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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.27~明けまして~】

 2011年元旦、新しい年を迎えた。このジャズ・コラムも、前身の“ジャズ徒然草”時代からするともう5年余り…。ジャズを中心にラグビー、温泉、ハードボイルドなど、ぼくの興味あることを、週1回のペースで書き散らしてきたが、まあよく続いているものと、我ながら感心する。皆様もこれに懲りずに、今年もまたよろしくお付き合い下さい…と、ここは殊勝にお願いするしかない。

 さて番組の”テイスト・オブ・ジャズ”だが、今年の第1弾は気鋭の評論家、杉田宏樹くんを迎えて、彼が今年期待するミュージシャンとシンガーを5人ほど挙げてもらい、そのアルバムを聴きながら、ジャズ界のこの1年を展望しようと言う趣向。何が飛び出すかは聴いてのお楽しみだが、ぼく自身はこのCD不況下の時代にあって、元気なのは一般世間と同じく女性だと思っている。即ちフィメール・ジャズの時代が、本格的に到来しそうな感じも強い。
 
 昨年を見ても上原ひろみ、大西順子、山中千尋、寺井尚子と活躍したのは圧倒的に女性陣。そしてJ-女性ジャズの大御所、秋吉敏子さんも自身のオーケストラを再結成と、アマゾネス軍団の前には男性陣は何か形無しと言った感じ。その上ボーカルといえば、圧倒的に女性のもの。男性では小林桂、TOKUなどほんの数えるぐらいしかいない。この傾向は何も日本だけでなく、本場のアメリカでも見られるようだし、男性が草食化し、女性が肉食化して行く…。ジャズにおいても、その転換点がこの2011年なのか…、注意深く見守って行きたいものだ。

 さてそんな女性の時代で今最も注目の存在が、弱冠18才の寺久保エレナ。札幌在住の高校3年生の彼女が、1月第3週の“ジャズ”の時間に登場してくれることになった。その録音の模様などは来週お伝えしたいと思う。ではまた今年もよろしく!


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