャーニー・トゥ・ジャーニー』を選んだのだが、その中からひろみの『ムーブ』がベスト作、美帆の『ジャーニー・トゥ・ジャーニー』がニュー・スター賞にそれぞれ選出され、ニュー・ジャズ部門だけは、日本の人気バンド「ソイル&ピンプ・セッションズ」のリズム隊3人によるユニット、ジャズ・アコースティック・マシーン(=JAM)の同タイトル・アルバムに決定し、ぼくの予想は外れた。まあこれは競馬の予想ゲームとは違うのだから、2作品が重なったからと言って、決してぼくに選出眼があるなどと言ったものではないが、ちょっとばかり誇らしく思うのも小者の浅はかさかも知れない。

 まあそんなことはどうでも良いが、やはりひろみは凄い。日本のと言った様な狭い枠ではなく、今や間違いなく世界のトップ・スターであり、年間3分の2は世界中でコンサート・ツアーを敢行、訪れる土地々で熱狂的な歓迎を受けていると言う。彼女の音楽はジャズと言う枠すらも軽々と越境、聴くものすべてを熱狂させる力強さを誇っているのだが、かたや「あんなものはジャズでは無い」と最も頑なに背を向けているのが、昔からのド・ジャズ・ファンかも知れない。まあこうした寂しくも救い難い輩は置いといて、率直にその音楽に触れさえすれば、その素晴らしさは直ぐに分かるはず。この「ジャズジャパン・アワード」の受賞者ライブは、2月23日に横浜の日産本社ギャラリーで午後2時半から行われる。残念ながらベスト賞の上原ひろみは来られないのだが、残りの面々は全て参加する豪華なライブ。そしてこの進行役を務めるのは我が「テイスト・オブ・ジャズ」のヒロイン、山本郁アナウンサー。横浜のお近くのジャズ・ファンの皆さんは是非ご参加ください。参加費はダータ(無料)ですから…。


2月2日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2013.02/01 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.136~ジャズ新年会~】

 ジャズの関係者、レコード会社のジャズ担当やジャズ・ライター、編集者、ジャズ番組制作者などが集うジャズ新年会。例年は1月中に開かれていたのだが、今年は2月の末に開催と言う事になった。この会、高田馬場の主とも言える茂串氏のジャズ・クラブ「コットン・クラブ」の地下室で開催され、業界関係者が多数出席、飲めや歌えやの懇親を繰り広げ、停滞気味のジャズ界の発展を祝おうと言うもの。

 ただ今年は業界地図が大きく変わりつつあり、例年和気あいあいの会にも微妙な影響が出るかも知れない。と言うのもここ数年の音楽業界=レコード業界の世界的な再編が、新たな形での展開を迎えつつあり、今や世界の市場を寡占化しつつある「ユニバーサル」と、もう一つの勢力だった「EMI」の合併問題=独占禁止法に抵触するのではないか?という問題が、ヨーロッパの裁判所で認められ、巨大レコード・グループが誕生することになったのだ。その結果日本でも、ユニバーサル=EMIカンパニーとして、その再編が進みつつあり、残るはワールドワイドなレコード会社「ワーナー」と「ソニー」の2グループだけとなる。ジャズの世界では、これまでユニバーサルが6割を超すジャズ関連レーベルを抱えていたのだが、これに名門「ブルーノート」が加わり、大きなジャズレーベルの8割以上がこの新会社で占められてしまう、まさにジャズ文化の独占状況が生まれつつあるのである。

 まあ音楽業界自体が様々な問題を抱え、今やレコード会社そのものが成り立たなくなりつつある訳だけに、ジャズのこんな惨状は余り大した問題と捉えられないかも知れないが、長年ジャズに関わって来た一人としては色々と考えざるを得ないし、こうした勢力図の変化も微妙に関係者の親睦にも影を落としているのかも知れない…。まあこの業界、今後どうなっていくかは慎重に見守って行くつもりだが、新年会の開催ひとつとっても色々な情勢も絡んできて、頭を悩ます所も多いのも実情なのであります。    


1月26日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2013.01/25 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.135~新たなジャズフェス~】

 今からふた昔ほど前ごろまで、すなわちJ-ジャズが元気いっぱいだった頃には、大規模な国際的ジャズ・フェスが、首都圏を中心にいくつも開催されたものだったが、ここ数年はNHKが実質主催する「東京ジャズ」以外には、そうしたジャズ祭もほとんど見られなくなってしまった。そんな厳しい環境下にあって、大々的にジャズフェスを立ち上げようと言う大胆なプロデューサーが現れた。3月22日~27日まで、今話題の渋谷ヒカリエにある「シアター・オーブ」で開催されるビッグ・ジャズ・イベント「ジャズ・ウイーク東京2013」の主催者イースト・ワークス・エンターテインメントの代表、守崎幸夫氏である。

 1500名ほどの収容人数を誇るこの大ホールは、ミュージカルやお芝居がメインで、コンサートで使われる事はほとんど無いという。そこを6日間ぶっ通しでジャズコンサートをやろうというのだから、なかなか大変だが、その心意気は立派である。彼との付き合いはもう30数年。彼がCBSソニーのジャズ担当だった頃からで、その後独立し今の会社を立ち上げ、綾戸智恵などのジャズコンサートやブッキング、そしてアルバム制作などに励んできたJ-ジャズ牽引者の一人である。 

 その彼がコンサート・ホールで聴くジャズの伝統を復活しようと図り企画したこのジャズフェス。その心意気を買って、ぼくも手助けのつもりで彼をスタジオに招き、この一大ジャズイベントのプロモーションをしてもらうことにした。6日間のコンサートは、初日の22日が今やジャズシンガーとしても名前が売れてきた八代亜紀、ゲストは日野ちゃんこと日野皓正、23、24の両日は、このフェス最大の売り物、現代屈指のサックス奏者ウエイン・ショーターのユニット。25日は若者に人気のソイル&ピンプ・セッション。26日は若者カルチャーのリーダーとも言える菊池成孔のユニット、そしてラスト27日がブラジルを代表する世界的ミュージシャン、エグベルト・ジスモンチという豪華なラインナップ。いわゆるドジャズだけに止まらず、幅広い音楽・ファンに受け入れられる内容にしたと言う守崎氏の意気込みを反映した顔ぶれで、大変に共感が持てるものだし興味も尽きない。個人的にはショーターのライブが一番惹かれるところだし、実際前売りの状況もいいようだが、ぼくはもう一つ、ブラジルの巨星ジスモンチのライブにも強く惹かれる。いずれにせよジャズだけにとどまらないこのコンサート、ぜひ今年成功させ、渋谷のそしてJ-ジャズのビッグ・イベントに成長させたいもの。守崎氏の出演は明日26日の「ジャズ」の時間。彼の熱いジャズ談義が聴けますよ。


1月19日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2013.01/18 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.134~私の好きなもの~】

 昨年の12月半ば、毎日新聞の文化部の女性から電話があり、コラム原稿を頼みたいとのこと。これまで音楽(ジャズ)やトレッキング関連以外で、新聞社や出版社からの原稿依頼などは無かっただけに、少し緊張もしたが嬉しくもあった。タイトルは「わたしの好きなもの」で3枚ぐらいのものだが、これまで文化人をメインに、政・経・芸能・スポーツなど、角界の様々な有名人が150人ほどこのコラムに登場しているとのことで、その一人に選ばれたのだから、結構嬉しくなってしまうもの。毎日新聞の文化面書籍欄に掲載予定で、好きなものを3つ挙げ、そのうち一つは本に関したものであれば、後は何でもお好きなようにと言う鷹揚な注文。

 依頼した女性の担当者は、音楽関連、特にジャズに関したものを挙げるだろうと、期待したのかも知れないが、今やジャズは趣味~好きなものを超えてしまっているので、あえてジャズは封印した。洋輔さん(山下洋輔)の辛口面白エッセイでもとも考えたが、これもやめて、ここ10年余り続けている仕事、台湾との友好促進を図る特番関連として、一靑妙さんの初エッセイ『私の箱子(シャンズ)』にした。妙さんはこの台湾特番の取材の中で知り合った、台湾出身の父と日本人の母を持つハーフの女性。女優にして歯科医と言う変わった経歴で、父親の実家、顔家は台湾5大名家の一つで、ある意味大変なセレブであり、妹は歌手の窈さん。両親を早く失くし、その思い出が詰まった箱(箱子)に眠っている、家族の愛の絆の物語が淡々と印象的に綴られ、その思いは台日両国の絆へと拡がって行く感動的なエッセイで、この両国の関係を知るのにピッタリな1作。

 妙さんのこの本以外は、好きなものとして「温泉」「早稲田ラグビー」を挙げた。それぞれに短い想いを付け加えたが、残念なことに早稲田は正月にあえなく敗退。こんなことならばジャズの何かにすれば…とも思ったがもう後の祭り。この「わたしの好きなもの」は、毎日新聞の1月20日前後の書評欄に載るはずなので、興味のある方は覗いてみて下さい。それにしてもあえなく負けてしまった早稲田ラグビー。国立競技場の敗戦の後には、久我山の日帰り温泉に行き、さっぱりと憂さを晴らした1日でした。


1月12日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2013.01/11 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.133~ジャズボーカルの新星~】

 日本では女性ボーカルは大繁盛で、次々と新人も登場。名刺代わりのアルバムが街にあふれているが、男性ボーカリストは殆んど見当たらない。小林圭とTOKU、まずこの2人がいるほか、あとは我が早稲田大ジャズ研が生んだボーカル・スター、実力派ながらも人気が無いのがたまに傷の丸山繁雄。彼はジャズで唯一博士号を得たジャズメンとしても有名だが、まずこの3人位しかいない。そう言えばあのTOKUも学校は違うが、早大ジャズ研出身だった。本場アメリカには、アル・ジャロウやアンディー・ベイ、ジミー・スコットなど、まさに多士済々のシンガーが数多いのに、寂しい限りである。そんな折、新たな資質がいるとの話を聞き、スタジオに来てもらった。
 
 牧野竜太郎。まだ20代半ばのイケメン・シンガーで、昨年9月には『カインド・オブ・ラブ』と言う初のフル・アルバムを発表、今各方面から注目を集めているニュー・スター。話を聞くと何と鎌倉のジャズ・クラブ「ダフネ」の御曹司だそうで、アメリカへ芝居と歌の修行に行った後、鎌倉の母親のジャズ・ハウスで店長として働いている時、偶然にもステージに上がることとなり、そこからプロ入りしたと言う経歴の持ち主。この「ダフネ」と言う店、湘南のジャズ仲間達がよく通っていた店で、ぼくも何回か連れられて行ったことがある。そこの御曹司だと言う事だけで、番組ではもう何でもOKと言った感じになってしまうのだから、問題と言えば問題だが、いつもは湘南の海でサーフィンでもやっていそうな好青年。さぞや若い女の子に人気があるのだろうと思いきや、さほど関心を示さないクール・ガイ。
 若いだけに正統派と言うよりは、黒っぽい雰囲気のR&Bテイスト満載のジャージーな唄いっぷり。女性でもそうだがボーカリストは歌の上手さと同じく、いやそれ以上に、その人の容姿や雰囲気が重要になってくる。その点牧野君は上手さ、雰囲気、その双方を兼ね備えた久々の大型新人。今週のジャズは、その彼の色々な話が聴けます。男性ボーカルも仲々にいいものですよ、皆さん。
              


1月5日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2013.01/04 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.132~新春ジャズ~】

 明けましておめでとうございます。今年も我が「テイスト・オブ・ジャズ」をよろしくお引き立ての程お願い奉ります。

 今年は(確か)この番組、開始50年目を迎える節目の年。と言っても局に古い資料が無いので、番組創始者でもある先輩の木全信氏(その後レコード会社に移籍、ジャズ・アルバム制作数でギネス・ブック申請を考えた程の大プロデューサー)の記憶によればですが…。その後を受けてこの番組を担当し、もう43年余り。定年になってもしぶとく担当を続けて7年。昔は局のカラーに合わないお邪魔番組だったので、先輩からつぶしてやるなどと脅されもしたし、実際2~3か月位の休止もざらだったが、いつも雄々しく(?)復活、今日に至っている、まさにギネス級の超長寿番組。愉しくも辛くもあった50年。本当は大々的ににぎにぎしく…、などとも思うが、身の丈通りに余り目立たず、おとなし目に続けていこうと思っているのです

 さてヘビ年の2013年。最初のゲストは、やはり大物を招かねばと考え、ピアニストで著述家の山下洋輔さんに決めた。洋輔さんももう70才。昨年はサダオさん(渡辺貞夫)に続いて受勲を受け、名実ともにJ-ジャズ界の大物になった。その洋輔さんとの付き合いも、もう30数年。彼の名前を一躍有名にした「早稲田大学・燃えるピアノ事件」。早稲田闘争の最中、作家の立松和平(まだ学生だった)が中心になって、大隈講堂のピアノに火を付け、それを洋輔さんが弾いたと言うあの伝説のコンサート。その頃はもうラジオ局員だったぼくは、後輩からの電話で大学に駆け付けようと思ったのだが、録音が入ってしまい、残念なことにその場に加われなかった。それから数年して、森田一義ことタモリの4時間にわたる正月特番で、当時人気絶頂だった山下トリオに出演頂き、正式に挨拶を交わす。第2スタジオの自慢のピアノが完璧に壊れるのではないか…、と危惧するほどの鮮烈な肘打ち奏法。恐れ入りましたの心境。10年ぐらい前には、月1回オン・エアーの豪華ゲストを招くレギュラー・トーク番組も、一緒にやらせてもらい、楽しませてもらった。

 洋輔さんは今回久々の番組登場だが、1月の半ばに恒例の東京オペラ・シティー・ホールでの新春リサイタルも控えており、その話もしてくれるはず。そこでは今彼が最も期待している自慢の弟子、若き女流作曲家の挟間美帆の作品も演奏するらしい。その挟間嬢ももうすぐこの番組に、遊びに来てくれる予定になっている。乞うご期待!


12月29日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2012.12/28 スタッフ 記事URL

「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.131~2012年を閉じる~】

 ついに2012年も最終週。これと言っていいことも無かった年だが、ついに最後となってしまった。我が「テイスト・オブ・ジャズ」も最後の放送。と言う事で今週は輸入盤この1年と題して、ディスク・ユニオンのジャズ担当で、ジャズ季刊誌「ジャズ・パースペクティブ」編集長でもある山本隆氏に登場してもらい、今年のジャズ輸入盤の優れものを紹介してもらう内容。氏が編集長の雑誌は音楽誌の売り上げのベスト3にはランクされると言う、通好みのジャズ専門誌。今までに5号出ているが、一説には創刊号はヤフーのオークションなどで1万5千円程度の値も付いているとのこと。番組では北欧の美人シンガー、シゼル・ストームなど5枚ほど、彼が推薦するアルバムを紹介することになっているが、中でも彼が今年最も心惹かれたのは、オランダのピアニスト、マイク・デル・フェロの新作で曲は「ミロコ」。確かに抒情的な美しいバラード・ナンバー。今やジャズ国内盤はほとんどが廉価盤の再発もので、新作は極端に少ないので、ジャズの動向を知るためには、輸入盤をこまめにチェックしないとならない。そのためにも、せっせとユニオンやタワー・レコードに足を運ぶ毎日なのである。

 そしてもうひとつ、30日の15時30分からは、前にお伝えしたとおり「テイスト・オブ・ジャズ・スペシャル(1時間特番)」として、今年のジャズ界全体を振り返ることになっている。ゲストは日経新聞のライブ評などを担当している、ジャズ評論家の青木和富氏。氏がベストに押しているのはぼくと同じく上原ひろみの新作『ムーブ』。その他女性の時代を象徴するように山中千尋や、ことに急に引退を発表した烈嬢、大西順子など女性ジャズ・プレーヤーが中心で、シンガーとしてはカサンドラ・ウイルソンを推薦している。青木氏は今年の春から河口湖近くの鳴沢村に住居を移し、収録当日はそこから3時間位かけて、スタジオに来てくれることになっている。もともと下町の富岡八幡の住人の彼が、山中に移りジャズの趣向も変化したと聞くが、どんな話になるのか大いに愉しみでもある。青木氏に「貴方も都会生活を止めて追分の山荘に移るべき…」と言われたが、もうそろそろそうしないといけないかも知れない。しかし我が国立もなかか自然に恵まれた好い土地なんですけど…。


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