1月10日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2015.01/09 番組スタッフ 記事URL
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.237~ジャズ新世紀~】

 2015年も早や1週間経ってしまい、全く歳月の過ぎ去るのは早い。ぼくのようなロートルはもう消え去るのみかも知れないが、ここはひとつ「憎まれっ子...」の例え通り踏ん張るしかない。さてその15年だが、相変わらず音楽業界は景気が良くなく、ソフトも売れない。これはもう構造的な問題で、かつての繁栄はいずこで、回復は難しいのかも知れないが、ことジャズに関しては結構新しい動きが起きつつあり、「今ジャズが面白い」などと言った特集も、雑誌などで組まれるようになっている。これは以前このコラムでも紹介した「ニュージャズ」のことで、かつての前衛色バリバリの尖鋭的なジャズでは無い。どうもこのニュージャズ~NEW JAZZと言った単語とは違い、NU JAZZで表されるようなのだ。ジャズ=黒人(アフロアメリカン)の音楽と言った認識は誰もが持っていると思うが、この図式はここ30年位で大きく変化し、日本や欧州などでもジャズが浸透し、かえって本場を凌ぐぐらいの勢いを持ってきたこと、いわばジャズのグローバル化が進んだことなども、これには関係していると見て良いだろう。これに対し若い黒人ミュージシャン達が、黒人ジャズの復権を目指し、彼らの日常音楽=ヒップホップとジャズを結び付けた、新たなジャズを創出しようとして、NU JAZZが生まれたのだと言えるかも知れない。ぼくなどはこのニュームーブメント、大変重要な意味を持っていることは良く分かるのだが、肝心のヒップホップを体が受け付けないのでどうしようもない。それは漫画の世界で少女漫画のあの眼のキラキラ、あれがあるともう全く読む気がしなくなるのと一緒で根源的な感覚反応なのである。

 そしてこのニュージャズ・ムーブメント、J-ジャズの世界も席巻しているようで、こちらではヒップホップでは無く、もう少し判り易いジャズ、踊りやすい要素(ダンサブル)も持った新しい若々しいジャズが台頭しつつあるようなのだ。そのJ-ジャズ新時代のミュージシャンやユニットを集めたレーベルとして、今注目を集めているのが音楽から出版まで様々な活動を展開している「ディスクユニオン」の中に設けられた「プレイライト」と言うレーベル。ここには今注目の「ボヘミアン・ブードゥー」「プリミティブ・アート・オーケストラ」そして「トレメンズ」等と言った新時代の有力ユニットが集まっており、年1回は「プレイライトフェス」のようなイベントもライブハウスで行われているとも聞く。と言う事でこのレーベルを主催している「ユニオン」の谷口ディレクターをゲストに呼んで、J-ジャズの新時代について聞こうではないか...と言う事になり、今回は彼をスタジオにお呼びしたと言う次第。

 前に挙げた「ボヘミアン...」も「プリミティブ...」も実際はピアノトリオ。普通はリーダー名を冠した何とかトリオとなるのだが、若い彼らだとそうはならない。オーケストラとは余りにも...、とも思うがそこがピアノトリオ、そのギャップが面白いと谷口氏は語る。この3バンド以外にも面白いユニットが沢山あり、今回の番組をお聴き頂ければ、J-ジャズ新時代ユニットの現状はある程度掴めるのではないでしょうかね...。今ジャズは再び若い人達の心を掴みつつあり、新しい動きが台頭し、面白いと評判なんですから、一度是非聴いてみて下さい。

【今週の番組ゲスト:ディスクユニオンのニュージャズレーベル「Playwright」のディレクター谷口慶介さん】
M1「疾走する閃光/fox capture plan」
M2「エル ロン サカパ/ボヘミアンブードゥー」
M3「シキシキドンドン/WAI WAI STEEL BAND」
M4「イン ア ドリーム/プリミティヴ・アート・オーケストラ」
M5「アイ ウッド チェンジ ア シング/Tres Men」



1月3日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2015.01/02 番組スタッフ 記事URL
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.236~2015年幕開け~】
 明けましておめでとうございます。2015年の幕開け、また1年間「テイスト・オブ・ジャズ」をご贔屓くださいますよう宜しくお願いします。個人的には色々とありそうな年になりそうですが、どうにかやって行くしかありませんね。それにしても21世紀ももう15年も経ってしまったんですよね。改めて歳月の過ぎる速さを実感している訳ですが、どうなることやら...。健康だけはと思っていますが、この年令になるとそれもままならず困ってしまいます。

 さて新年第1弾の「テイスト・オブ・ジャズ」は、毎年新春と言う事で大物ジャズプレーヤーをお招きしており、ここ数年は山下洋輔さんの登場が多かったのですが、恒例の洋輔新春コンサートも終了してしまったので、誰か他の人をと思っていたところ、いました、いました。昨年11月末に久々の新作を出された大物、それも飛び切りのいいオンナの方が...、早速スタジオにお呼びすることにしました。J-ジャズ界きっての美形ディーバ、阿川泰子さんです。
 昨年の終わりに出された彼女のアルバム『クロスオーバーナイト/アンチェインド・メロディ』は六本木にある豪華ライブシアター「ビルボード・ライブ」での実況盤でおよそ7年振りの新作。ライブ盤としてはなんと30年以上になるというものだけに、彼女も大分力が入っている様子。ライブが行われたのが9月の半ばでアルバムが11月末発売と、その期間の短さにも驚かされるが、今は発売サイクルも相当に短縮されているようです。曲は「A列車で行こう」等のスタンダードから、全世界で大ヒットして一躍「YASUKO」の名前を有名なものにした「スキンドレドゥドゥ」などのヒットチューン、それに今回のライブで初めて取り上げた「アンチェインド・メロディー」等々、ディーバ阿川泰子の全貌がわかる好ライブに仕上がっており、その出来栄えには彼女自身も相当に自信を持っている様子。タイトルからも分かる通り彼女の絶頂期、70~80年代のクロスオーバー時代にスポットを当てたもので、当時彼女のバックを務めていた野力、岡沢、松本等と言ったフュージョン界の大物達が、このライブの為に再度結集したまさに豪華な顔ぶれ。ジャズ雑誌でアルバムレビューを担当して、ぼくも高評価を与えたものですが、やはり「ザ・スター」と言った感じで貫録充分。

 スタジオでの彼女はその年令を感じさせない程、相変わらず美しく若々しい。何より魅力的なのはその優雅さ。鎌倉在住のレディーで、元々文学座の研究生で女優でもあった人だけに、知性と教養にも溢れており、佇まいも何とも言えず麗しく、その歌声もまたそれを写し取ったような華麗さ。スタジオには数年に一度遊びに来てくれますが、何時も聞き惚れ、見とれてしまいます。「小西さん、相変わらずお元気ね...」と毎回励まされのですが、こちらは年相応に青息吐息。それに比べて泰子ちゃんは...。羨ましい限りですよ。

【今週の番組ゲスト:ジャズシンガーの阿川泰子さん】
M1「A列車で行こう」
M2「アンチェインド・メロディ」
M3「スキンドゥ レレ」
M4「イン ア センチメンタル ムード」

12月27日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.12/26 番組スタッフ 記事URL
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.235~ジャズ界、今年も打ち止め~】

 2014年も遂に打ち止め。個人的にも周りの仲間が亡くなるなど色々あったが、それ以上に心配なのは日本の行く末。瀬戸内寂聴師も述べられているように、この国はどんどん危険な方向に進みつつあり、大部分の国民はそれに無自覚なこと。この前の選挙で安倍政権の大勝など、もうその危険は目前に迫りつつあり、杞憂どころか目の前の危機そのものなのだが、同世代の連中にも無自覚な輩が多く、何とも言えずいやな気分の毎日。
 

 と言った感じで2014年は終わりを迎えつつあるが、この時期は1年の振り返りをする時でもあり、1年のジャズベスト作品を選出して欲しいと言った依頼も雑誌社などから多い。今年も3誌ほどからあったが、ぼくのベスト作品はジャズギターのレジェンド、パット・メセニーの『KIN』(キーンと読むのだと思う)。彼が新しく作ったユニットでの新作だが、その全キャリア(メセニーももう60才になったが、相変わらず若々しい)の中でも最高のユニットである。リーダーはもとよりアントニオ・サンチェス、クリス・ポッターなどユニットメンバー一人ひとりも抜群である。そして日本のジャズベスト作は、以前このコラムでも紹介した、川嶋哲郎の故横田プロデューサー追悼作品『ラメンテーション』、川嶋渾身のライブ作品で、聴いていて泣ける作品だ。そしてボーカルのベスト作は、御年80数才のトニー・ベネットとあのレディー・ガガが共演したアルバム『チーク・トゥ・チーク』。このガガが正に素晴らしく、こんなに上手い人だとはびっくり。両親も何かジャズに関係していたようだが、それにしても御大相手に少しも退いておらず堂々としており、凡百の日本の歌手に聞かせたいくらい。
 このベネット&ガガの共演にもある通り、ジャズの境界がどんどん崩壊しつつある年だったと言えそうだし、特に「ニュージャズ」とも呼ばれる若い黒人ミュージシャン達の活動。ジャズとヒップホップの融合が顕著で、新時代に突入しつつあると言った感じが強い。

 レギュラー番組の方でも、年の最後は1年の振り返り企画で、今年はジャズ評論家の青木和富氏をスタジオに招き、彼が印象に残ったアルバムを数枚選んでもらった。彼は現在富士山麓に住んでおり、長距離バスで上京してくるのだが大変にご苦労なこと。感謝!。
 彼が選んだベスト作はパット・メセニー、トニー・ベネット&レディー・ガガと2作品がぼくと重なっていた。その他ではメセニー・バンドのメンバー、サンチェスのリーダー作、そして日本人では今注目の若手トランぺッター類家心平のデュオ作等々。話好きの青木氏だが、それを抑え気味にしていつもより多い5作品を紹介してもらった。サンチェスも類家もぼくは未聴だったので大変興味深かったし、富士山麓の生活もすいぶん長くなった最近の彼の趣向も反映された選曲で面白かった。

 「テイスト・オブ・ジャズ」この世界屈指の長寿ジャズ番組、来年は51年目に入るはずで、またまた宜しくお願いします。新年第1弾は日本の誇る美形ディーバ、阿川泰子さんをスタジオにお迎えします。お愉しみに...。

【今週の番組ゲスト:音楽評論家の青木和富さん】
M1「ワン デイ ワン/バット・メセニー」
M2「ウィズ ア ソング イン マイ ハート/ロン・カーター」
M3「ナルディス/アントニオ・サンチェス」
M4「エニシング ゴーズ/トニー・ベネット&レディ・ガガ」
M5「ニアネス オブ ユー/類家心平 中嶋錠二」
M6「A列車で行こう/穐吉敏子」

12月20日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.12/19 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.234~ラグビーシーズン佳境~】

 色々とあった2014年ももうそろそろ終幕。この冬の寒い時期になると本格化するのがラグビーマッチ。我が早稲田ラグビー部は下馬評を覆し、早明戦に快勝、その余勢をかって大阪・花園ラグビー場に乗り込み、立命館大と大学選手権の第一戦を戦うもピリッとせず、どうにか勝利を得る。この後同志社、東海大と言う強敵を倒さないと、正月を迎えられない。しかしそこは早稲田きっとやってくれるはずで、そうなれば帝京大との決勝戦。
 国立競技場が改修作業のため使えず調布の味の素スタジオで行われる。前に東芝とサントリーとの戦い、いわゆる府中ダービー(両社とも府中に拠点を置く)では使用されたことがあったが、大学の試合では初めて。日本代表の藤田、1年生の横山と言った新戦力、布巻、小倉と言った大学を代表する選手と、ようやく駒が揃い、早明戦以降見違えるように変化した早稲田だけにきっとやってくれると期待しているのだが...。

 ところで来年は秋に、英国でラグビーワールドカップも開催され、ジャパンも日本人の血も混ざった知将、闘将のエディー・ジョーンズの指導の下、これまで以上の成績を挙げられるような気もするし、久々にラグビー人気も高まりそうな感じもある。そんな年にラジオ日経のラジオ番組「藤島大の楕円球にみる夢」が、スポンサー化されたのは本当に嬉しい事。これもひとえに担当のH嬢、営業担当でこのコラム担当でもあるO君たちの努力の結果。感謝・感謝です。もう30年ほど前、ラグビー人気全盛時レギュラー番組を企画、営業担当と共に動き、実現までかなりいい線まで進んだのだが、当時のバカ上司がそんな話は俺は聞いていないと潰しにかかり、残念なことに話はご破算。それ以来40年余り、長年の夢でもあっただけに嬉しさ倍増。番組パーソナリティーの早稲田ラグビー部出身の藤島氏も好人物で、スポーツライターとして我が国を代表する一人だけに、内容も素晴らしい。彼はまたジャズ好きでもあり、盲目の異才プレーヤー、ローランド・カークのファンだと言うところも流石と言った感じ。番組是非聴いて欲しいものです。

 ラジオ日経とラグビー、余り関係無いじゃないか...、などとのたまう社員も多いのだが、バカを言っちゃいけない。ラジオたんぱ(ラジオ日経の前身)は創業時、正月には当時唯一秩父宮でラグビー日本選手権の実況を行っていたラジオ局なのである(ぼくが入局する以前の話だが...)。このため30年前にラグビー番組実現の為歩き回っていた頃は、日本ラグビー協会のお偉いさん達から、昔の恩を返すために力になってやるよ...、と再三励まされ、アドバイスももらったものだった。今はそんな事実を知るラグビー関係者は本当に少なくなってしまったが、それでもたんぱとラグビーを結び付けて考える人もいるし、進取の精神に富み実績もある局なのである(この話は藤島氏にもしていないが...)。
 さて来年初めのラグビー番組、そのリクエスト曲は、藤島氏お気に入りのローランド・カークの名演奏、「ドミノ」か「カッコウのセレナーデ」にでもしてみましょうかね...。
【今週の番組ゲスト:夫婦デュオ「田辺商店」のギタリスト田辺充邦さん、チェリスト平山織絵さん】
M1「Swinging On A Star」
M2「How High The Moon」
M3「星めぐりの歌」
M4「Old Devil Moon」
M5「Stardust」

12月13日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.12/12 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.233~ブルー・ジャイアント~】

 このコラムと本家のジャズ番組の方でも、「ジャズ本」「ジャズ電子書籍」を続けて取り上げて来たが、この流れからすると次は「ジャズ漫画」とくるに違いない(本当か...)。ジャズ漫画と言えば、一頃はもっぱら、早稲田漫研出身で「ブルーノート」コレクターとしても知られるラズエル細木と言う事になっており、彼にはかつて番組にも出演してもらったこともあるのだが、かなりなうんちくの人でもあった。そして最近話題になったのが、高校のジャズ研を扱った「坂道のアポロン」。しかし一回読んでぼくは全く駄目だった。良くある高校のクラブものの域を出ておらず、ジャズの愉しさ、凄味などその魅力は、ほとんど無かったように思われた(余りいい読者では無かったので...)。
 「ジャズ漫画」では期待できる作品は無いのかといささか残念に思っていた所、ありました、超ド級の作品が...。それが「ビックコミック」連載(の筈)の「ブルー・ジャイアント」。映画化もされた「岳」で話題を呼んだ石塚真一氏の作品で、単行本で既に3冊余り出ている。。

 ストーリーは仙台市のバスケットボール部員の高校生が、ひょんなことでジャズを聴き、それに魅了され一人で広瀬川の河原でサックスを吹き始め、世界的なサックス吹きに成長する(らしい)、ボーイ・ミーツ・ジャズ物語なのだが、この主役の宮本大が素晴らしい。仙台市には「定禅寺ジャズフェス」と言う有名な街ジャズイベントがあるが、これも作品に取り込まれており、独学でサックスを吹いている彼は飛び入りで道路でサックソロ演奏を繰り広げ、演奏内容(自己流だからかなり滅茶苦茶だが...)よりもその音の凄さに、通りすがりの人たちが圧倒される様子が見開きの2ページで描かれるのだが、全部で70近いカット(サックスを吹く彼と驚きの聴衆が交互に出て来る)が素晴らしい。
 ジャズサックスはまず何よりもその音、轟音とも言える音の凄さ、迫力が無ければ何も意味がない...と言う事を、鮮やかに表現しているのだ。そのあと彼は仙台在住のあるジャズメンと知り合い、教えを乞うのだが、その師匠の教えの言葉もイイ。「サックスと言うのは守る楽器じゃないんだ。先頭に立ってポイントを担う攻めの楽器だろう...」「時には調子に乗ってもいい...。だがそれに酔うな。ジャズは酔って勝てるような世界では無いんだ」等々。名言と言っていい言葉が並ぶ。余りにも高温なため赤を通り越し青く光る巨星~青色巨星(=ブルー・ジャイアント)。師匠がNY修行時代に、仲間達と世界NO1ジャズプレーヤーを「ブルー・ジャイアント」と呼んでいた,その世界を目指して大は飛翔して行く。感動の成長物語なのだ。

 「岳」は本当に山好きか、いささか疑問の残る内容だった石塚だが、この作品は世界的なスケールにある傑作だ。何より彼自身がジャズに賭けている、その意志を読み取ることが如実に出来る。時に涙して読んでしまうこの作品、ジャズ漫画のある極地に達した感もある、と言い切ってしまおう。ジャズと並んでぼくの大好きなラグビー。藤島大先生のラグビー番組は来年も続きそうだが、今密かにラグビー協会にラグビー漫画の誕生を仕掛けようと思っている...。オリンピック、ワールドカップと続くこの時期、ラグビーと富に成長して行く青年、それを見守る美しきガールフレンド、この感動ラグビー漫画の登場しか人気回復策はあり得ないと、ぼくは確信しているのです。

【今週の番組ゲスト:ブルーノート東京 広報担当の岡田安正さん】
年末年始のお薦めLIVEをご紹介頂きました。
M1『SOCOPAO/RICHARD BONA』
M2『Lover Man/DEE DEE BRIDGEWATER』
M3『ON FIRE/MICHAEL CAMILO』
M4『Oh!Tengo Suerte/JORGE SANTANA』
12月6日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.12/05 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.232~88プロデューサー~】

 11月下旬のある日新聞を見ていると、死亡欄に彼の名前がある。とうとう来たか...,と言った感じで、その日に仲間からメールやTELが数回入り、通夜や葬式などの予定が判明する。伊藤八十八くん、68才。
 ジャズ評論家やプロデューサーから社長に出世したお偉いさんならば、死亡欄に登場することもあるが、一介のプロデューサーが朝日新聞の死亡欄に出るとは異例のこと。それだけ彼の業績が如何に大きかったことを如実に物語っている。

 このコラムでも何回か彼を取り上げており、一番多いのは彼が旗振り役の軽井沢大賀ホールでの日本の「ニューポート・ジャズフェス(映画「真夏の夜のジャズ」)」を目指し、初夏に行われている「軽井沢ジャズフェス」関連。今年の夏で3回目になり、毎年彼から頼まれてライブ評なども担当しているのだが、今年は闘病中で彼の姿は遂に現場に無かった。その他「ジャズインディーズ」と言うと、彼が立ち上げた自身の「88」レーベルのことに言及する結果にもなり、彼の名前は再三このコラムに登場となっていた。そんなこともあり通夜の席で、参列者から「彼の名前を検索していたら「テイスト・オブ・ジャズ」が頭から2回も出て来たよ...」などと言われもして、悲しくも少し嬉しくもあったのだった。

 その八十八氏だが、彼は早稲田大でぼくの1年後輩、トラッドジャズの「ニューオーリーンズ・ジャズクラブ」出身。学生時代は知らなかったが、彼がレコード会社に入社してから知り合い、もう40年近い付き合い。入社後数年経ってCBSソニーに移籍してから、渡辺貞夫、日野皓正をはじめ、スクエアー、マリーン、ケイコ・リー、今再注目の寺久保エレナ等々、彼は大きな仕事を次々とこなしていき、大プロデューサーとしての地位を確立する。元々は岐阜の名勝地、養老の滝の傍で生まれ育ったいわば山奥の出なのだが、その作品は最も都会的でファッショナブルなものだった。その名前88は八月八日生まれだったことによる。彼はこの88を大変大事に考え、自身のレーベル名もそうだし、結婚もこの8月8日(かみさんは元アイドル歌手)、定年で独立したお祝いもこの8月8日だった筈で、人生88尽くし。この世を去る日だけは8月8日とはいかなかったのだが...。

 ぼくは彼の通夜にしか出なかったが、葬式では一関の「ベイシー」の名物マスター、菅原氏が追悼の辞を述べ、横にいた森田氏ことタモリを呼んで一言述べさせたと言う。タモリと八十八は早稲田大文学部で同期、閣下は一緒だったかはしかとは知らないが、同じ音楽仲間で当然顔見知り、その後レコード会社ではタモリのアルバムも作ったりした仲。フジオちゃん(赤塚不二夫)の時程ではないだろうが、森田くんらしい一言が聞かれたはずで残念でもあった。

 それにしても惜しい人を失った。八十八氏が立ち上げた「軽井沢ジャズフェス」も、来年からどうなるのか...。まあ存続はかなり難しいだろうが、どうにか続けて欲しいものである。ジャズアルバムが売れなくなってしまった現在、かなり孤軍奮闘していた感のある八十八氏。「いまはアルバム作るよりも、イベントブッキングの方が忙しくてね...」などといくらか寂しそうに語っていた彼。その人なっこい微笑ももう見られない。八十八さんよ、安らかに眠りたまえ。合掌!
【今週の番組ゲスト:テナーサックス奏者のQいしかわさんと、ピアニストの遠藤征志さん】
M1『Kingengo Blues』
M2『Misty』
M3『夕やけのうた』
M4『約束』

11月29日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.11/28 番組スタッフ 記事URL
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【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.231~ジャズレジェンド~】

 ジャズの歴史は20世紀とほぼ同時なので110年余り。一方日本のジャズ史は戦後の進駐軍と共に始まる(戦前にもジャズはあったが...)。その「和ジャズ」の冒頭を飾った松本英彦、宮沢明、白木秀雄等々の、第一世代の大物達はもうほとんどいなくて、現役は秋吉敏子、渡辺貞夫、マーサ三宅など数えるほど。山下洋輔、日野皓正などはサダオさん(渡辺貞夫)がバークリー音楽院から帰国して本格的なJ-ジャズがスタートしてからの第2世代のスターと言える。その第一世代だが、彼らは立川や横浜等進駐軍のベース(キャンプ地)で仕事をしながら、ジャズをやっている兵隊達からも学びつつ成長して行ったのだった。そんな第一世代の生き残り、いわばジャズレジェンドの一人が今回スタジオに遊びに来てくれた。

 Qいしかわ、テナー奏者で現在83才。和ジャズの生き証人とも言える彼も、進駐軍のキャンプでバンドボーイをしながらテナーのイロハを習った一人。ラジオ日経近くの神谷町で生まれ育ち、中学・高校は名門「暁星」と言うお坊ちゃん。ただ実力の割にその存在が知られていないのは本当に残念なこと。ぼくは大分以前、彼が銀座の高級クラブでハウスバンドの一員としてプレーしているのを聴き、その豪放なプレーに痺れたことがあり、それ以来彼の大ファンになってしまった。
 そのQさんが新作を出したと言うので、スタジオにお招きした次第。この新作についてジャズ雑誌からインタビューの依頼があり、その時初めて彼と正式に話をしたのだが、いい具合に枯れた好々爺と言った感じで、直ぐにその人柄が好きになってしまった。アルバムは彼の孫とも言えそうな、30代初めのピアニスト、遠藤征志とのデュオで、タイトルはなんと『おともだち』。数年前ひょんなことで共演し、遠藤君の才能にほれ込んだQさんがデュオを組むように申込み、彼のプレーに惚れこんでいた遠藤君も直ぐにOK、この年令の差50才以上の、奇妙にして微笑ましいデュオ・チームが誕生、そのデビュー作が今回登場したのである。このアルバムではQさんは、数曲で初ボーカルも披露、決して上手くは無いが味のある旨いボーカルを披露、その豪放磊落なテナーと共に、聴く者を酔わせる。中でも東日本大震災復興に因んだ「地やけの歌」は素晴らしい出来で、「ライブでこの曲を歌うと客が涙するんだ...」と、彼自身少し自慢げに語ってくれた。スタジオでまさにQさんと孫の会話。話が四方に飛びパーソナリティーの山本アナも困惑していたが、そこは御年83才。自身の好きなように話を進め、昔の想いでも忘れてしまっていることも多かった。しかし味がある話で、ぼく自身近来になく愉しめた。皆様も是非アルバム、番組両方聴いてみて下さい。愉しめるはずです。放送は12月6日の予定です。
【今週の番組ゲスト:「トライスペース」のリーダーでピアニストの林祐市さんとCDレーベル「インパートメント」の西野孝さん】
M1『Nightfall』
M2『Morning Glow』
M3『Reaching The Sky』
M4『With A Smile』
11月22日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.11/21 番組スタッフ 記事URL
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日22:00-22:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.230~JAZZYカフェ~】

 先週のこのコラムのタイトルは「ジャズ本」。マイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーン。このジャズ界の2大巨匠の『カインド・オブ・ブルー』『至上の愛』と言う代表作、これの誕生秘話、創作術などについて、ジャズ評論家のアシュリー・カーンが書いたものを訳したジャズ翻訳家、川島文丸氏をスタジオに呼んでの話だったが、現在レコード業界ほどではないが、出版界そして新聞界も大きな変革期を迎えつつある。その変革の原動力が電子書籍。紙を使わない新聞や出版物の出現で、いずれはこの電子書籍が主力になるのではとも言われている。そのため各新聞社も積極的に新聞の電子版に取り組んでおり、その先端を行くのが日本経済新聞社。その日経が電子書籍にも乗り出しており、ジャズもそのターゲットの一つになっている。そのジャズ関連が「JAZZYカフェ」と言うコラム。ライターは「女子ジャズ」と言う用語を生み出し、女子達のジャズへの関心を高めた仕掛け人でもある島田奈央子さん。
 ジャズ初心者が生活の様々なシーンで、ジャズへの関心を高めていくガイドになればと言うことで、彼女は毎回3~4枚のアルバムを選出し、仕事で疲れた時、旅に行きたくなった時、夏の暑さをしのぎたい時など、あらゆるシチュエーションにピッタリなジャズを選び、それぞれに簡潔な解説をつけ「JAZZYカフェ」としてまとめている。

 それではこの新たな試みを、番組でも是非紹介しようではないか...と言うことで、ライターの島田嬢をスタジオにお呼びして、この電子版コラムの面白さなどを彼女推薦のアルバムと共に紹介してもらうことにした。彼女が持参したアルバムは、ビル・エヴァンスの定番作品から、話題の北欧美形シンガー、シーネ・エイ、そしてイスラエル出身で世界中の注目の的、アヴィシャイ・コーエン。更には彼女自身もプロデュースに加わっている「信州ジャズ」関連アルバムと、多岐に渡り興味深いものだった。それぞれがどんなシーンにピッタリなのかは、番組を聞くか日経電子版コラムを読んでもらうとお分かりになると思う。この電子書籍「JAZZYカフェ」は、リスナープレゼントも用意しているので、皆様も是非応募されてみたらどうでしょうか。分かりやすい内容のなかにも目の付けどころのよい「深イイ」ジャズ書籍だと思いますよ。

【今週の番組ゲスト:音楽ライターの島田奈央子さん】
M1『Someday my price will come/Bill Evans』
M2『Draw A Circle/Sinne Eeg』
M3『On A Black Horse/Avishai Cohen』
M4『水の夜明け/伊佐津さゆり』
《番組からのお知らせ》 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●電子書籍「JAZZYカフェ」を抽選で5名様にプレゼントします。応募・詳細は日経グループの電子書籍ストア「日経ストア」へ。※お申し込みには「日経ID会員」の登録(無料)が必要です。締切は12月22日(月)。
●電子書籍「JAZZYカフェ」については日経ストアへ。
●日経電子版で「JAZZYカフェ」更新中です。
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11月15日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.11/14 番組スタッフ 記事URL
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日22:00-22:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.229~ジャズ本あれこれ~】

 ジャズ本~ジャズに関係した書籍のことだが、最近出たジャズ本の中でやはり話題は、村上春樹が鬼才セロニアス・モンクについてミュージシャン、評論家、ジャズライブハウスのマスターなど様々な人が書いたコラムを編著した、『セロニアスのいた風景』と言う事になるだろう。本のラストには彼が文句の主要作品について感想を述べており、ここがこの本の一番の肝になる訳だが、彼のジャズ関連本はこれで5作目になる筈である。作家になる前、国分寺、千駄ヶ谷で自身のジャズ喫茶「ピーター・キャット」を営んでいた彼は店でも寡黙な男だったが、ジャズの知識も豊富で決して通ぶらない人だった。

 この村上春樹ほど話題にはならないが、最近、音楽小売業から様々な分野に手を伸ばしつつある「ディスク・ユニオン」。ここが始めた音楽書籍「デュー・ブックス」で、これも注目の2冊のジャズ翻訳本が出された。アシュリー・カーンと言うアメリカの気鋭ジャズ評論家が書いた,マイルスとジョン・コルトレーンの評論本である。マイルスの方は『マイルス・デイビス/カインド・オブ・ブルー創作術』、そしてコルトレーンの方は『至上の愛の真実』と言うもので、マイルスの『カインド・オブ・ブルー』は全世界で1000万枚以上を売ったジャズ史上屈指の人気盤。そしてコルトレーンの『至上の愛』も、コルトレーンを代表する名盤。その上コルトレーンも『カインド・オブ・ブルー』の参加メンバーと言う事もあってこの2冊因縁浅からぬ繋がりを持った名盤で人気盤であり、それ等の創作過程などを記したドキュメントと言うのだから、やはりジャズ・ファンにはぜひ読んで欲しい作品と言える。そしてこの2冊を訳したのは、今やジャズ本の翻訳家としては第一人者とも言える川島文丸氏。これまでにもクリフォード・ブラウンやアート・ブレーキーなどのジャズ本を訳しており、その訳は既に定評がある。

 元々彼は大手レコード会社の役員まで勤め挙げた人物で、古くからのぼくのジャズ仲間の一人だが、東京外大出身だけに英語はお手の物。今までジャズ本の翻訳は時にジャズ音痴の人が担当し、全く初歩的な人名間違いやジャズ用語のトリ違いなども散見されたのだが、ジャズ担当も長かった彼はそこら辺は正確無比。2冊同時に出版と言う事で彼にこの本を持ってスタジオに遊びに来てもらった。
 翻訳作業はそれほど難しいものでは無く、大体1冊を4か月ほどで完成させるとのこと。だが最も苦労するのは形容詞の使い方。スプレンディッド、マーベラス、ファンタスティックなど、同じような誉め言葉をどうその文脈に合わせ、日本語の訳語を使い分けるか...、ここら辺が一番気を遣うと語ってくれた。マイルス、コルトレーン両書共に1冊3000円強。少しお高い感じもあるが十二分に読み応えのあるものなので、是非皆様にもお勧めしたいジャズ本です。

【今秋の番組ゲスト:音楽評論家で翻訳家の川嶋文丸さん】
M1『So What/Miles Davis』
M2『Blue in Green /Miles Davis』
M3『Freddie/Freeloader』
M4『Love Supreme Part1:承認/John Coltrane』
11月8日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2014.11/07 番組スタッフ 記事URL
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日22:00-22:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.228~吉沢はじめ登場~】

 「クラブジャズ」「アシッドジャズ」と言った言葉が聞かれ始めて久しいが、今や「ドジャズ(純生ジャズ)」よりもむしろこちらの方が、愉しく踊れるジャズとして若い連中には認識されている傾向も強い。当初はジャズとは余り関係ないものとして見ていた従来のジャズ関係者(ぼくもそのひとりだが)も、今や無視出来ないものとして雑誌や番組で取り上げている。最近はクラブを超え、ヒップホップとジャズを連携させた「ニュージャズ」が、本場のアメリカでも大きな注目を集めつつあり、確かにこのムーブメントは黒人たちの復権と言う点からも、頭では理解できても肝心の「ヒップホップ」についていけない点も多く、いささか困惑している。昔はニュージャズと言えばゴリゴリの前衛ジャズを指したもので、ぼくなどもその轟音、騒音に痺れたものだが、ヒップホップには年令のせいもあってか体全体が反応しない。

 と言ったところで相変わらずドジャズ中心のぼくなのだが、ちょっとした関わりがあって「クラブジャズ」で一世を風靡したユニット「モンド・グロッソ」の人気キーボード奏者だった吉沢はじめが、新作を携えスタジオに来ることになった。新作のタイトルは『インナーイリュージョンズ』。「歓喜と祈りが織りなす壮大なスケールの音」とあるが、キーボード奏者としての吉沢の姿を集大成したような作品になっており、ラストは東北の子供たちの印象的な歌声(「あおぞら」)で締めている。一時は「クラブジャズ」のピアニストとして、ジャズ界からは異端視された感もあった吉沢だが、元々はバップを志した純粋なジャズピアニストであり、その一面もここで披歴してくれている。それと彼の叔父さんはあの「ウエザー・リポート」などでも知られるピーター・アースキン(母親の妹が彼の奥さん)と言う関係にあり、彼からもジャズピアニストとして精進するように言われたと言う。そのアースキンそしてデーブ・カーペンター(b)と共演したアルバムも残されており、番組ではそこからも1曲掛けることにしている。

 「どうもジャズの枠外の人に見られがちなのですが、今回のアルバムにはジャズピアニストとしての力量も最大限発揮したつもりですので、是非皆さん聴いてみて下さい」と最後に語ってくれたが、やはりかなりな力量の持ち主であることが良く分かる。「ジャズ」から「ニュージャズ」まで、これからも吉沢のカバーする範囲は広く深い。
【今秋の番組ゲスト:ピアニストの吉澤はじめさん】
M1『A New Day』
M2『May』
M3『あおぞら~Aozora~』
M4『Dope Impakt』
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