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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol⑱~ジブリ・ミーツ・ジャズ~】

 ”風の谷のナウシカ”に始まり”となりのトトロ“崖の上のポニョ”など、宮崎駿監督の“スタジオ・ジブリ”アニメ作品は、どれも素晴しいし、圧倒的な人気を誇っている。ぼくはもう30年ほど前に、試写会で”ナウシカ“を観て、こんな作品が日本でも生まれるのかとびっくりしたのだが、その監督が高校の先輩であったのにも驚かされた。彼は学習院大のようだが、ぼくの高校ではかなり珍しい進路先でもあった。残念ながら未だ面識は無い。

 そんな宮崎駿アニメは、その主題曲&主題歌が素晴しいことでも有名だが、この主題曲&歌をジャズ化したアルバムもこれまで沢山出されており、もう20作を超えるのではないかとも思われる。そんな中にあってこの夏、また1枚新しいジブリ・ジャズ作品が登場した。立石一海トリオのアルバムである。

 この立石君だが、ぼくの知り合いのひとりで、ちょっと前までは“ビクター”のジャズ担当。”熱帯ジャズ楽団”を始め数多くのアルバムをプロデュースしてきた男である。業界では学生時代にジャズを演奏していた連中も多く、中には本場の”バークリー音楽院“出身などもいる。それぞれが腕に自慢をもっているのだが、その中でも最も腕の立つ一人と注目の的だった。

 そんな彼がこの“CD不況時代”のなか、プロ・ミュージシャンに転向してアルバムをリリースしたという次第。腕があるだけに、このアルバムが評判を呼び、大手の“CDショップ”などでも売れ行き1位を記録している所も少なくない様だ。プロ転向以降は会っていないのだが、売れ行きも良いようだし、なにより実に性格の良い気持ちよい男。そこで自慢のアルバムを持ってスタジオに来てもらうことにした。他の“ジブリ・ジャズ”とは一寸違う素敵なこのアルバム。ジャズ初心者にもぴったりなだけに是非耳にして欲しいもの。

 彼の登場は10月30日の“テイスト・オブ・ジャズ”にて。乞うご期待!


ピアニストの立石一海さん


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