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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日23:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.88~銀座にジャズクラブ~】

 音楽不況と言うか音楽業界の大不振については、このコラムでも再三書いてきたし、実際CDの売れ行き落ち込みはひどいものがあり、ジャズの新譜などでは信じられないような数(少ないと言う意味で…)が出ているとも聞くが、これがライブとなるとちょっと事情は違っているようで、結構客も入っておりそこではいわゆつ手売り(ミュージシャン自身が自らのアルバムを売る)も繁盛していると言うのだ。

 まあいろいろな意味で音楽業界も変化している訳だが、ジャズの世界では花の銀座の地に残念ながら一軒もライブ・ハウスが無いのである。老舗の”スイング“が昨年店仕舞いをして以来ライブ・ハウスは無くなっており、銀座などにめったに足を向けない僕もいささか残念な思いをしていたら、先日一通の招待状が届き、なんとその中心の一角に新たにジャズ・ライブ・レストランが誕生師、そのプレ・オープンの招待状だつた。

 店の名前は“ノー・バード”。このバードとは鳥の名前ではなく、かつてクリント・イーストウッドが監督したジャズ・フィルム“バード”のバード、即ちモダン・ジャズの開祖とも言われる夭逝した天才サックス奏者、チャーリー・パーカー=バードのことで、今バードはいないが、そのジャズ・スピリッツを引き継ぎたいと言った、熱い思いも込められているに違いと、ぼくは睨んだのだが…。

 外堀通りのリクルート・ビルの間近にあるビルの地下にこのクラブはある。キャパは60人ほどで、今時珍しくバブリーなつくり。オープニング・アクトを務めたMegと言う若手シンガーも盛んにバブリーと言う言葉を使っていたのも何かファニーな気がしたが、まあいずれにせよ花の銀座に久々に誕生したこのジャズ・レストラン、出演者も若手の有望株が多いようで、末永く続いていって欲しいものと願っている。但しミュージック・チャージ代とか料金がどうなっているのかは、オープニング・パーティーでははっきりしませんでした。その点はまた調べてみます。


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