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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日23:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.105~ジャズ・フェスあれこれ~】

 CD売り上げの極端な落ち込みなど、音楽業界を取り巻く状況はますます厳しさを増しつつあるが、この季節だけはどうやら元気が戻ってくるようだ。音楽イベントまっさかりの夏の到来である。ぼく自身は足を運んだことは無いのだが“フジ・ロック”などこの時期のロック・フェスは動員力、出演者などお見事の一言。それに引き換えジャズはやはりかつてのようなパワーはない。斑尾やフジ・ジャズ・フェスなど、盛況のジャズ・フェスが各地で数多くあったあの時代、やはりバブル期の産物だったのか…。

 残念なことに今では、9月の初頭に行われる”東京ジャズ”くらいなものになってしまったが、この所またいくつか夏らしいジャズ・フェスがスタートし始めた。昨年からスタートした「真夏の夜のジャズ・イン・葉山」と今年から立ち上がった「軽井沢ジャズ・フェスティバル」の2つである。両方ともにリゾートで行われるフェスで、葉山の方はマリーナに特設ステージを組むもので、一方の軽井沢は、軽井沢の大賀ホールを使ってのもの。これらが活性化して定着化することを切に願うが、惜しむらくはこの2つのイベント、ほぼ同じ日に行われるのである。これでは行きたくともどちらかしか選べない…。ぼく自身は追分の山荘にいるはずなので、軽井沢を選ぶつもりだし、前々からの念願である“軽井沢ジャズ・クラブ“の設立もこのイベントと同時に行ってもいいとも考えている。何せこのジャズ・イベントを立ち上げたのは、古くからの知り合いで「早稲田ニューオルリンズ・ジャズ・クラブ」出身のジャズ・プロデューサー伊藤八十八氏。彼にもクラブの顧問になってほしいとも考えていた矢先だけに…。

 さて去年好評だった葉山の方は面白い趣向があり、八代亜紀、稲垣潤一、クリスタル・ケイと言った、歌謡曲やポップスの歌い手が登場し、山中千尋などのジャズ・プレーヤーと共演するというのだ。この企画には中々にそそられるものがある。それらの詳細については、7月の半ばの”ジャズ”の時間で“葉山フェス”の担当者が登場し、その内容を伝えてくれることになっている。また恒例の「東京ジャズ」情報も、イベント・プロデューサーの八島女史(彼女も軽井沢ジャズ倶楽部、推進者の一人)がその面白さ、愉しさを伝えてくれることになっている。7月の後半は番組もジャズ・フェス一色といった感じで、サプライズ・ゲストなども飛び入りの可能性もありそうですよ。


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