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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30+再放送毎週日曜日20:00-20:30でオンエアー。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.55~スペインからの美女登場~】

 今は物が売れない時代と言われるが、その中でも目立って不振なのがレコード業界。かつては100万枚を越すアルバムも幾つかあったが、最近はあの“AKB48”位で、業界関係者が集まっても暗い話ばかり…。ジャズの世界も当然それに準じており、本当に売れ無いようだ。

 そんな仲にあって比較的安定しているのは、ピアノ・トリオと女性ボーカル陣。それだけにアルバムが出るのも、この2つになってしまい、必然的にこの関係がゲストに来ることも多い。6月から7月にかけては御大マーサさんをはじめ、4人ばかりボーカリストが並んだが、その殆どは自身からの売り込み。そんな中で少し変わっているのは、スペインからの美女ボーカリスト。名前はカルメン・クエスタ
 いかにもスペイン系の名前(芸名か…)だが、今はアメリカ西海岸在住で、年令も決して若くは無い。そんな彼女がジャズ、と言うよりもボサノバ・シンガーだが、なぜプロとしてやっていくことになったかと言うと、彼女が結婚した相手が、アメリカ・フュージョン・ジャズ・シーンでは最も有名な一人、チャック・ローブだったことによる。若い頃はスペインで唄っていた彼女も、ローブと結婚し、子供が出来てからは育児に専念、歌の世界から離れていたのだが、彼女の鼻歌を聞いた関係者からの勧め、それにだんなのローブが後押しし、再デビューとなったと聞く。それだけにその素人ぽさも彼女の魅力のようだが、新作『私のボサノバ』は、カルロス・ジョビンの曲を彼女なりに唄った和みの1枚。彼女の気持ちよいボッサと親しみ易いトークは、7月9日にオン・エアーする予定。旦那のチャック・ローブも今回も一緒に来日、メッセージをいただいたので期待してくださいね。


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