7月2日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報] [テイスト・オブ・ジャズ]
2020/07/02(木) 19:00
「テイスト・オブ・ジャズ」は7月より、木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.520~赤木りえ】

 我等がジャズ番組「テイスト・オブ・ジャズ」は、今月から放送曜日が変更になり毎週日曜日から木曜日の夜に移動(再放送は金曜日夜)、新たな心持でパーソナリティーの山本郁嬢共々、頑張るつもりですので色々よろしく...。

 さて今回は先週のこのコラムでも紹介したように「コロナ禍をぶっ飛ばせ~元気の出るジャズを...」と言うテーマの2回目で、今週は元気ジャズと言えばやはりラテンジャズ=サルサと言うことで、カリビアン(トロピカル)ジャズフルートの第一人者、赤木りえさんに登場してもらうことにした。ジャズフルートの大家にして、美形ジャズプレーヤーとしても知られる彼女、今回がなんとこの番組初登場なのである。自身のアルバムだけでこれまで15枚も発表しており、共通の知り合いも多くデビュー直後からアプローチをかけていたのだが、スケジュールなどが合わなかったり、彼女自身が第2の故郷とも言えるプエルトリコに居たりと、NGの連続と言うまさにレアケースがこれ迄だった。それが今度の新作ではライブもコロナの為に中止、家庭の事情もあってここ数年は日本在住などの条件も揃い、ようやくスタジオに遊びに来てくれることになったのだ。感謝・感激である。

 実際の彼女、熱さが売り物のトロピカルジャズプレーヤーにしては実に上品でシックなジャズレディー、想像以上に心惹かれる存在だった。東京芸大のフルート科卒業と言う本格派だが、どういう訳かこの道に迷い込んでしまい、今やカリビアン(トロピカル)フルートの女王とも言える存在として、日本以上にラテンの本場、カリブ海の島国プエルトリコでの人気が高く、この国の親善大使も務めており、ある種プエルトリコの人達のアイドル的存在だとも聞く。そんな彼女だけにこれまでのアルバムは、この国と密接な関りを持ったものが多いのだが、今作はラテンジャズの本場NYに進出して録音したもの。なんとラテン&サルサ界の超大物ラリー・ハーロウが全面協力しており、バックのミュージシャンも彼のつてでNYラテンの腕利きがずらりと顔を揃えると言った豪華さ。ラリー自身も彼女を直ぐに気に入り、何でも協力してくれたと言う。
  アルバムのタイトルは『魔法の国の魔法のフルート』と言うことでウイッグを付けた彼女は日頃とは一変した、妖艶な姿でフルートを手にしており、そのプレーだけでなく姿・形もかなり刺激的で、一寸バンプ風な張っちゃけた趣きもあり興味深い。

 番組ではNYでの録音の模様や、ロックの銘品のラテン化など、色々と新たな取り組みで苦心した所なども語ってくれており、実際にスタジオではフルートを手に、ラテン風、和風、クラシック風などと、それぞれ短く吹き分けてくれており、そのサービス精神にも感謝の一言。素敵な女っ振りで益々ファン度を高めてしまった。
 嬉しいことに彼女は、スタジオ収録後すぐに自身のフェイスブックに番組出演の話を挙げてくれ、その添付した写真には、我が「テイスト・オブ・ジャズ」がラジコのタイムフリーランキング4月分で、同時間帯ラジコ参加番組中全国で第3位と言う好成績を収めた掲示迄、アップしてくれている。まあ手前味噌になるので余りこの快挙(?)には触れないようにしていたのだが、この掲示がアップされているならば大手を振ってその好成績をリスナー&ジャズファンの皆様にお伝えしたいとも思う。「たかがジャズ、されどジャズ」~やはり歴史ある「テイスト・オブ・ジャズである。赤木りえさん、この素敵なフルートの化身には、是非また御登場を...と強く願った次第です。

【今週の番組ゲスト:フルーティストの赤木りえさん】
新譜『魔法の国の魔法のフルート』をご紹介頂きました。

M1
El Paso de Encarnacion(小麦色のお嬢さん)」
M2
The Smoke Rings & Wine
M3
Misirlou
M4
White Bird(Vocal version)