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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日23:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.107~ジャズシティー札幌~】

 前々回のこのコラムで、この夏行われるジャズ・フェスについて記したが、北の街、札幌でのジャズ・フェスは、7月7日の七夕から8月23日までおよそ2か月間、毎日ジャズ演奏があるという訳では無いようだが、かなりコンスタントにどこかで演奏会が開かれているという。札幌がジャズ都市に一大変貌を遂げ、このジャズ・フェスの芸術監督がサダオさんこと渡辺貞夫だと言うのも凄い。
 
 出演ミュージシャンもサダオさんを筆頭に、寺井尚子やケイコ・リー、小林香、マリーン、更にはポップスの古内東子、外国からもあのシャクタカやラリー・カールトンなどが特設テントで公演をし、大ラスの8月23日には北の大地が生んだ天才サックス少女、寺久保エレナが、バークリー音楽大学の夏休みを利用して故郷に戻り、その成長振りをファンに見せつける企画もあるという。

 そんなジャズ・シティー札幌で今注目のジャズ・ディーバがいる。MIZUHO。“ソウラン節”や武満徹の“翼”などをジャズにアレンジして歌ったり、スタンダードも彼女なりの手の加え方で、独特の味付けをするなど、個性豊かな実力派である。エレナの先輩でバークレー音大卒業の彼女は、ここの教授である世界的トランぺッター、タイガー大越と組んで、今まで3枚のアルバムを発表しているが、如何せん活躍の拠点が札幌だけにその実力が全国的に認められるに至っていないのは残念だ。そんな彼女はまたタイガー大越と組んで、デューク・エリントン作品集(「Dear Duke」)をこの4月に発表した。アレンジも面白く、今までのエリントン集とは一味違ったユニークな仕上がりとなっており、ANA国際線の機内ミュージックにも取り上げられることになっている。
 そんな彼女が是非番組に出たいと、日帰りで札幌から上京しスタジオに来てくれることになった。日帰りと言うのもまだ子供さんが小さいため、夜は家に居たい為なのだが、日帰りでこの番組出演のためだけに上京とは、こちらも恐縮してしまったのだが、是非と言う彼女の希望、そうなればOKせざるを得ない。その時にはエリントン・ナンバーだけでなく、子供の時から慣れ親しんだ“ソウラン節”のジャズ・バージョンも聴かせてくれるはずである。
 彼女の番組登場は明日のオンエアーで。札幌のジャズ事情なども教えてくれるに違いない。この夏札幌に行こうと思っている人は必聴だと宣伝しておきますね。


MIZUHOさん(左)と山本アナ(右)


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