10月28日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2017/10/27(金) 19:00
テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.381~選挙戦おわる】

「大義無き...」「無気力...」「脱力...」など様々な形容句で語られた今回のご都合主義選挙、小池・前原と言う希代のバカの目算違い(それが狙いだったと見る向きもあるが...)で政権批判の野党票は四分五裂、更に金正日と言う醜悪独裁者の野望なども後押しし、安倍宰相率いる自民・公明連合軍が大勝利。これまで3度も国民の信託を受けた首相はいないなどと宣い、「選挙実施は絶妙なタイミングだった」と自画自賛、臨時国会はモリ・かけ問題追及を逃れるため開催しないなど、以前と変わらない態度。これが許されるものか...とも思うが、ある面で民意の総意でもあるから民主主義国家としてこの結果、ある程度受け止めるしかない。

 
しかし野党も野党、まさか民進党の連中がいくら小池と言う女性版ヒットラー(山東昭子女史弁)へ順風が吹いているとはいえ、誕生したばかりの希望の党に丸呑みされるような案へ乗っかる。まあ前原と言う男は昔からそうだったがここまでひどいとは思わなかったし、それを民進議員も彼に一任などと言って唯々諾々従うなどとは...、開いた口が塞がらない。あの悪名高い「軽口」菅直人も、最初は小池さんのお手並み拝見...などと喜んでいたのだが、それが小池の排除発言からころっと態度を変える...。これでは市民派宰相の名が廃ると言うもの。

 
でも今回唯一良かったのは、枝野幸男と言う「漢」政治家がいたこと。良くあのタイミングでたった一人で新党を立ち上げた(立ち上げられた)こと。もう少し遅ければ今回の選挙、目も当てられないものになった筈で、これからの日本の進路に一つの明かりを照らした感もある。大体選挙スローガンなど実行できるものは無いが、今回の「まっとうな政治を...」は、実に心に響く効いた言葉だったと思う。その上漫画家の小林よしのり、一水会の鈴木邦男(早稲田大の同期で右翼派学生のリーダーで敵対していた)などの右派論客が、彼の応援演説に駆け付けた...と言うところは、これまでには無い政治の注目点だった様に思う。少し心ある論客ならば今の安倍政治許せるものでない筈なのだ。

 
それにしても今や日本の政治・論壇の座標軸は、文芸評論家斎藤美奈子も言うように大きく右旋回してしまい、「産経」「読売」と言った御用マスコミによって、リベラルと言う言葉は左翼の代名詞(もう一つガラパゴス左派もある)として扱われキャンペーンされるほどで、評論家などもこうしたマスコミの姿勢を忖度して語ることを止めつつある。こうなれば小林・鈴木両氏など心ある論客達は、こうした危険な現状を心から憂うしかない。それもこれもあのディアボロ安倍が生み出した悪しき弊害なのである。

 
それともう一つ気になったのは選挙の最終日、秋葉原での演説会。長い旗竿に日の丸をかざした多くの親衛隊が、ゾロっとディアボロ宰相の廻りを固める。何かあのナチス・ヒットラーユーゲント(親衛隊)の集会でも見ているような光景でもあった。ただこの集団にメットを被せたら、数十年前の早稲田大の大隈講堂前大決起集会にも似た構図でもあるのだが...。これからの日本の「希望」は、「漢」枝野代表が下からの目線を保ち続けつつ、まっとうな政治の実現をどう図っていくのか...。それを愉しみに見つめていくしかない。

 
といった所で今回の1曲。生涯ジャズリベラリストとして生き抜いた故チャーリー・ヘイデン(ベーシスト&作曲家)が主催する「リベレーション・ミュージック・オーケストラ」。その力感溢れる素敵なファーストアルバムの最後に収められている「勝利を我らに~ウイ・シャル・オーバー・カム」を...。上からではない下からの改革がなされるように...。我々もひたすら注視してゆきたい。
【今週の番組ゲスト:『ジャズよもやま話』音楽評論家の青木和富さん
『バラードを楽しむポイント』を教えていただきました。
M1It Never Entered My Mind  / Stan Getz
M2What's New / Art Pepper
M3My Funny Valentine / Bill Henderson
M4My Ideal / Kenny Dorham


10月21日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2017/10/20(金) 19:00
テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.380~ハローウィンとジャズ】

 ここ10数年、9月半ばぐらいから10月にかけて、街は異様なカボチャのおもちゃやお面などで埋め尽くされる。所謂「ハローウイン」祭りである。それまではほとんど見掛けなかったもので、オールドボーイのぼくなどは関心も無かったのだが、アメリカから渡りじわじわと若年層や女性陣に浸透し始め、今では秋の一大イベントと言う認識も高まり、街は仮装の若者や子供で溢れかえる。本場アメリカなどではこのハローウイン、恐ろしい仮装集団が実際に街や人を襲うなどと言う、いかにもあの悪漢トランプを生み出した、悪しき大国ならではの事態がここ数年起きているとも言われ、この流行は間もなく付和雷同型社会の日本でも起きるの
では...とも考えられる。しかし多くの連中は果たしてこのイベントがどんな起源を持ち、何時がその当日なのか...、意外と知らないものと思えてならない。と言うことで好奇心旺盛のチャンジー(じい様)でもあるぼくが、恥を忍んで調べてみるとこれはなんとあのケルト民族(アイルランド)由来の収穫祭が起源。そこでは人々が仮装して悪霊を追い払い収穫を祈願するのだそうで、お祭りは10月30日と決まっているとのこと。そうなるとこの日に都心の盛り場~特に渋谷が凄いようだが、そこに出没しなければ仮装した馬鹿な悪ガキたちにも会わずに済むと言うもの。数年前たまたま運悪くこの夜に渋谷の飲み屋で打合せ、帰り道はひどい目にあったので、この10月30日と言う日、オールドボーイ達はしっかりと心に留めておかねばならない。

 
それにしてもこのお祭り、ヨーロッパ移民の中でも最も新参者でもある、アイルランド移民によって新大陸アメリカに持ち込まれた訳だが、今では宗教色は皆無でただ単なる仮装のお祭り日(子供主体だが)と成り果ててしまい、それを秋に何か新たな商売ネタをと考えていた日本の広告業界と流通業界の結託で持ち込まれ、今の異常な隆盛になったと言う次第だ。こんなことに熱中する位ならばもっと政府内閣をしっかり監視する方にでも精力を注げば...とも思うが、それもオールドボーイの孤独な嘆きなのかも知れない。もう世も末である。

 
さてこんな忌まわしきハローウインだが、これを商売のタネにと考えるのはどこも同じで、音楽業界も右に倣え。この時期には「ハローウイン・ミュージック(ハローウインにぴったりな音楽)」なるコンピレーションアルバムもいくつか登場している。ただその多くはなぜかその起源を尊重してか、宗教的色彩の濃いクラシックのコンピレーションアルバムである。そこでぼくのハローウイン関連ジャズナンバーのお勧めを一つ。現代屈指のジャズピアニストの一人、チック・コリアが自身のトリオで吹き込んだ「グレート・パンプキン・ワルツ」。これは『ハッピー・アニバーサリー、チャーリー・ブラウン&スヌーピー』と言う一頃大人気だったジャズレーベル「GRP」が企画したアメリカンコミック「ピーナッツ」関連オムニバスアルバムに収録されているもの(70年代初めの録音)。このコミックならではの愛らしさ全開のジャズワルツで、少しのおどろおどろしさも無い所がなんとも微笑ましくてグッドです。

 
それにしてもこんな仮装のお祭りにうつつを抜かすならば、もっと他にも骨太のものがある筈で、今年はあの革命児チェ・ゲバラの没後50年。少しは彼の生きざまでも...などとも思うが、それならばおまえ自身は...と問われると返す言葉も無い。チェ・ゲバラに関しては大メジャー「ユニバーサル」が、その没後50年を期して「チェ!アフロキューバン・ジャズ」というジャズラテンの素晴らしいコンピレーションアルバムを出してくれた。ディジー・ガレスピーからチューチョ・バルデス、ミッシェル・カミロまでどれも血沸き肉躍る熱演・快演が全14曲、興奮しまくりです。仮装なぞを止め熱き志で...とオールドボーイの繰り言を再び。

【今週の番組ゲスト:SHOTA LEE BIG BANDのリーダー李 祥太さん】
5月にリリースされた1st アルバム『希望峰』から

M1Starting Line
M2「A Simple Pleasure」
M3Kibo-ho

M4But Beautiful
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10月14日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2017/10/13(金) 19:30
テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.379~温泉三昧】

ぼくのようないい年令をしたオールドボーイともなると、どうも出不精と言うか外で行動するのが何かと億劫になってしまう。以前だとあそこはいい温泉だ...などと聞けば、速攻で行動を起こしたものだったが、最近は余りそんな気にもならない。時間はたっぷりあっても、先立つもの(お金)が無い...と言う悲しい現実があり、まずはそれが大きな理由だが、それと同時に何事にも行動する意欲が沸かなくなっており、腰が重くなっているのである。

 
まあこんな具合だからこの所新しい温泉探求もほとんど行かなかったのだが、少し前に追分の山荘に滞在した折、思い立って以前から行きたかった妙高・黒姫近郊の妙高温泉群(頚城温泉群とも言える)の温泉を訪れてみることにした。妙高山には未だ登ったことは無いのだが、黒姫・飯綱と言った北信を代表する幾つかの山(妙高など北信五山と呼ばれる)の頂は数度踏破している。この山塊の主峰、妙高山にも山仲間から誘われ、火打~妙高と連なる素晴らしい縦走コースを歩くはずだったが、特別番組の取材が入ってしまい山行は直前でキャンセル、その時の悔しい思いもあるだけにこの近郊の温泉探訪は、是非実現したいとも思っていたのだ。それと同時にもう一つ行きたかったのが上越高田市。古くからのこの城下町は雁木街など独自の冬風景が残っている印象深い街で、妙高地区温泉群からは30分ほどの所。

 
当日は早朝に追分の山荘から信越道を走り、2時間弱ほどで高田市に到着。城跡やこの町を代表する日本画家、小林古径のアトリエなど市内の名所を巡り、この古都を堪能した。その後一路直江津に向かう。ここは上杉謙信など上杉氏のお城跡=春日城があり、これが完全な山城。上まで行くのにそうはかからないだろうとタカを括っていたらこれが大間違い。たっぷり30分近い山登りで、かなりな汗をかいてしまった。昔の人はこんな所を軽々と昇り降りしていたのだから、その足腰の強靭なことを実感、同時に自身の体力の衰えもだが...。その上に下山道を誤って大回り(道標にも誤りあり...)、なんと上りの倍以上の時間がかかってしまった。トホホな城跡巡りだった。

 
これで相当時間を食ってしまったので、真っ直ぐに妙高温泉群の関温泉に向かう。妙高山は2000メートルを越す越後随一の名山でその麓には赤倉、関、燕、妙高、杉野沢など数多くの温泉が湧き出しており、大きな温泉群を形成している。その中で最も有名なのが赤倉温泉だが、そこから大分高い所にあるのが燕温泉(本当に山奥でここに数軒の旅館あり)で、そのすぐ下に位置するのが関温泉だ。標高1500メートルを越える高山温泉で古くからの湯治場兼スキー場。今スキー場は若者のスキー離れでなかなか成り立ちが難しいようで、関温泉も例外でなく寂れた感じが強く、ぼくのような温泉好きにはそこがまた応えられない所でもある。泊まった宿もスキー客がメインで、日頃は余り泊り客もいないと嘆いており、その日は平日と言うこともありお客は誰もいなかった。こうなるとお目当ての温泉は貸切状態で言うことなし。その上温泉の質も硫黄泉の掛け流し、久々に良質なお湯を堪能した。

 翌日は早朝にそのすぐ上にある燕温泉の無料露天風呂に入湯、これまた妙高山がすぐ真上に見える絶好のロケーション。時間も時間だけに当然誰もいないので、お湯を独り占めで久し振りに温泉の醍醐味を堪能した次第。ここには河原湯と山の湯と言う2つの無料露天風呂があり、河原の湯の方が一般にはお勧めとのことだが、こちらはいささか遠いので山の方にしたのだが、妙高山の突峰がすぐそこに見え、山好きにはたまらない場所で、是非皆さんにも推薦したい。この日はもう一軒池の平温泉(ここは以前来たことあり)にも浸かり、温泉堪能旅は終了。

 
この後はこれも一度是非行きたかった黒姫高原の「童話館」に足を延ばした。この黒姫にはあの童話作家、岩崎ちひろさんが別荘を構え執筆活動に励み、他にも色々な作家の別荘がある場所。広々した高原で、黒姫、飯縄、主で峰の妙高と北信の3名山が見事に見渡せる素晴らしいパノラマ。そこにある童話館は、妙高町が管理する名称通りの童話を扱った美術館で、岩崎さんの別荘も移築されており、自ずと童心に帰れる場所。アメリカの絵本作家、モーリス・センダグの代表作「怪獣たちの住むところ」の特大ポスターを買い求め、また追分の山荘への帰路についた。温泉、ファンタジー、コスモスなど秋の花々...、たっぷり秋を満喫した2日間でした。
 
今回の1曲は、センダグ風な童心とジャズの熱情溢れるジャズファンタジー、今巷で話題の上原ひろみとエドマール・カスタネーダの共演ライブ盤から、ひろみのオリジナル「ファイアー」と言うことにしましょう。特大ポスターは山岳写真家の山写真と一緒に、山荘の壁を大きく彩っています。

【今週の番組ゲスト: スティールパン奏者の山脇妃見子(きみこ)さん】

初のリーダーアルバム
1 ~Talking much about oneself can also be a means to conceal oneself~から
M1Chicken or Egg?
M2Stamp
M3Caribe
M4My Favorite Songs by Panorama 2K17
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10月7日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報]
2017/10/06(金) 19:00
テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.378~ある天才ドラマー】

 かつて一人の天才ドラマーがいた。15才でプロデビューを果たすと「天才少年ドラマーあらわる!」と称えられ、当時の様々な人気バンドに参加、その後バークレー音楽院帰りの渡辺貞夫バンドに招かれ、サダオさんと共に日本のモダンジャズの黎明期を担い、最高のドラマーとして自他ともに認める抜群な存在だった。富樫雅彦である。その彼が亡くなったのは2007年8月、享年67才。

 
ぼく自身は彼の最盛期のプレーを同時代では耳にしたことは無く、たぶん数回だと思うが、それでも豪放にして繊細、凄みあるそのドラミングは実感できた。まさに鬼才にして天才だった。彼は若くしてプロになった人だけに、あの古き良き悪しき時代のジャズの風習~様々に荒れたジャズライフにべったりと浸かった所もあり、少しの間「塀の中」にもいた筈(?)である。そんな彼が70年に不慮の事故(女性に刺される)で半身不随になってしまい、ドラマーとして再起不能か...と言う話まで出たが、ある特殊なドラムを開発、車椅子生活ながらもドラム打楽器奏者として見事にカムバックしたのだった。ただこの事故で脊髄がダメになってしまったことなども影響し、2002年には現役引退、以降は作曲・絵画制作に専念した。

 
この不慮の事故(?)をよく覚えているのは、その事故を知らされたのが当時の人気ジャズ雑誌「スイング・ジャーナル」が毎年正月明けに開催するホテルでのジャズ・ディスク大賞授賞式の場だったからである。確か富樫さんのアルバムもその候補作に入っていたのでは...と思われるが、パーティでの立ち話の最中このニュースが知らされ、多くの参列者が一瞬青ざめたのである。「もうドラムを叩けないのか...」等悲痛な声も上がり、みんなが心配した場面を今でもはっきりと覚えている。

 
それからの闘病と新しいドラムでの修練の日々。両手だけで演奏する独特のスタイルを獲得するまでは、本当に大変だったと思われるが,天才は見事に復活、スケールの大きな幽玄とも呼べそうな独特な富樫パーカッション・ワールドを築き上げたのだった。ただ思う様にプレー出来ないのと病の進行もあり、ついにスティックを畳んでしまうこととなり、作曲と絵画にのめりこんでいったのだった。その彼が書いた作品が素晴らしいと、彼の死後仲の良かったピアニスト、トーサさん(佐藤允彦)が気付き、自身のアルバムで数曲取り上げ、それがちょっとした評判を呼んだ。それを聴いたあるレコード・プロデューサーが、トーサさんを始めサダオさん、洋輔さん、日野さん、そして厚ちゃん(峰厚介)と言った、日本を代表する彼のかつての仲間達5人を招き、彼の書いたバラードナンバーを取り上げるアルバムを作りあげたのだった。

 
『マイ・ワンダフル・ライフ』。この作品は当時のスイング・ジャーナル誌「ジャズディスク大賞/日本ジャズ賞」に輝くことになる(ぼくもこの作品をべストに推した)。そして今年はこの天才ドラマーの没後10年目、そこでこのオリジナルアルバムに富樫さんのドラムソロを前後に2曲配置し、新たな形でこの名盤のEX盤と言う形で再発することが決まったのだった。

 番組ではこのプロデューサー、「ラッツパック・レコード」代表、棚橋まきと氏をスタジオに招き、色々と富樫さん自身やこのアルバム企画動機などについて、お伺いをすることにした。彼のそしてその作品の素晴らしさは、トーサ・洋輔と言う2人のジャズ界を代表するピアニスト達の言葉に表されていますよ...と棚橋氏は言う。「彼と共演すると、身体中の細胞が洗い直され、磨き直される感覚がある」(山下洋輔)、「たった一音聴いただけで誰と分かる、音楽を創るものの最高評価を、彼ははるか以前から獲得してしまっている」(佐藤允彦)。これ以上の誉め言葉はない。この審美的で創造的でもあるジャズアルバムは、今年の芸術祭レコード部門賞の大賞候補にノミネートされているとも聞く。アルバムが芸術祭賞を受賞、真の天才でもあったこの富樫雅彦と言うドラマー・打楽器奏者に、再びスポットが当たることを切に願っています。


【今週の番組ゲスト:ラッツパックレコーズの棚橋牧人さん
】7月20日にリリースされた『My Wonderful Life EX富樫雅彦バラードコレクション』から5曲紹介します。
M1My Wonderful Life / 佐藤允彦 渡辺貞夫」
M2
Reminsce'63 / 佐藤允彦 日野皓正」
M3
Memories / 佐藤允彦 峰厚介 」
M4
Waltz Step / 佐藤允彦」
M5
My Wonderful Life / 山下洋輔」