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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日23:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.69~鬼才渋やんこと渋谷毅氏~】

 「50年弱」という音楽専門番組では“ギネス級”の長寿(だけではあるのだが…)を誇る我が“テイスト・オブ・ジャズ”。これまでにJ-ジャズの有名ミュージシャンのほとんどが、一度はスタジオに足を運んでくれているというのが、まあぼくのささやかな自慢ではある。

 ところが意外に未だスタジオに来ていないミュージシャンもいたのだ。筆頭はサダオさんこと渡辺貞夫氏。もう40年以上の付き合いだが「うちのサダオはノー・ギャラでは出さないわよ…」と奥さんに釘をさされて以来、どうもスタジオに来て欲しいと頼みずらいのだ。50年弱の殆どをサス番組(ノー・スポンサー)としてやってきたので、出演者のギャラは一切なし。時々は嫌味も言われるが、まあ仕方ないと言ってみなさんが出演してくれるのには本当に感謝である。まあサダオさんは別格として、気付かずに声を掛けていない人もいる。その代表格の一人が、日本の誇る鬼才ピアニスト、渋やんこと渋谷毅さん

 その彼を番組アナウンサーの山本郁が連れて来た。どうやら彼のライブに行き、声を掛けたらしい。このところデュオのアルバムを積極的に出している渋やんは二つ返事で出演OKしたらしい。芸大出のこのピアニスト(恐らく芸大出身の初めてのジャズメン)は、天才肌でなかなかに気難しいことでも知られているが“そういえばこの番組の出演は初めてだなー”と言うことになって、色々と面白い話を聞くことになった。彼が絶大な信頼を寄せていたバタやんこと、ベーシストの故川端民生とのデュオ共演作をメインに、色々と話は尽きないのだが…。彼の話は先週の”テイスト・オブ・ジャズ“で既にオン・エアーされてしまったが、それにしてもこのアルバムの川端は素晴しく、録音も完璧で感動もの。

 番組の収録が終わったのは午後4時過ぎ。“渋谷さん、お茶でも飲みましょうか…”と誘ったら、“いやーお茶なんかよりもお酒を…、と言うので夕方から延々飲んでしまい、暗くならないうちにすっかり出来上がってしまい、恥ずかしいかぎりでした。


渋谷毅氏(左)と山本郁アナ


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