5月24日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.05/23 番組スタッフ 記事URL
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日22:00-22:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.204~信濃追分春景色~】
 
 

 GWを挟んで1週間ほど追分の山荘にいた。都会ではこの時期もう初夏を思わせる陽気にもなると言うのに、こちらはようやく春の初めと言った感じ。桜、桃花から水仙、芝桜、ツツジ迄、まさに百花繚乱といった趣きで様々な花々が咲き誇り、山国の春満杯を実感させる。鳥も鶯から時鳥、そしてケーン、ケーンと鋭く周りの空気を切り裂く雉まで、早朝の小鳥の合唱は無いが、なかなかの賑わい。

 こちらに来れば老犬を連れて1時間ほど朝の散歩が日課だが、昨年の暮れ頃から、散歩道の御影用水が全面改修工事に入っており、水は抜かれ川底が見え、かなり悲惨な状態。用水の畔を歩くようになってもう35年余りだが、今まで一度も修繕工事を見かけたことが無かっただけに、傷みも多いはずで、ようやくの大改修と言った感じ。どうやらわたし目も本格的改修をしなければ...、などと老犬を連れながら反省しきりだったが、用水改修で大いに気になったのは、長年その元気な姿を見続けた3羽のはぐれ鴨たち。水の抜かれた用水には当然その姿を見かけることもなく、どうしてしまったのか心配である。工事が終了するのは夏休み前の7月初め。その時に元気な姿を見れればと願っているのだが...。そして御影用水と言えば、今やこの用水の畔の名所にもなった感のある、平井マスターと料理人の娘さんコンビの「カフェ・グルマン」。平井さんが手作りで3年ほどかけて完成させた、6角形型のユニークな外見のカフェ。今回も一度立ち寄ったがかなりな盛況。もう完全にこの地に定着したようだが、ここの手づくりテラスから見るお山(浅間山)の姿は最高。その美しい姿はいつまでも眺めて飽きることなく、実にのんびりとして癒される、軽井沢の最高スポットの一つとしてお勧めものだ。

 ところでGWはさすがに人が多かった軽井沢だが、かつてのように本家の旧軽銀座に人が溢れるということも無く、ほとんどどが駅前の「プリンスショッピングプラザ(アウトレット)」へ直行。車で5分ほど(込めばこれが40分以上かかるのだが...)の旧軽迄は足を延ばさないようだし、レンタサイクルで名所を走り回る軽井沢族も激減してしまった。完全に町の重心が駅周辺の新軽に移動してしまった。それだけに昔からの旧軽の店もだいぶ様変わりし、潰れてしまった所も少なくない。ただ嬉しいことにはあの赤坂の飲食店「榮林」軽井沢店は健在で、GW直前から店もオープン。ラジオ日経が溜池にあった頃は良く通って、ここの名物「スーラ・タンメン」を頼んだものだが、老舗の健在は嬉しいかぎりだ。

 そしてこのGW時期に、佐久や軽井沢など長野の東信地区最大のイベントは、佐久市の千曲川河川敷で3日間行われるバルーン・フェスティバル。今まで何度か会場に足を運んだのだが、競技会は早朝に行われるので実際に多くのバルーン(熱気球)が空を乱舞する姿を見たことが無かった。そこで今年こそはと最終日、早朝に車で会場に向かったが何と風があるため(こちらの感じでは微風なのだが...)競技会は中止とのこと。弱い風でも煽られて気球がどこに行ってしまうか分からないとの判断で中止、多くのファンもため息交じりに家路に着き、ぼくもその流れに逆らえず残念ながらリタイアである。バート・バカラック&ハル・デビッドの名コンビに、このバルーンを歌った名曲「アップ・アップ・ザ・ウエイ」があり、渡辺貞夫さんも『バカラック集』で取り上げていたはずだが、現実に勇ましいバルーン乱舞が見られなくて大変残念だった。

 今回は2000枚近くあるこちらのCD整理も、訪れる一つの目的だったが、気になるアルバムがあるとどうしてもトレーに乗せてしまい、作業が遅々として進まない。それにしてもまだ耳にしていない拾いものが、今回も数多く見つかり自身の迂闊さに気付かされた。やはり何事もこまめなチェックと整理は必要なんですね。
5月17日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.05/16 番組スタッフ 記事URL
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日22:00-22:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.203~大震災とジャズ~】

 未曾有の大震災、東日本大震災から3年余り。被災地の復興は政治の極端の貧困や日本人特有の「のど元過ぎれば...」思考など様々な負の要素が絡まり、残念なことに遅々として進んでいない。音楽の世界でもいろいろなチャリティー・コンサートが各地で頻繁に開かれていたが、やはり震災から時間が経過してしまうと、痛みも風化してしまうのか、最近では余り耳にしなくなってしまった。ジャズの世界でもワールド・ワイドでチャリティー・ライブやアルバムなども出されたが、この所は余りそうした動きも聞かれない。

 そんな中にあって地道にボランティア・ライブを続けている女性フルート奏者がいると聞き、興味を持っていたのだが、そのプレーを実際に耳にすることは無かった。それがひょんな所からあるフルート奏者が新しいアルバムを出し、彼女は震災ボランティア・ライブももうかなりな数になり、是非番組で紹介してくれないかと言う話が舞い込んで来た。そのフルート奏者こそ佐々木優花(ゆうか)さん。ボランティアに熱心だとは言え、そのアルバムの出来が余り良くなければ話にならない。そこで2枚目の新作『ア・フラワー・オン・ザ・レイク』を聴いてみると、これが想像以上に素晴らしい仕上がり。そのうえバックが、ピアノの鬼才、渋谷毅以下広木光一(ギター)、飯田雅春(ベース)、パーカッションのヤヒロトモヒロ、と言う番組でもうお馴染みの素敵な面々。飯田君は大学の後輩だし、何よりリーダー&アレンジの渋谷さんのピアノが素晴らしい。音を聴いて直ぐにでもと...、出演オファーした。そしてスタジオにやってきた彼女。噂通りの中々の美形で、おとなし目だが芯の強さを窺わせる人。聞くとNYのニュースクール大学ジャズ科で学び、師匠はあの名プレーヤーのフランク・ウエスと我が秋吉敏子先生の旦那、ルー・タバキンだと言う。デビューアルバムではこの2人の師匠が賛辞を寄せ、ウエスは「ジャズ・フィーリングが好いし、フルートの音色も美しく、大好きだよ...」と語っているほど。
 
 

 そんな彼女が何故大震災のボランティア・ライブを続けているかと言うと、仙台生まれで岩手の奥州市(水沢)育ちで、友人の中には被災した人も少なくなく、他人事とは思えないからだと言う。ライブの収益金は全て寄付しておりもうかなりな額になったらしいのだが、その積極的な活動はアジアの国々からも注目を集め、ベトナムからは招待も受け同地で大規模なコンサートも行っている。
 デビュー作ではオリジナルは数曲だったが、今度の新作は10曲全てが彼女のオリジナル。中でもメインになるタイトル曲は、大好きだと言う画家ルドンの作品「オルフェウス」にインスパイアーされたもの。「日常生活の中で自然に心に浮かんだメロディー」だと言うそのオリジナルは、どれも独創性に溢れたもので、ぼくのお気に入りは被災地の海岸線で見た、美しい夕焼けを描いた「サンセット」。彼女のフルートと渋やんのピアノ、渋谷アレンジのストリングスが美しく絡み合い、心を揺さぶる被災地の夕方の情景が描き出される。「渋谷さんのピアノを聴いてジャズをやろうと思ったんです」と語るだけに、渋やんがアルバムに参加してくれたことが、何より嬉しかったようだが、実に新鮮でチャーミングな響きを持ったナンバーが並ぶ。フルートは最近あまり聴かないのだが、これは推薦に値する1枚と言えそうです。皆様も是非...。
4月12日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.04/11 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.198~ボサノバ・リジェント~】

 日本でボサノバと言えばなんといっても小野リサさんと言う事になるだろう。アルバムも数多く出しており、コンサートもかなりな人を集める、ボッサの立役者とも言える存在で、彼女はデビュー直前に、我がジャズ番組に出演してくれたのだが、以降急に売れ出してしまい、大スターになってからは1~2度ほどスタジオに遊びに来てくれたが、付き合いはそこで終わってしまった。その彼女と並ぶJ-ボッサの大立者が中村善郎さん。
 歌の上手さは本場のシンガー達も驚くほどで、ポルトガル語も抜群のしゃべり手。本場のブラジルで唄っても大受けで、日本にこんなシンガーがいたのかと驚かれ、日本のボッサ・マエストロとして、その力量が高く評価されている。そんな彼との付き合いはもう25年以上になる。彼がデビュー・アルバムを発表して以来のことで、度々スタジオに来てくれていたのだが、ここ10数年はお付き合いが無かった。それが今度新譜を出すのでスタジオに呼んでもらえないかと、アルバムのプロデューサーからTELがあり、久方ぶりなのでこちらも是非出て欲しいと、オファーを返し今回実現の運びになった。

 ボサノバと言うとどうもお洒落と言ったイメージが強く、それを歌うシンガーもかなり好男子といった感じを持たれがちだが、中村さんはどちらかと言うと地味で実直。只のおっさんで決して男前とは言えないが、ボッサ一途な人で、その彼が唄うボッサのロマンティシズムやサウダージは圧巻、ブラジルの人達がびっくりするのも至極当然と言った感じ。
 今回のアルバムは、人気女性声優がボサノバの歴史を簡単に紹介するナレーションを入れ込みながら、彼がボッサの主要ナンバーを歴史的に吹き込んでいくと言う、ボッサ初心者にもぴったりな企画。中村さん自身もプロデューサーから提案された時に、ボッサ・ファンの底辺を広げるには、なかなかに面白いものとしてOKしたのだと言う。それだけにアントニオ・カルロス・ジョビンのナンバーや「黒いオルフェ」の挿入曲など、10曲余りのナンバーはどれもボッサの極め付け揃い。ギターも抜群な腕前の彼は、そのギターを片手に一人で唄ったり、サックスを入れたジャージーな趣きにしたりと、飽きさせない仕掛けを組み込み、ボッサの歴史を綴って行く。まさにマエストロならではの仕事ぶりである。

 先週はジャズ・ライフの内藤編集長にジャズ入門を講義してもらい、今週はボッサ・マエストロの中村さんが、ボッサの歴史を伝えると、4月の「新」月間にピッタリな企画が続くのは流石だ、...などと誰も褒めてくれないので自画自賛してしまおう。いずれにせよ中村さんの唄声、素晴らしいものです。録音は凄く順調で殆どワン・テイクで済んでしまったと言う事だが、それも中村さんだからこそ...。日本に彼のような存在がひっそりと居る事、それが素晴らしいことなんですね。
4月5日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.04/04 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.197~ジャズ入門~】

 4月はなんと言っても始まりの月。新入生、新入社員等々、何かと「新」が話題になる月で、ちまたにはそれらしい新人であふれかえる。ぼくの住む国立の街には、天下に冠たる一橋大学があり、この時期駅前などはその新入生達が群れ集い、喧しいことこの上ない。まあ国立大である一橋などはそう学生数も多くないからまだいいが、これが我が母校早大等私立のマンモス校、あるいは流通王手の企業などの入学&入社式会場近くの駅は、大変な混雑だろうと想像される。

 「新」の賑わい、まあこれも一種の風物詩なのだが、我が「テイスト・オブ・ジャズ」でも、ここ10年余りは4月第1週の放送は、色々な方たちに「ジャズ入門」と題して、ジャズを初めて聴く人たちの為のアドバイス企画にしている。ミュージシャン、評論家、音楽プロデューサー、文化人等々、これまでも様々な人たちが登場し、そのジャズ観を語ってくれたが、今年はジャズ雑誌の編集長をと言う事で、ジャズ専門誌「ジャズ・ライフ」の社主兼編集長の内藤遊人氏に登場してもらうことにした。
 もう35年以上の歴史を誇るこのジャズ誌は、実際にプレーをしている人や、これからジャズを習ってみたいと言う人向けの雑誌。内藤氏は創刊からかかわってきて今はオーナーと言う立場にある訳で、よく頑張って続けて来たと頭が下がる思い。彼は早大ジャズ研の3年下の後輩で、理工学部で土木工学を専攻したと言う異色の経歴だが、卒業後は音楽関係の仕事に就き、雑誌に関係して35年以上。番組の中でも「良く続けて来れたが、そろそろ店仕舞いか...」等といささか気弱なことも呟いていたが、考えてみれば彼もいい年令で、そろそろ...と言う心情も判らないでもない。しかしそこはもうひと頑張りして欲しいもの。

 まあそんな彼がジャズ入門アルバムとして紹介してくれたのは、彼の学生時代のお得意楽器~サックスの巨人達4人の代表作4枚。彼をジャズの道に誘ったソニー・ロリンズ、大学生時代(当時の大学生随一の実力者であった)に強く惹かれたジョン・コルトレーン、今なお現役で活躍するウェイン・ショーター、そして彼よりも1才若いが、数年前に惜しくも亡くなってしまったマイケル・ブレッカー。何れもジャズ・サックスの歴史を築いてきたレジェンド達。その敬愛する彼らを語る内藤氏の口振りも、熱くそして愉しげでもあった。

 「ジャズは決して難しい音楽では無い。好きに愉しめばいいんだ」と言う内藤遊人の作る雑誌は、ジャズをプレーする愉しさをまずファンに伝えたいという気持ちが、誌面の隅々から感じ取れ気持ち良い。なにせ名前の遊人からして、その洒脱な愉しみ精神が良く表れたもので、本名は確か多喜夫のはず。ハードボイルド映画の主役の様に渋く格好良い好漢、内藤遊人君よ。いつまでも元気で、日本のジャズ文化の灯をともし続けて欲しい。

3月29日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.03/28 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.196~STAP細胞事件とジャズ~】

 ノーベル賞ものの世紀の大発見と、マスコミにもてはやされたSTAP細胞の発見も、種々の疑惑が指摘されて以来、理研の中間発表を見るにつけどうやら雲行きが怪しくなりつつあり「科学の佐村河内事件」などと揶揄するマスコミも現れる始末。当事者のリケジョ、小保方さんの心労いかばかりかと...、大分心配になってしまうし、あるTV番組で森永卓郎氏が寄ってたかって、彼女をいじめているとも語っていたが、ぼくなどもそうした意見に加担したいのだが...。特に理研の会見での記者の横暴さは目に余った。まだ黒白がつかないのに辞めさせるのか...、などと鬼の首を取ったように迫る若い記者。嫌らしい記者根性丸出しで我慢できない程だった。まあだれか第3者が彼女たちの出したプロトコルに沿って、細胞の存在を証明すればいいのだが...。

 この問題、理系音痴のぼくなどには良く分からないのだが、小保方さんの方にも博士論文のコピペ(ある意味剽窃)など確かに問題はある。ジャズの世界でも文章を書く時に、人の意見などを引用することは良くあるが(自戒を含め)、一応誰が言ったかは書いておかないとまずい。それがましてや博士論文などであればなにをかいわんやである。没後大分経つのに今でもその独特の美意識や文体で人気の評論家&エッセイストのウエジンこと故植草甚一氏。あの人のジャズエッセイは多くの部分がいい意味で剽窃、今ならば著作権問題で大変だったはずだが、エッセイの最初に「今新しいエスクワイアー誌を呼んでいると、こんな文章が載っていたので、面白いから紹介してみよう...」などといった軽いイントロで始まりその記事をほとんど全面紹介、それに少し自身の感想などを塗すのだが、その語り口=植草節が独特で、読んでいると彼の意見そのものに思えてくるからまか不思議なのである。ユニークで面白い人だった。一方前衛派のジャズなどについて、かなり難解な文章をしたためていたある故人ライターは、欧州の文献などからの引用も多かった(そのために生硬な文章になったとの評もあるが...)ようで、死後そこら辺が一時問題視されたこともあったが、今では不問と言う事になっているようだ。引用と剽窃、なかなかに難しい問題だが、インターネットの発達によってこの問題もかなり新たな局面を迎えつつあり、今回の問題もかつてならばスルーされたモノなのかも知れない。

 彼女達のSTAP細胞の発見は信じたいし、是非彼女にも頑張って欲しいが,他人からの引用などはやはり原典を明記するぐらいの配慮は欲しかった。特に正確性を第一義とする科学分野論文なのだから...。前の佐村河内事件ではラジオ番組制作者として、また今度の事件ではライターとして、その在り方、倫理など考えさせられることも多かった。

 それにしても小保方さんは、どんな音楽がお好きで聴かれるのか...。どう見てもクラシックと言った趣きだが、これがジャズだったりしたら嬉しいのだが、今はまあそれどころでは無い心境なのだろう。

3月22日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.03/21 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.195~信州追分冬景色~】

 今年は異様なほど降雪量が多い。山梨県では観測史上最高の積雪量で、富士川支流の早川の奥にある村落や甲府市の山間部でも孤立集落が続出したらしく、これは長野県も例外では無く雪の量は多いとのこと。山荘の周りもかなりな雪の量と聞き、心配になって3月初め様子を見に3日ほど行ってきた。ただし以前とは違って、昨年から水抜きなど冬の対策は近くの建設会社に任せているので、春まで水は一切使えず生活は出来ない。しょうがないので近くの小諸市にある安い温泉旅館に泊まり、山荘まで通いといった始末。めんどくさいことこの上ないが致し方ない。

 高速を碓氷・軽井沢インターで降りると、周りの山にも余り雪は無い。この分なら心配無い等と考えていたらこれが大間違い。軽井沢に入ると主要道路は雪かきがしてあるが、道路わきにはかなりな量の雪が積み上げられており、山荘前の道路も一応は大丈夫だったが、庭は60センチ程の雪がびっしりで、車も着けられない。屋根の雪が落ちた雪溜まりは、1メートルを超しうかつに歩けない程。近くの人に聞くと2月の豪雪時には国道が全く使えず車の長い列。トラックの運転手さんの中には3日ほど車に閉じ込められた人もいたと言う。軽井沢~追分地区はそんなに降雪量の無い所だけに一面雪景色には驚かされた。玄関までどうにか辿り着いて鍵を開けると、屋内は何も問題なし。アンプをつけCDトレイにMJQのアルバムを入れる。バッハとブルースを交互に入れた,このユニットならではのアルバム。ジョン・ルイスのピアノと、ミルト・ジャクソンのヴァイブとのマッチングが素晴らしい。そう言えばこのカルテットのメンバーは全員がもうこの世にはいない。

 ぼくをジャズと言う蠱惑の世界に引きずり込んだこの優雅なアンサンブルの実際の演奏を、もう2度と耳にすることが出来ないのだ。そう考えると少し感傷的な気分になってしまう。これもまた一面の雪景色がさせる感傷なのか...。透き通るような晴天なので硝子戸をあけ放つと、木々の梢にいる鳥の鳴き声が飛び込んできて、MJQの演奏するバッハのフーガに呼応する。追分ならではの音景色である。よく追分~軽井沢は冬がベストだと言われるが、それもむべなるかなと言った心地良さ。ただこう雪が残っていると、どんなに無精者でも玄関までの雪かきくらいはしないとならない。これが一功労。近くには誰もいないので大音量でMJQをかけ続け、雪かきに励んだ。1時間半ほどでどうにか道を付けることが出来たが、もうオールド・ボーイだけに疲労困憊。ご贔屓の小諸市の布引観音温泉のゆっくりとつかり、なれない労働の疲れを癒した。それにしてもこの庭の雪、4月には全て溶けてくれるのだろうか。いささか心配でもあるのだが...。
3月15日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.03/14 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.194~スティーブ・サックス~】

 本場のミュージシャンの中には、ハービー・ハンコックやチック・コリアなど、大の日本びいきと言う連中も少なくない。そんな中、好きが高じて日本に住み、そこを拠点にしてしまう...、となるとさすがにそうはいない。そんな日本びいきで日本在住ミュージシャンの代表格が、サックス奏者のスティーブ・サックスである。サックス奏者で名前がサックスとはこれいかに...、などとダジャレの一つもかましたくなるが、彼は確かハーバード大を卒業した超インテリで、日本大好きで日本人女性と結婚、彼女に引きずられた形で日本にやってきて早や18年余り。日本を拠点にしている在留外国人ミュージシャンの中核。彼のバンド仲間で僚友とも言うべきピアニストのジョナサン・カッツは、こうした在留ミュージシャンを主力にフル・バンドも結成、彼やキューバ出身のルイス・パジェも参加したこのフルバンドは、今さまざまな方面で注目を集めつつある存在になっている。

 ところでそのスティーブだが、彼がまだNYにいた頃から、ラテンジャズやブラジリアンミュージックのミュージシャンとしても大活躍、当時大人気だった小野リサなどのバックを務めたりもしていた。そして彼が小野リサのバックで日本でツアーをした時、ちょうど彼自身のアルバムも日本で出たのでスタジオに来てもらったものだった。それから20数年、彼が在留ミュージシャンや日本のラテンジャズの精鋭等と組んでいるバンド「マンボ・イン」のデビューアルバムが2月末に発売されたので、いい機会と思い本当に久しぶりに新しいスタジオに来てもらった。

 ラテンジャズとブラジリアンミュージック、そしてジャズのフルバンド、洗足音楽大学のジャズ講師等々、大変に忙しい仕事をこなしている彼だが、スタジオでは元気そのもの。本番では無かったが打ち合わせでは、お得意のダジャレなども飛び出し、至って快調。ニュー・アルバムは、ここ数年彼が力を入れているラテンジャズバンド「マンボ・イン」による初めてのアルバムで、タイトルは『マンボ・アラウンド・ザ・ワールド』。ラテン・ジャズの古典とも言うべき「マンボ・イン」を皮切りに、アメリカ=ジャズから日本の童謡(「海」)、フランスのシャンソン、北欧の民謡など、世界中のナンバーをラテンジャズ化しようと言う大胆な内容で、我が国のラテンジャズ水準の高さをはっきりと物語る快作に仕上がっている。スティーブもラテンジャズの必須楽器、バリトンサックスをメインに、フルートやソプラノサックスなどを持ち替え、愉しげに世界中を飛び回っている。「好いアルバムだね...」とスティーブに感想を言うと、実に嬉しそうに「ありがとう」と返してきた。
 ハーバード大出の超エリートだが、そうした臭みがなく生涯一ジャズメンとして、その生き方を徹底させている。好漢のアルバムが是非売れて欲しいものですね。
3月8日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.03/07 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.193~音楽疑惑~】

 最近音楽業界でと言うよりも社会的に大きな話題になっているのが、贋作と言うか別人での代作事件。件の主は現代のベートーベンとも称される、重い聴覚障害を負った自称作曲家、佐村河内守。障害にもめげす素晴らしい交響曲を作り上げたと言う事で、NHKがあのスペシャル枠で取り上げ大評判を呼び、その交響曲のアルバムは売れ行き伸びない音楽CDの中で、破格のセールスを記録した。この事件、このコラムで最初に触れようとした時点では、まだ疑惑の域だったので、「疑惑の音楽事件」とし、事件の主役もS氏と匿名にしたのだが、その後週刊誌が大々的に報じ、あれよあれよという間に大事件になってしまったので、全面的に書き換えることにした。

 代作というのはクラシックだけのことで、ジャズの世界では考えられない...、といったわけでも無く、有名なのはデューク・エリントンとその弟子のビリー・ストレーホーンとの関係。エリントンは生涯に莫大な数の作品を残したが、そのうち少なからぬものはストレーホーンの作品だとも言われる。但しこの2人は共同名義でも数々の名作を残しており、決して影武者や代作人と言った関係では無かった。しかし佐村河内は明らかに全く作品を作っておらず、これは紛れも無く詐欺罪だろう。その贋作疑惑を彼が全て認めた今なお、その存在を世に認めさせた大NHKでは、彼を作曲家と紹介、そのドキュメント番組の検証さえはっきりさせていない。もしNHKの番組さえなければ彼の作品、その存在はこんなに有名にはならなかったことは間違いないのに、である。

 この事件はたんに音楽の贋作事件だけでなく、ぼくが関わる放送ドキュメンタリー制作にも大きく関係してくるので、関心を持たざるを得ないのだ。もうかなり知られているが、あのNHKのドキュメンタリー番組は、外部のフリー・ディレクターがNHKに持ち込んだ企画で、彼が全て自身で制作したもの。大評判を呼びその後NHK出版からドキュメント本も出した(現在絶版)のだが、このドキュメンタリー番組は番組放送を契機に、一気にスターダムにのし上がったあのレジェンド・ピアニスト、フジコ・ヘミングの存在を直ぐに思い起こさせた。フジコさんは今最も観客を集められる存在だが、あのドキュメンタリーで描かれた波乱万丈のライフ・ヒストリーが無かったら、現在のような支持を得られたかは疑問である。下北沢の洋館にひっそりと暮らしていた、老ピアニストの存在を聞き付け、それを見事なテレビ・ドキュメントに仕立てた、ディレクターの辣腕は見事としか言いようないものだし、そのドキュメント作品も素晴らしいものだった。NHKのスタッフを含め、その後の彼女の売り込みも見事だった。ぼくも同じ業界人(TVとラジオと言う大きな違いはあるが)として、彼に敬服すると同時に率直に羨ましくも思ったものだった。

 佐村河内を扱った「NHKスペシャル」の件のフリー・ディレクターは、聴覚障害で作曲家と言うその特異な存在を知り、ある種フジコ・ヘミングにも似て絶好の好素材を見付け出したと、そのストーリー仕立てで小躍りしたに違いない。そのオンエアー作品も確かに感動作ではあった。しかしどうやらそのディレクターも、交響曲が他人の作ったものだったことを、薄々知っていたようなのである。ぼくもこれまでラジオのドキュメンタリーを結構作っており、賞をもらったりもしたが、作り方云々よりも素材の素晴らしさ、面白さがまず第一であり、佐村河内の存在を知っていれば是非手掛けたいと思ったはずだけに、同じ放送ディレクターとして感じることも多い。先日若い映像ディレクター数名と飲んだ時、どうして本まで出して贋作や聾唖では無いことが判らなかったのか、といった話になったが、ドキュメント制作に前のめりになり、千載一遇の好素材を発見したならば、ある部分都合悪い所は目をつぶって制作してしまうかも...、という意見も多かった。特にフリーと言う弱い立場ならばなおさらのこと。

 ただ残念なことに余りいい話が無い音楽業界で、久々の大ヒット作(それもクラシック業界でである)が直ぐに出荷停止、関連本も取りやめ、彼への賞も剥奪などと言う話まで聞くと、寂しいし怒りすら感じる。虚言癖とも言われる主人公の性向、膨大な額になるその著作権料の行く末なども含め、放送人、音楽関係者として、考えさせられる事件である。それにしてもこの交響曲、広島に因んだ"レクエム"。だれが書いたにせよ素晴らしい感動的作品だけに、一度は聴いてみたら...。
 とここまで記して来た直後に、もう一つ新たな事実が分かった。なんと彼は「N特」以前の07年に、講談社から「交響曲第1番」(当然絶版)と言うタイトルの自伝を出しており、ある知人がその本を貸してくれた。あの五木寛之先生が賛辞を寄せているこの本、読んでみて驚いた。当然音楽と向き合う凄まじい半生が、臆面もなく書き連ねられており、最後には自分と同じような障害=闇を抱えた方にこの本を捧げるとしている。何を言わんや...である。偽のドキュメントを作った大NHK、そしてこの偽自伝を出した講談社。特に未だ検証番組すらない大放送局には、最近の一連の会長問題発言と共に猛省を促したいものだ。放送人としての自戒を込めつつ...。
3月1日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.02/28 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.192~早稲田ラグビーの今期終了、そして~】

 東京に大雪の降った2日後、快晴の秩父宮ラグビー場は、早大、明大、慶応などのラグビー部員によって完璧な雪かきがなされ、絶好のラグビー観戦日和となった。ラグビー日本選手権1回戦。早大は、現在の早稲田ラグビーを作り上げた清宮克幸率いるヤマハ発動機と戦うことになった。ヤマハの先発メンバーのうち3分の1にあたる5人が、早大ラグビー部出身。他校出身の面々にはいささか心外かも知れないが、なにか早稲田ラグビーの身内対決の様相。その上双方の監督、清宮と後藤は早大ラグビー部の同期で、後藤はヤマハの主将まで務めたと言ういわくつきの一戦。早稲田ラグビーフリークを自認するぼくにとっては、何があっても観戦せざるを得ない勝負である。ヤマハに負けるのは判ってはいたが、少なくともいい試合、格好の付く試合をしてほしいとも思った。早大は大学選手権の前にヤマハの本拠地の磐田市に乗り込み、稽古を付けてもらった間柄。

 試合は前半にヤマハが立て続けにトライを取り、それも早大出身のウイングがとったことで勝敗は直ぐに決まってしまったが、早大は前半に一つ、そして後半にも期待のフルバック、藤田慶和がトライを決め見せ場を作り、それなりに見応えのある試合となった。ぼくを含む多くの早大ファンがホッと胸をなで下ろす内容だった。続く第2試合は大学NO1の帝京大がトヨタ自動車と対決、打倒トップリーグを標榜している帝京は力強さも見せたが、結局は敗れてしまい、社会人強しを印象付けた。試合終了後観客席の下に行くと、早稲田の垣永主将らがサイン攻めにあっており、にこやかに応じていた。

 例年だとここでぼくの今シーズンのラグビー観戦は終了となるのだが,今年は少し事情が違う。以前にこのコラムでも書いた通り、早大ラグビー部OBのスポーツライター藤島大氏による月1回30分のラグビー番組が1月からスタート、担当の才媛ディレクター、Hさんをフォローしてやらなければならない。完全なボランティア仕事だが、30年来の念願だったレギュラーのラグビー番組誕生だけに、ひと踏ん張りなのである。試合終了後3月の番組ゲストを、と後藤監督に出演オファーをHディレクターがすると、彼も快く引き受けてくれ万事めでたしめでたし。放送では後藤氏のリクエストがなんとあのトム・ウエイツの「ブルース・ナンバー」。ぼくも藤島氏もご贔屓のトム・ウエイツを選ぶとは何とも渋い。収録途中でぼくはコンサートがあり中座したが、後から携帯電話があり阿佐ヶ谷で監督と飲んでいるとお誘いがあり、一目散に店に駆けつけた。良く飲み、よく語り、やはり後藤氏は想像通りの好漢だった。部員が慕うのも良く分かった。早稲田ラグビーと再びいい縁が出来た。これからも見続けて行かなくては...。

 藤島氏のラグビー番組も、当初は3か月の短期ものだったが、リスナーのリアクションも好評で4月以降の継続も決まり、こちらもホッとしている。こうなれば3月で長寿レギュラー番組を終了する、あのジャズファンにして下手なトランぺッターであり、ラグビーにも目の無い大物芸人Tにも、出演オファーしてみないとならないかも知れない。後藤氏にも彼を引き合わせる約束までしてしまった。まあいずれにせよこの話題のラグビー番組、一度聴いてみて下さいね(次回放送は3月2日(日)22:00~22:30)。
2月22日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.02/21 番組スタッフ 記事URL
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日22:00-22:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.191~山本邦山死す~】

 邦楽とジャズのコラボレーション。一時はかなり行われた試みだが、最近はほとんど見られなくなってしまった。その因を考えてみると、第一にはやはりジャズ全体が元気無くなってしまったことなのだろうが、和楽器を積極的にジャズに取り入れようとする中心人物があまりそうした活動に熱心で無くなったことも、その因の一つでは...とも言えそうである。その人物とは人間国宝でもある偉大な尺八奏者、山本邦山師。その邦山師が2月の初めに惜しくも亡くなってしまった。享年76才。合掌!

 彼が最もジャズ・ミュージシャンとの競演に力を注いでいたのはJ-ジャズの興隆期とも言える1960年台半ば頃。佐藤允彦、富樫雅彦、そして当時日本で禅の勉強に励んでいたゲイリー・ピーコックなど新進気鋭の若手ミュージシャンと積極的に共演していた。一方尺八と言う楽器の普及の意味合いもあって、「原信夫とシャープ&フラッツ」などのフルバンドとも一緒にポップジャズ的アルバムを数多く作ったりもしたものだった。ジャズ番組を担当したぼくも、彼を是非スタジオに呼びたいと思って交渉もしたのだが、スケジュールなどが合わず断念せざるを得ず、その後は彼も大家になってしまったので、一度も会うことも無かった。

 但し彼と親交のある中堅ブルースギタリスト(ジャズもこなすギタリストで、数年前には池上本門寺で、邦山師と共演もしている)から「先生もお年なので一度番組に出演して、邦楽とジャズについて語ってもらったらどうです...」等と言ったお誘いも受けたこともあったのだが、残念なことにそれも実現しないままになってしまった。

 それにしても僕たち音楽ライターも、ジャズやポップス、クラシック等は知っていても、こと邦楽の事はその楽器すらほとんど知らないのは恥ずかしいこと。一方邦楽の分野の人も邦山師と山下洋輔さんなどとは共演したり、自身も独特なジャズ・バンドも結成している鼓の家元仙波流の宗氏、仙波清彦くらいがいる程度であまり交流を持とうとはしないようでもある。これもまた残念なことである。

 それにしても邦山師の死去は残念なこと。ゲイリーとの共演作は日本的な感性とジャズの感性、東西の音楽が融合した素晴らしい作品だった。こうなると大変にユニークにして多彩な才能の持ち主、仙波先生に頑張ってもらうしかない。彼には今まで数回番組に出演してもらい、毎回面白い話を聞かせてもらったが、邦山師を悼んで、また番組に登場してもらい、いろいろ知らない話を聞きたいものである。
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