12月31日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2020/12/31(木) 19:00
テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.546~年の最後に

 コロナ禍による「災」と「(ノー)密」に明け暮れたこの1年も、ようやく終わりを迎えることとなった。ぼくはほとんど見ないのだが、あの国民的番組、NHK紅白歌合戦も密を避ける意味合いから、無観客歌合戦になると言うし、暮れの恒例行事=ベートーベンの第9コンサートも、大人数の合唱隊を間引いて実施などと、どこも「薄」が強調され、ますます日本人の人間関係も薄味になり、厚顔の政治家ばかりがのさばる...と言った悲惨な状態になっている。
 ジャズ界でも「薄」は浸透、ライブなども次々に延期ないしは中止、ミュージシャンやシンガー達は寂しくもやるせなく、中には生活の行き詰まりすら伴う連中も少なくなかった。そしてジャズ界では今年の一文字がもう一つ「閉」。これはジャズだけでなく、飲食業界全般に言えることだが、老舗の飲み屋・居酒屋等も次々に閉店に追い込まれ、コロナ禍第3波到来と言われるこの冬は、ますますその傾向は増している様である。我らが拠点だったジャズ銘店=新宿「J」も3月に遂に店を締め、全国各地のジャズ喫茶も閉店が続いているとも聞く。寂しい限りである。

 そんな中我がジャズ番組「テイスト・オブ・ジャズ」、なんと怒涛の57年目(?)に突入、恐らく世界のラジオ音楽番組の中でも、最長の一つとして頑張っている。特にジャズ番組に関しては、ほぼ間違いなく世界最長記録を更新中...、とぼくや進行役の山本郁嬢は固く信じている。中身の充実度では他にも数多くの素晴らしジャズ番組があるが、その放送期間の長さ、ノーギャラと言う過酷な状態で50数年も続けられている、この2つだけはどこにも負けない自負がある(そんなことを自慢して何になるかと言うご指摘も多いが...)
 まあこれだけ続けられたのも、ファンの皆様のご支援もあるが、やはりジャズと言う音楽の持つ素晴らしさ故だろう...。まあ後どれくらい番組を続けられるかは、今はしかとはしないが出来るだけ頑張るつもりですので、ご声援よろしく。
 
 番組来年第1弾は、今ジャズのフィールドだけでなく、各方面で大活躍中のピアニスト、作・編曲家のクリヤ・マコトに登場してもらう。アメリカの大学で数学の学士を獲得、その道に進むはずだったのが、どういう訳かジャズピアニストになってしまい、今や日本のポップス音楽界の最も売れっ子の一人と言われるクリヤ・マコト、久々の番組登場です。そしてその次週も、ジャズ以外の分野での活躍も目立つ、才媛ピアニスト&作・編曲家の宮本貴奈。名門バークリー音楽大学を優秀な成績で卒業後、なんとカントリーの本場とも言われる、中西部の大都市ナッシュビルに移り様々な一流アーチスト達のバックを務め、その力量を高く評価されながらも帰国、今は郷里の結城市に住みながら(観光大使でもある)、仕事の時は東京などに通うと言う優雅にして超多忙でもある彼女。なんと7年ぶりの番組登場でもある。
 この2人以外にも山下洋輔さんなど大物や注目の若手など、多彩なライン・アップが並びますので期待してください。よろしく。

【今週の番組ゲスト: 音楽評論家の青木和富先生】
2020 今年のジャズ」
M1Undertow  / Joshua Redman Quartetto」『RoundAgain』より
M2Part Ⅰ / Keith Jarrett」『Budapest Concert』より
M3Civet / RS5pbRuike Shinpei 5 Piece Band)」『RS5pb』より
M4This Dream Of You / Diana Krall」『This Dream Of You』より
M5Look for the Silver Lining  / Brad Mehldau」『Suite: April 2020』より


12月24日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2020/12/24(木) 19:00
テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.545~老兵は死なず

 「老兵は死なず...」と言う有名な言葉がある。
 マッカーサーと言う米軍の有名な司令官、戦後すぐの日本に圧倒的な権力を保持していた人物が、第一線を引退した時に語った有名な言葉だが、今やそのマッカーサーなる人物の名前を知るのも、60代半ばから上の連中ぐらいになってしまった。それだけにもしかしたらこの言葉も今はもう死語かも知れないが...。かく言うぼくも、マッカーサーの名前は子供の頃良く聞いた覚えはあるが、もの心付いた時にはもう彼は帰国しており、その姿を実際に拝んだり、その威光に触れるなどと言うことは無かった。
 その有名な引退の言葉が、先日全国の新聞紙面に踊った。あのマイク・タイソンが、同じくボクシングの世界で4階級制覇を成し遂げた、ロイ・ジョーンズ・ジュニアと言う、タイソン同様やはり伝説のボクサーとエキジビションマッチを行い、両者引き分けたと言うニュースのキャッチワードが、この「老兵は死なず...」だったのである。ボクシングに詳しくないので、相手役がそんな伝説の人だとはついぞ知らなかったが、この余興試合は有料配信されかなりな高額料金と聞くが、全世界で120万件以上の視聴があったと言う。凄い数だし流石はタイソン、「老兵は死なず」であるし、むしろ現役の日本ボクサーなどより、よっぽど立派なファイト振りだったと思う。

 ぼくが見たのは全中継ではなく、そのダイジェスト版だけに人気者タイソンの健在ぶりがクローズアップされる編集がなされた所はあったろうが、誰が見てもタイソンの健在ぶりは鮮やかだったし、その重いパンチは現役時代とも遜色ないものだった。相手役ボクサーもその凄い気魄とパンチ力に完全脱帽だっだが、凄まじかった。そしてかつての悪ガキを絵に描いたようなタイソンならば、自身の勝利を主張して止まないところが、快く引き分けを認め会心の笑顔で記者会見に臨んだ辺りも、流石54才にして功成り名を遂げ、円熟味を増した今のタイソンがそこに居た。

 この「老兵は死なず...」はその後に「ただ消え去るのみ...」と続く。こう続くとこの言葉が定年退職者の挨拶にぴったりだし、チャンジーのぼくの今にも当てはまる言葉かもしれないがボクシング界のレジェンド、マイク・タイソンには、やはり前部分の「老兵は死なず...」だけでないとぴったり来ない。その後に続く言葉は「より元気に...」と言った感じか...。それほど凄いパフォーマンスだったと思う。ゴルフや野球などではマスターズトーナメントなるものも存在するが、生身をぶつけ合う格闘技ではそうはいかないのだが、ここでのタイソンはそんな思惑を吹き飛ばしてしまった。これからはボクシングのマスターズトーナメントなるイベントンも実現するかもしれない...とも思わされた。
 翻ってジャズ界では「老兵は死なず...」の好古の例がサダオさんこと渡辺貞夫と、海の向こうのレジェンド、ソニー・ロリンズだろう。同じサックス吹きだがロリンズはこの所はライブなど行っていないが、サダオさんは元気そのもの。恒例の年末ライブを実施、コロナ禍を吹き飛ばすような元気ぶりである。「老兵は死なず」そして「更に元気に...」を実行に移し、いつまでもJ-ジャズの為に頑張って欲しいものである。

【今週の番組ゲスト:作編曲家、ピアニストの遠藤征志さん
M1HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS / Mr. Jazz Quartet
M2WHAT A LITTLE MOONLIGHT CAN DO / Kiss the Cats
M3CHARADE /  Kiss the Cats」
M4O HOLY NIGHT /  Mr. Jazz Quartet

12月17日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2020/12/17(木) 19:00
テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.544~もういくつ寝ると

 色々波乱と混乱に満ちた年だった2020年も、もう残り僅か...。コロナ禍以外にはほとんど何も考えられない1年間だったとも言えるが、ぼく自身もう70年以上生きて来た中でも、最も災事に悩まされ続けた1年だったと思う。年初めの頃は、コロナ禍もこんな酷いことになるとは想像出来なかったが、2月ぐらいからは直ぐにドン底状態、本当に最悪の1年間だった。日本がどうにかこのコロナ禍をやり過ごせたのは、志村けん、岡江久美子と言う2人の有名人のコロナ死だったのではないだろうか...。あの死亡ニュースによって、新型コロナは怖いものだと言う認識が全国民に徹底され、マスク着用や消毒励行なども実施。自粛警察などのコロナ禍監視社会の徹底が、全く好ましからざることなのだが、ある程度の抑制に繋がったとも言える。
 個人的にはこのコロナ禍に加え、この夏終わり頃から番組面でのあるトラブルに巻き込まれ、11月初め頃までおよそ3か月間も悩まされ続けた。局員時代にも無かったトラブル勃発で、止まぬコロナ禍と合わせダブルショック状態、個人的にも全く混沌・困惑の年だった。

 さてそんな2020年も、もうジエンド。と言うことで毎年恒例の「今年のジャズこの1枚...」、ジャズ専門誌やジャズサイトからも依頼を受け、頭を悩ませどうにか選出した。まずは海外編。こちらはブラジルを代表するピアニストにして作・編曲家、教育者でもある、アントニオ・アドルフォのミルトン・ナシメント集『ブルーマ』(輸入盤)。ナシメントは「ブラジルの声(心)」などとも呼ばれる、ブラジルの北島三郎とも言えそうな大シンガー。ジャズとの親和性も強く、ハービー・ハンコックやウエイン・ショーターと言った巨人達との共演は、ジャズファンならばもうよくご存じの筈。そのナシメントの作品集を、アドルフォは何時か作り上げたいと思っていて、今回ようやく実現したのだと言う。それだけにその力量が最大限に発揮された、ブラジリアンジャズならではの、軽やかで充実した力作で、グラミー賞のラテン部門でも最高賞に輝いた筈の作品である。

 そして国内編だが、これがまたなかなかの難物。このコロナ禍でジャズプレーヤーやシンガー達にも大きな影響が出ており、ライブ活動は出来ないうえにライブハウスも次々と閉鎖。我らが拠点とも言える老舗ジャズクラブ、新宿「J」も、マスター幸田稔君の奮闘むなしく、遂に40数年の歴史の幕を閉じてしまった。それだけにジャズにとって実際の活動が非常に難しい1年間で、更にアルバムも出せなくなり、そうした様々な悪条件などにより、国内盤の1枚を選ぶのは困難な作業だった。しかしやらなければならない。
 と言うことでぼくの今年の国内盤の1枚は、注目の若手べーシスト、須川崇志のトリオ=バンクシア・トリオによる『タイム・リメンバード』。故菊池雅章や峯厚介などのバンドで活躍している、バークリー音楽大出身の知性派べーシスト須川は、林正樹、石若駿の今最も才能に溢れた若手による自身のトリオ~バンクシア・トリオを結成、そのデビューアルバムにあたる。ここでは期待通りの素晴らしいトリオサウンドが展開されており、日本的でありながらインターナショナルな響きと魅力にも溢れている、まさに世界に通じるトリオサウンドが、がっちりと提示される。皆様も是非聴いて欲しいものです。

【今週の番組ゲスト:NY在住のピアニストRINAさん】
デビューアルバムRINA」から
M1Journey
M2Shadows Of The Mind
M3Tale Of Small Wishes
M4Run And Rise

12月10日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2020/12/10(木) 19:00
テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.543~ガンバレ海野雅威くん

  今年の10月末、新聞各紙の夕刊に痛ましいニュースが小さく載った。「NYの第一線で活躍中のジャズピアニスト海野雅威氏が、地下鉄の駅で暴漢に襲われ病院に運ばれたが、かなりな重傷で手術は成功したものの、今後その演奏活動が続けられるかははっきりしない...」という内容。そのニュースぼくは見逃していたのだが、知り合いからのTELで知り本当に驚いてしまった。左手のマヒが残りピアノが弾けない状態で、再起できるかは何とも言えない...と言うことだと聞く。余りにも痛ましいニュースである。彼がNYに渡ってもう15年近く、自身のトリオを始めロイ・ハーグローブ、ジミー・コブなどと言った、第一線のミュージシャンのバンドでも活動、NYで活躍する日本人としては随一とも言える存在だった。本場でその力量を認められるようになるまでには、色々と大変なことも多かったに違いないが、その存在が多くのファンにも認知され、ようやく時での災い、何とも悲しく言葉にもならない。

 彼、海野雅威君は、我がジャズ番組とは色々と関係の深い一人。アルバムデビュー直前からスタジオに遊びに来てくれ、NYに渡ってからも帰国する度に「小西さんの番組に出れるのが毎回楽しみですよ...」等と嬉しいことも言って、夫婦でスタジオに来てくれることも多かった。元々彼の存在は彼の良き先輩で、シーンに導いた一人とも言える、チンさんこと我がクラブ仲間のベーシスト鈴木良雄から聞いていた。「小西よー、今素晴らしい才能のピアニストと一緒にやってるんだ。アルバム出すことも決まっているんで、一度番組に呼んでやってよ...」。そのアルバムは今は亡きジャズプロデューサー、ヤソさんこと伊藤八十八プロデューサーのレーベル「88」レコードから出されると言う。彼からもtelがありデビュー前にスタジオ登場と言うことになった。「初めてのラジオゲストで嬉しいです...」と初々しく語ってくれた彼。そのアルバムもチンとヤソ両氏の推薦通り素晴らしいものだった。それから数年後、一段の飛躍を胸に秘め、彼は単身本場NYへと飛び立った。

 それからの本場NYでの活躍は、ジャズファンならば結構知られている所で、全米の有名ジャズフェスなどにも良く顔を出し、その才能は多くのファンも認める所になっていた。また内藤遊人くんが社長・編集長の専門誌「ジャズライフ」でも、NYでの活動エッセイなども連載、その動向はぼくなども毎月興味を持って読ませてもらっていた。そんな折での今回の災い。どうやらコロナ禍での「東アジア人迫害~コロナはアジア人の所為」だとする流布が原因、当然NYにも少なからず存在する、狂信的白人トランプ主義者の仕業...と思ったら、なんと海野君を最も認めている黒人ミュージシャンと同じ黒人(=アフリカン・アメリカン)の若い集団による暴行だと言う。海野君も病床で彼らのこと(犯人はまだ捕まっていないようだが...)を非難しようとしなかったと言うが、その心情は何とも言えない辛い思いがする。

 そしてこの11月半ば、彼の再起を願ってはるか東京の地で、多くのミュージシャン達が彼のベネフィットライブを配信で行った。この配信ライブの立ち上げの中心になったのは、言うまでも無く良き先輩のチンこと鈴木良雄。そしてチンの大学1年後輩で、在米歴40年以上と言うギターの増尾好秋(海野君のNY生活の手助けもしていたと聞く)も、丁度帰国中で積極的にイベントを手助け、自身のアルバムをベネフィットの一助にと寄付している。このライブ参加者はなんと50名弱、NY経験者やNY演奏旅行で彼に世話になった面々など、色々な関りある連中が大挙参加すると言った、空前のベネフィット配信イベントになって大成功だったと言う。
 その中心人物の一人、増尾好秋が今度スタジオに遊びに来て、海野君の現在、今回の配信ライブイベントの様子、彼自身のNY生活などについて、話してくれるこが急遽決まった。彼は12月半ばにまたアメリカに戻るので、それまでに収録しないとならないのだが、色々と面白いNY話や海野君の様子なども聞けるはず。12月中にオンエアーする予定なので期待してください。
 増尾ちゃんの親父さんは、あの大評判だったジャズ芝居「上海バンスキング」、そのモデルにもなった一人で、戦前のジャズを支えた功労者でもある。今まであまり聞くことの無かったギタリストの親父さんの話も、今回は是非聞いてみたいとも思っていますが...。

今週のゲストは、ギタリストの増尾好秋さん】
M1One Word2020
M2What Kind Of Fool Am I / 鈴木良雄・海野雅威・セシル モンロー
M3I'll Be With You」
M4Look For The Silver Lining
9月末、NYで暴漢に襲われ大怪我をしたピアニストの海野雅威さんの支援CDOne Word2011』(2011年の東日本大震災の復興支援で制作されたCD。海野さんも参加)は11000円(税込・送料無料)利益は全て海野さんに送られます。こちらからご購入頂けます。

http://www.mediastylist.co.jp/online_store/product/one_word_2011/index.html

12月3日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2020/12/03(木) 19:00
テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.542~20追分冬景色
 
  例年この時期になると追分の山荘の水閉め作業が大変である。大体11月23日の休日前後にこの作業を行うのだが、これをやると以降は一切水は使えず、山荘は完全にクローズとなる。その上今年は温水暖房機器が調子が悪く、部屋も寒くて大分苦労しそうな予感。設備屋さんに診てもらうと言うので、20日に東京から山荘に向かい、ラグビー早慶戦のある23日には帰京と言う結構慌ただしい行程。国立の家から圏央道・信越道と乗り継いで、軽井沢の高速出口まで2時間余り。3連休の一日前だけに、車もそう多くはなくどうやら無事に追分の山荘に到着。庭やベランダなどは一面枯葉の山で、周りの木々も寒々とした趣き。肝心の暖房機器の元栓、1か月ほど前に閉めた時には電気が切れたまま、これは大事と直ぐに管理会社に連絡、後日診てもらうと20年近く使っている機器だけに、不具合で動かないとの返事。設備屋と話をして全面取り換えか...と言うことで、またかなりな出費だと心配したのだが、なんとスイッチをオンにすると完全稼働、心配なので何回も切ったり付けたりしみても問題なし。ホッと一安心だった。

 今年は夏から2か月以上、仕事に関するトラブルで悩まされ続け良いことは無かったのだが、漸く運が向いてきた感じ。この時期=初冬の信濃追分~軽井沢は、朝・晩は氷点下になることも珍しくもなく暖房は暮らしに必須なもので、それだけでも心強い。夜は南軽井沢の高級ホテルに隣接した温泉施設に、地元優先の格安料金サービス券を利用し入浴。ここはお湯の質はそう感心しないが、何せ施設が露天風呂を始め高級感溢れるリゾート仕様で気持ち良い。2か月以上にわたる憂さをすっ飛ばし快調そのもの。
 翌日は早朝から久しぶりの1時間ウオーキング。御影用水のはぐれ鴨の動静が気になり寄ってみると、1か月前には20羽近くが群れていた用水の開口部近くには、またまた定住のはぐれ鴨がたった一羽だけ取り残され、寂しそうに達観した姿で泳ぎ回っている。周囲の葉の落ちたカラマツ林とも相まって、寂しさも増し、いささか自身の姿も投影され寂しさも募る。まあこんなことを考えていても詮無い...と言うことで、かなり無理して1時間以上歩き回る。山荘近くに戻ると3連休の初日だけに、どの家にも珍しく車が止まっており在宅の様子。中でも高級そうに見える車は、2軒先のホテル王、星野リゾートの御大の別荘(ここが登記簿上の本宅と言う話もあるが...)前に駐車されている、イタリア製(?)のスポーツカー。流石!星野。
 午後に設備屋の人が来て点検すると、どうやら温水暖房機はまだ稼働出来そうだとのことだが「もう古いものなので部品は保証できませんよ...」と脅される。自身がチャンジー(爺さん)だけにあと何年...とも思うし、生来のけち根性も加わり、まあそれまで使えれば良しと思い、今回は取り換えるのはやめにした。

 22日に帰京だったが、この1年近く嵌っている温泉が蓼科高原にあり、そこに入浴した温泉水(飲用にもなる)もタダで汲めると言うことで、この所は帰路は1500メートルを超す麦草峠を越え蓼科に向かうことが多く、今回もそのコースで帰る。蓼科の別荘地の中にひっそりと存在するT温泉。石器時代の遺跡T遺跡の直ぐ傍にありながら、入り道が分かりにくく訪れる人も少ない、秘湯とも言えるこの温泉。デトックス効果抜群の素晴らしい湯質でお勧めの療養泉で、実際ぼくの糖尿病数値もかなり改善されている。そしてこれもマル秘なのだが、このお湯の源泉をタダで汲める場所もある。これも本当偶然に地元の人から教えてもらったのだが、これは誰にも教えられないぼくの秘所であり、こと温泉に関してはかなり自信を持っているぼくの、人には言いたくないお勧め温泉でもある。デトックス効果で体の悪点を洗い出し、飲料用の源泉をペットボトルにくみ出し、ここ数か月のストレスを洗い出した。久々意気揚々と帰京した、11月後半の3連休でした。その上翌日の秩父宮ラグビー場での早慶戦、我が早稲田は快勝で慶応を圧倒、もう言うこと無しの数日間でした。

【今週の番組ゲスト:トランペット&ウクレレ奏者の茅野嘉亮さん】
10年ぶりにリリースされた2ndアルバム(カセットテープ)360(サンロクマル)』から
M1Big block!」
M2Ao
M3Zippy!」
M4Cross step!」