11月2日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報] [テイスト・オブ・ジャズ]
2019/11/01(金) 19:00
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、土曜曜22:00~、日曜22:30~で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.485~ラグビーワールドカップ、ついに終幕】

 このコラムをお読みの方達はもう既にご存じの筈。今回の世界的なラグビーの宴=RWCの勝者について...。しかしこの原稿をものしている現在の時点では、ぼくは未だイングランドと南アフリカという、南北の強豪国同士の戦いになる...と言うこと以外、その結果など未だ知らない。まあぼくの希望的観測ではスプリングボックス=南アフリカに是非勝って欲しい、そして同国初めての黒人キャプテン=キキが、優勝のエリス・カップを高々と掲げて欲しい...。そしてそれこそがl究極のラグビー・ダイバーシティーの実現だけに、是非それを見させて欲しいものと切望しているのだが...、果たしてどうなるものなのか...


 ところでRWCの準決勝が行われた次の月曜日(28日)、上井草にある早稲田ラグビー部のグランドにラグビー界のレジェンドたち10名余りが集まり、子供達にラグビーの愉しさを伝えるイベントが行われた。集まったのは日本や外国の子供たち70名ほどで、これもまさにラグビーを通してのダイバーシティー・ワールドの実現。午後3時ぐらいから開始されたこのイベントに、ぼくも早稲田のラグビー部員たちが手伝いをするというので、取材に駆けつけてみた。
 定刻には大勢の子供たちが集まり、取材陣も多数。抽選で漏れてしまったという親子連れも何組かいて、かなり遠方から来たのでせめて見学だけでも...と、主催者のランドローバー社の関係者の頼み込んでいたが、それも叶わずかわいそうな思いもした。
 確かにハバナ(南ア)、ウイルキンソン(イングランド)、オドリスコル(アイルランド)、グレーガン(オーストラリア)など、ラグビー界のレジェンドが一同に会するこのイベントは、ラグビー好きの子供達には憧れに違いないが、ただラグビー初心者も多く彼らの偉大さは余り伝わっていない感もあった。そんなことは関係なくレジェンド達は、鬼ごっこや球回しなどで子供たちと無邪気に戯れており、その光景は実にほほえましいものでもあった。
 一方手伝いをしていた早稲田ラグビー部は、斎藤キャプテンをはじめレギュラー陣を中心に10数名ほど。イベントの手伝いの合間にレジェンド達にサインをもらったり、一緒に記念撮影をしたりと大興奮の面持ち。口々に「早稲田でラグビーをしていて良かった...」と語っていた。このイベントなにより凄いのは、真ん中に本物のエリス・カップが置かれ、そのもとでブレーできること。

 ぼくが忙しいイベントの間を縫って、どうにかインタビューにこぎつけたのは、RWC史上最多得点をマークしている、スプリングボックスの英雄、ブライアン・オバマと、TVの「ノー・サイド・ゲーム」出演で一躍有名になった、ジャパンの前キャプテン、広瀬俊朗の2人。2人ともこうした子供たち、次代のプレーヤー予備軍達に、是非ラグビーの愉しさを伝えたいし、イベントは意味あることだと語ってくれた。特に広瀬はレジェンド達との共演にワクワクしているし、日本のファンにも感謝の意を述べていた。このインタビューは今度のラグビー特番の中で流れるかもしれない。エリス・カップを囲んでの子供達との写真撮影は、やはりハバナと名手ジャック・ウイルキンソンの2人が大人気で、彼らも気さくにフォトリクエストに応じ、この意義あるイベントは暗くなるまで続けられ大団円を迎えた。

 早稲田ラグビー部の相良監督も子供たちの喜ぶさまを見て「ラグビーってやはりいいものだし、素晴らしいものですね...」と顔を綻ばしていたが、イベントはこの後も全国で展開される予定になっており、地方の子供たちの所も回るようになので、地方のラグビー振興のためにも大いに役に立つに違いない。やはりラグビー、いいものですね。

 さて今回のジャズお勧めナンバーは、NYで活躍する黒田卓也を中心にバリバリのプレーヤーたちが集合したスペシャルユニットが、往年の大ヒットジャズナンバーを演奏した出来立てほやほやのアルバム『ブルー・ノート・ボエージ』から、幼きラグビーキッズたちの巣立ちを祝して、ハービー・ハンコックの名曲「処女航海」にしよう。西口明宏(as)井上銘(g)桑原あい(p)石若駿(ds)など素晴らしい面々が、今の感覚で楽しみながら迫力ある演奏を繰り広げている。J-ジャズの次世代にも大いに希望が持てると思わせる好演奏です。聞いてみてください。

【今週の番組ゲスト:ジャズボーカリストの水上まりさんと、編集プロダクション 天狼の 今岡清さん】

M1KAGARI-BI」(「端縫の郷」より)
M2Paper Balloons Fly Away」(「詩の国」より)
M3「誕生日の夜に」(「誕生日の夜に」より)
M4「ヒカリ・オリナス・モノガタリ」(「詩の国」より)