4月8日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [「テイスト・オブ・ジャズ」プログラム情報] [テイスト・オブ・ジャズ]
2017/04/07(金) 19:00
テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.352~ジャズ講座終了】

 中野区のある公民館から頼まれ、今年の1月末から数回にわたってジャズ講座を担当した。公民館主催の熟年教養講座の一環で平日昼間の開催。それだけに集まった聴講生40名ほどは、ほとんどがぼくと同じ位かそれ以上の年令の女性がメインで、それも半数程がジャズになじみが無いと言う。時間は2時間ほどでかなりな長尺講座である。担当者の方からは前もって「ほとんの人がジャズを知らない人達ですから...」と聞かされていたので、大きなテーマは初めての人にも少しは馴染みやすいようにと、「日本のジャズ~日本のジャズもこんなに素晴らしく愉しい...」とした。そしてその中から、戦前のジャズ~日本のジャズ創成期から戦後の進駐軍ジャズ、更に日本のモダンジャズ開国と発展、そして中野区と言う土地柄も考え「中央線ジャズ」などとそれぞれのテーマ立てをして、講座を開講することにした。

 
まあそういっても決して型苦しいものではなく、至って解り易く興味深いものにしようと考えて進めて行くことにした。その1回目が「戦前のジャズもこんなに活気があった...」と言うことで、以前このコラムでも書いた、エノケンや笠置シズ子、日本のジャズソングの草分け=二村定一、ディック・ミネ、川畑文子、そして服部良一迄、またそれ等に関連したフランク・シナトラなどの本場のシンガーやビッグバンドの演奏なども織り交ぜ2時間の講座を無事終了、手前味噌ながらもなかなか好評だったようで、担当者の方からもお褒めの言葉をいただいた。聴講生のおばさま方もジャズは知らなくても、エノケンや笠置シズ子、ディック・ミネなどは小さい頃のスターだったので馴染み深かったようで、質問のコーナーでは「日本のジャズでどうして美空ひばりが出てこないんですか...」などとも聞かれ、それは次回以降とも答えたりしたが、全体に結構な盛り上がりだった。

 
講座の主体が中野区の公民館と言うこともあり中央線ジャズのテーマで講座を進めた時には、中央線でいかにジャズ喫茶が栄えたか...などの話も、実際のジャズ喫茶の名前を上げて話たりもした。それ以上にこの回では中央線ジャズの総帥、天才アケタこと、ジャズピアニストにして西荻ジャズスポット「アケタの店」のマスター、日本のオカリナの代表者等々、多才な顔を持つ明田川荘之大先生にご登場いただき、実際にオカリナや電子ピアノでのジャズ演奏まで御披露してもらい、その盛り上がりは最高。ただ初回に比べるといささか聴講生の数が少なかったのは残念だったのだが...。アケタはこの公民館のすぐ近くの女子美術大で、今年まで10年余りジャズの授業を持っており、今は健康状態がすぐれないので講座は休止とのこと。実際いささか元気ない様子で心配したのだが、いざ講座が始まりゲスト登場となると例のユーモア満載トークで皆を愉しませ、実際の演奏で興奮させるなど、長年務めた美大ジャズ講師の肩書通りの素晴らしさ。ぼくも彼に大分助けられスムーズに2時間過ごすことが出来ました。アケタ先生ご自身も調子悪い中、本当に色々有難うございました。謝謝!

 
中野区でのジャズ講座の締めは、公民館近くの老舗ジャズ喫茶「ジニアス」での実践ジャズ教室。元々渋谷の百軒店にあったジャズの名物店がこの中野新橋の地に移ってもう数十年、今や完全に地域に根付いたジャズ喫茶として地道に活動しているこの店の名物マスターにもご登場頂き、ジャズ喫茶の歴史やこの店での音楽の楽しみ方、素晴らしいスピーカーでのジャズ鑑賞の仕方等々をレクチャー頂き、お店の旨いコーヒーやケーキを愉しみつつ学んで行くという、いかにも締めに相応しい内容で参加者は大満足。メデタシメデタシの幕終いで、数回のジャズ講座はお開きとなった。
 
4月からもまた似たようなものを考えたいとのことだが、果たしてどうなるのやら...。

【今週の番組ゲスト:「やまや」の山崎ふみこさん(Vib)、平山織絵さん(Vc)、山田貴子さん(Pf)、昨年末リリースされた『山下白雨』から】

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